8月27日、久しぶりにオニカサゴを狙おうと南伊豆大瀬港の秀丸を訪れた。
当日は私を含めて4人が集まり、船長の指示で左舷ミヨシに釣り座を構える。
船は5時に出船。
ナギの海を40分ほどゆっくりと走り、石廊崎西沖のポイントに到着した。
潮回りを済ませ、船長から釣り開始の合図が出された。
私は幅1㎝長さ20cmほどに加工したサバの切り身をハリに付けて仕掛けを投入する。
下ろしている途中で、「水深は185m。だんだん浅くなっていきます。最初は沖側のポイントから様子を見ていきます」と船長からアナウンス。
着底時のカウンターは195m。
道糸が少し払い出しているので、手前に仕掛けを持ってくるようなイメージで素早く底ダチを取っていく。
一流し目は右舷ミヨシのお客さんとオマツリしてしまう。
船長はそのオマツリを見て潮が悪いと判断したのか、少し浅場の170mダチのポイントへ移動した。
仕掛けを投入し、ここでも同じように底ダチを取る。
少し竿先を下げた状態でコツコツと根歩きさせるように仕掛けを操作し、たまに竿先を頭の上まで大きく上げてエサが上からフワッと落ちていくようなイメージで誘いを入れていく。
当日のオニカサゴ仕掛け
移動先で絶好調
しばらく誘っているとゴンゴンと竿先が小刻みにお辞儀するようなアタリ。
ここですぐに合わせを入れるとスッポ抜けることが多いので、少しだけ竿先を送り込み、しっかりとエサを食い込ませるようにした。
再びゴゴンッとアタリがきたところで大きく巻き合わせると、ズシッとした重量感と魚が暴れる感触が伝わってきた。
電動の中速で巻き上げを開始すると激しい抵抗を見せる。
しばらくして上がってきたのは30cmオーバーのオニカサゴ。
トモのお客さんにタモ入れのアシストをしてもらいまず1尾確保した。
その後も移動した160mダチで2点掛け、さらに移動した180mダチでは着底と同時にアタリをとらえて1尾と、ポイントを移動するたびに30cm前後のオニカサゴを追加し続け、9時までにリリースサイズを含めて8尾と絶好調。
9時を過ぎて水深180~200m前後の深場を狙うようになると、アタリも散発的になってきた。
そこで、エサをサバからアナゴの切り身に変更しエサ持ちをよくしつつオニカサゴを誘うロッドワークを継続していく。
すると納竿30分前にコツコツと小さなアタリ。
少し送り込んで聞き合わせると再び小さなアタリが出た。
さらにもう一度送り込んだ後にゴンッという感触。
大きく巻き合わせを入れるといい感じの重量感。
巻き上げ中の竿の曲がりもこれまでで一番大きい。
「40cmオーバーだといいなぁ」と思いながらも慎重に巻き上げ、自分でタモ入れした1尾は870gと大台にはやや足りなかったものの会心の1尾で大満足。
いい感触を残したまま少し早めに竿を納めた。
釣果はリリース多数で、キープサイズが一人6~11尾。
私は30cm前後を中心に10尾キープした。
南伊豆はオニカサゴのポイントが多く魚影も濃い。
今後も期待できそうだ。
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隔週刊つり情報(2022年10月1日号)※無断複製・転載禁止