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秋の竹岡沖は釣れれば良型!湾奥出船のカワハギ盛況!(岩田屋/千葉県浦安)

隔週刊つり情報編集部

東京湾のカワハギ釣りが水温の低下とともに本格シーズンを迎えた。

カワハギと言えば沖釣りの魚種の中でもテクニカルなターゲットとして昔からファンが多い。

エサ取り名人として知られ、それをなんとかしてハリに掛けるところが究極の面白さだとマニアの間ではささやかれている。

海のフォアグラとも言えるキモのおいしさも魅力の一つで私も大好物だ。

新鮮なものが手に入るのは釣り人の特権ともいえ、これ目当てのグルメファンも少なくない。

いずれにしても人気の色あせないターゲットである。

出足は上々

今シーズンの状況はいかにと、10月31日の日曜日に東京湾奥浦安の岩田屋へと出かけてきた。

電車でのアクセスもよく、シロギスやライトアジ、カサゴなど東京湾の釣り全般に精通。

最近はタチウオにも出船するマルチな船宿である。

もちろん秋から冬にかけてはカワハギがメインターゲットになる。

といってもここ何年かはカワハギに元気がなく、例年なら9月中旬からスタートしていたのだが、今シーズンはちょっと遅い10月2日が初日だった。

そして取材日までに出船したのがもう1回あっただけ。

そのため状況が今一つつかめていないようだ。

朝6時ちょい過ぎに船宿に着き、常連のお客さんや同宿4代目の岩田一人船長とのあいさつは「今日は釣れるかな?」であった。

まあ毎日状況は変わるわけだし釣れるか釣れないかなんて行ってみなきゃ分からない。

釣りは出たとこ勝負でしょ!ということで10名のお客さんを乗せて定刻7時に河岸払いとなった。

目指すは竹岡沖。

湾奥のカワハギ船の定番釣り場である。

航程1時間半ほどと少し長旅になるが、往復は寝ていられるから体力的には楽だ。

船がスローになり釣り場が近づいてきたことを知らせる。

キャビンで待ちわびていたお客さんも一人、二人と外に出て釣りの準備を始めた。

私もカメラを持って外に出たのだが、顔にポツポツ当たるものにぼうぜんとなる。

ウソでしょ!よりによって取材のときに雨予報が当たるとは・・・本降りになったらヤバイぞ・・・。

水深25mから釣り開始。

一斉に仕掛けが投入されたが私は雨が気になって仕方がない。

しかし、その心配はすぐ解消された。

左トモの顔なじみの常連さんがカワハギを手に持っておいでおいでの合図。

すかさず駆けつけると、「1投目からきたよ。今日は活性がいいみたい」と初物を手にうれしそう。

その言葉どおりにミヨシ側でも1枚、さらに1枚と続けて上がり、アッという間に取材成立。

天には見放されたがポセイドン(海の神)は味方してくれたようである。

しばらく同じ筋を流してアタリが遠くなるとチョイと移動。

そのたびに型を見るがサイズは今一つ。

尺ハギを釣らせることで知られる一人船長だけに、このサイズには不満があるようで、ある程度釣れたところで大きく移動。

ここは底が少々荒く根掛かりが多くなるが、その分サイズアップが望めるポイント。

水深は先ほどと変わらないが案の定、根掛かりが多発。

それでもカワハギの活性は先ほどと同様いい感じで、しかも狙いどおり型がよく20~25cm前後が中心。

尺は出なかったが当日最大27cmも釣れて船長もドヤ顔である。

何年か前のバリバリ感には到底およばないが、それなりに顔を見せてくれるから皆さん雨でも心は折れないようだ。

船宿の写真

(左)浦安駅から船宿まで徒歩5分。(右)宿正面の岸壁が乗船場。

釣行の写真

(左)おかみさんが準備した小粒のアサリのむき身が配られる。(右)エサ取りも多いので底から50cmほど上を狙うのも一手。

釣行の写真

竿を激しくたたく引きがたまらない。

釣行の写真

(左)当日最大は27cm。(右)このサイズなら刺身のキモあえが味わえるはず。

難敵あらわる

ベラやトラギスのエサ取りも顔を見せるが猛攻という感じではなく、まぁ許せる範囲。

アタリもなくエサがそのまま残って上がってくるよりも、生命体を感じていたほうがそのうちカワハギが食ってくるだろうと期待も高まる。

ただ、サバフグが多く、エサだけではなくハリごと持っていかれるのには皆さん困惑である。

しかもサイズが30cm超えのデカいのが多くて、尺ハギのような引きで期待させるから紛らわしい。

デカいサバフグを抜き上げると竿先を折ってしまうトラブルもありうるので、ベテランたちは船内に取り込まず、ハリ外しを使って海にお帰り願っている。

しばらくカワハギの引きを楽しんだところで、今度はやや深場を狙うことになった。

今シーズンはこの日を含めて3回目の出船だけに、船長も過去に実績のあるポイントを探って様子を見ていきたいのだろう。

水深35mで再開。

周りには他船もいて期待が持てそうだったが、残念ながら1~2枚顔を見ただけ。

知れたポイントだけに、もう少し水温が下がって群れが固まれば釣れるようになるだろう、とは船長の見通し。

2~3回流し変えたがパッとせず、早朝に狙った辺りに再び移動。

しかし、朝ほどのアタリはなく、エサ取りがハリにぶら下がってくることが多くなってきた。

結局午後からは小移動を繰り返して拾い釣り、定刻14時に沖揚がりとなった。

雨にも負けずがんばった釣果は16~27cmが1~9枚。

スソの方を除いて平均5~6枚といったところ。

船長の読みどおり、勝負はこれからと期待しよう。

釣行の写真

この日の平均は5~6枚。

釣行の写真

25cm以上が船中10枚ほど交じった。

釣行の写真

同船はオモリ25号、30号どちらでもOK。

知っ得!カワハギのコツ

その日の状況でカワハギのいる場所が変わるので、底か宙層かアタリが出るタナを探るのが第一歩。

エサのアサリはていねいにハリに付けること。

適当だとまさにカワハギの思うツボである。

釣行の写真

一日の中でも変わっていくヒットパターンを探すのが楽しい。

カワハギ仕掛け一例

エサ取り名人に対抗するには極先調子のアタリが取りやすい専用竿が不可欠。

人気魚種だけに各メーカーから多種販売されている。

仕掛けは図が基本。

ハリの間隔やハリス長は好みの長さに変える。

集寄やラバースカートなどデコレーションはお好みで。

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