最近沖釣りを始めた友人の久田さんに大きな魚を釣ってもらおうと、9月4日にワラサ狙いで三浦半島剣崎松輪港の成銀丸へと向かった。
4時過ぎに港入口にある船宿に到着。
空いていた左舷ミヨシ2~3番の釣り座を確保してから港へと向かう。
5時半過ぎ、22名の釣り人を乗せて出船し、港前でしばらく待機。
6時になると船は全速力でワラサのポイントへと向かった。
経験上朝一番がチャンスなので、開始の合図と同時に投入できるようあらかじめプラカゴにコマセを八分目ほど詰めて準備しておく。
水深35m前後の下浦沖に到着すると、「タナは海面から25mです。準備ができた方から始めてください」と船長からのアナウンス。
コマセの中から形のいいオキアミを選び、真っすぐ1匹掛けにして投入する。
オキアミが回転しないでスーッと落ちていくことを確認し、指示ダナより5m下まで仕掛けを下ろす。
最初はコマセをしっかり効かせるため、3回に分けて強めにシャクリながら指示ダナの25mに合わせ、置き竿にする。
ワラサ釣り初挑戦の久田さんの1投目をサポートしていると、置き竿の竿先が海面に引き込まれた。
竿を手に取り電動のスイッチを入れて巻き上げ開始。
ワラサの力強い引きを楽しんでいたが、海面近くで久田さんの仕掛けとオマツリして痛恨のバラシ。
それでもワラサは回遊していると確信し、テンションが上がる。
すぐにワラサがヒット
再投入して1分ほど待ったがアタリがないので仕掛けを回収する。
3投目、仕掛けをタナに合わせると1分ほどでギュンギュンと明確なアタリが到来。
竿を持ち上げて合わせてから電動で巻き上げる。
海面に上がってきたコマセカゴをハリスがたるまないように気を付けながらオケに入れると、久田さんがタモを持って待ち構えてくれていた。
慎重にハリスをたぐり寄せ、無事にタモに収まったのは70cm級のワラサ。
周りを見るとバタバタとワラサが釣れ上がっており、釣り人同士タモ取りをサポートし合うワラサ釣りらしい活気がある光景が広がっていた。
しかし30分ほどすると食いが一段落。
船中アタリがパタッと止まり、たまにポツッと釣れる程度になってしまう。
仕掛けを回収するときれいにオキアミが残っており、エサ取りもいないようだ。
ミヨシのベテランが釣り座に探見丸をセットしていたので海中の状況をうかがうと、タナ付近に魚群反応は映っているとのこと。
時折活性が高い魚が回ってくるのか、周りでバタバタと数本ほどワラサが取り込まれるが、私たちには回ってこない。
その後も状況は好転せず、12時50分に沖揚がりとなる。
釣果はトップ6本。
私たちは合わせて1本だった。
帰宅後はワラサの刺身に舌鼓。
一日ではとても食べ切れないので、翌日に残りをオイル漬けとどんぶり用の漬けにして冷蔵庫で保存。
しばらくの間、食卓にワラサが並んだ。
釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!
【剣崎松輪港(神奈川県)・ワラサ船】人気ランキング
【剣崎松輪港(神奈川県)・ワラサ船】価格ランキング
【隔週刊つり情報(2022年10月15日号)※無断複製・転載禁止】