タチウオテンヤの仕掛けや釣り方特集!おすすめタックルもピックアップ
船釣りで人気が高まっているタチウオテンヤ、自分もやってみたい!と考えている人は多いのではないでしょうか。
どんなふうに始めたらいいのか、タチウオテンヤの釣り方や仕掛け・おすすめのタックルについてご紹介します。
目次
タチウオテンヤとは
タチウオテンヤとは、オモリとフックを一体化した仕掛けのことで、いわゆるジグヘッドの日本古来版というとらえ方でいいのではないでしょうか、
そこにイワシなどのエサを装着してワイヤーで固定し、タチウオを誘って食わせる釣り方のことを指しています。
小さくて軽めのタチウオテンヤ仕掛けなら、堤防からのキャスティングで使うケースがありますが、ここで扱うのは、船釣りスタイルのもの。
タチウオはとても歯が鋭いので、リールからの道糸にテンヤ仕掛けを直結することはなく、太めのショックリーダーラインを介するようになっています。
それでも切断されるときは、ワイヤーリーダーをつないでからテンヤ仕掛けをスナップで装着します。
テンヤ仕掛けをセットできたら、船べりから海中へ投入してみましょう。
イワシやアジの群れがいる層に合わせて漂わせ、アタリがあれば一気にフッキングして巻き上げます。
タチウオのバイトはとても明確で、ガツン!と強いアタリを手元で感じ取ることができますから、ロッドを立ててラインテンションがたるまないように、しっかりとリールハンドルを回してください。
タチウオの口の周りは硬く、フックの刺さりが甘ければバレてしまいます。
初期アタリを確実にとらえて、ロッドを大きく振り上げながらフッキングを決めるようにしてください。
タチウオが、よく反応して釣れる時間帯があります。
元々夜行性の魚なので、夕方に太陽が傾いてくると、エサを探しに浅めの層まで入り込んできます。
船の上からなら、居付いている深い層も狙えますから、夕方にこだわらなくてもアプローチを展開できるでしょう。
タチウオは一年を通して釣れる魚ですが、おすすめの時期は6月前後から冬直前ぐらいでしょうか。
とりわけ初夏から10月の間は、タチウオテンヤ釣りのベストシーズンといえそうです。
越冬してきたタチウオは、やはりサイズも大きく、狙って釣り上げたいターゲットに成長しています。
タチウオテンヤに用いるロッドを選んでみよう!
タチウオテンヤに用いるロッドは、軽くて腕に負担の少ないものがおすすめです。
船で沖合いに出ると、釣りをする時間はとても長くなります。
そんな長丁場の釣りを上手くやり過ごすなら、自分の体力が消耗しづらいものを選ぶべきでしょう。
具体的には、ロッドティップかせ柔らかめで、ベリーからバットにかけてしっかりとした張りのある調子のロッドを選んでください。
タチウオテンヤ釣りでは、40号=ほぼ150gといった重めのテンヤ仕掛けを操ります。
それを深い層まで落とし込んで、キビキビと小魚が動き回るようなアクションを加えます。
そんな俊敏な動きを演出するなら、先調子のブランクスのほうが扱いやすいでしょう。
どんなリールがタチウオテンヤ釣りに向いているの?
タチウオテンヤで用いるリールでは、キャスティングをおこなうことはほぼありません。
ボトムから一定の層までの間で、テンヤ仕掛けを上下して誘うのがメインになるので、両軸リール=ベイトリールを使うようにしましょう。
ベイトリールなら、落とし込みの際に発生するアタリを取りやすく、そこから巻き上げるパワーも保持しているので、重いテンヤ仕掛けを操作するのに適しています。
一連の扱いの中で注意したいのは、スプール回転のオーバーラン=バックラッシュトラブルです。
常に親指の腹部分をスプールに当てられるように準備しておくことで、バックラッシュを未然に防ぐことができます。
またさまざまなシチュエーションの釣り場に対応したいなら、巻き上げを自動でおこなえる小型電動ルを使うことも視野に入れたいものです。
理由は、スピーディーに巻き上げ作業を実践できるから。
水深が60mを超えてくると、テンヤ仕掛けを回収するだけでもひと苦労です。
そんなとき電動リールがあれば、心置きなくテンヤ仕掛けの投入・巻き取りを繰り返せるでしょう。
タチウオテンヤの釣り方を丁寧に解説している動画はこちら
タチウオテンヤ釣りに使ってみたいおすすめのタックルを選んでみた!
タチウオテンヤ釣りに使ってみたくなる、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
まずは、ロッドから。
ベイトリールに対応したグリップ・リールシートを持つベイトロッドの中から、軽くて扱いやすいものを選んでみました。
よく曲がりつつも、フックがしっかりとタチウオの硬い口に貫通するブランクスバワーを持っていることが求められます。
ダイワ(DAIWA) 船竿 テンヤタチウオ X 180・R 釣り竿
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ダイワから発売中の、タチウオテンヤ専用のベイトロッドです。
先調子に仕上げられているので、アタリが取りやすくフッキングも決まりやすいでしょう。
全長は1.80mと取り回ししやすく、継数は2本で仕舞寸法は95cmです。
自重は127gとバスロッド並みに軽いですから、長い時間船の上で誘いをかけ続けても、さほど疲れを感じてしまうことにはならないでしょう。
先径/元径は、1.2/11.4mmと細め。
錘負荷は40号から100号で、タチウオテンヤの負荷は30号から60号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、71%です。
実際に手に取ってみると、とても握りやすいグリップデザインになっています。
ベイトリールを装着してもパーミングしやすく、ロッドワークも加えやすいでしょう。
タコやカサゴ・イサキ・ハナダイ釣りなどにもじゅうぶん転用できるので、これ1本持っておけば船釣りを大いに満喫できるはずです。
実売価格は1万円台と、とても安い価格帯に収まっています。
ダブルアルマイト金属ナットでリールフットを固定するように作られているので、安定感がバツグンです。
ダイワ(DAIWA) 電動リール 20 シーボーグ 200J-DH(2020モデル)
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ダイワの電動リール・シーボーグシリーズの中から、ダブルハンドル仕様の200番を選んでみました。
ギア比は4.8対1で、常用巻上速度は1kg負荷時なら152m/分です。
スーパーリチウムを用いた場合なら、168m/分となります。
自重は465gで、最大ドラグ力は8kgに設定されています。
ラインキャパは、PEラインなら2号を300m巻けます。
モノフィラメントラインなら、3号を250mストックできます。
最大巻上力は38kgで、スーパーリチウムを使うと42kgになります。
JAFS基準巻上力は9kg、JAFS基準速度は190m/分です。
実際に手に取ってみると、コンパクトで使い勝手がよく、さまざまなスイッチ類に指が届くように設計されています。
特にJOGパワーレバーは、パーミングしている左手の親指のみで、多くの作業・動作を指示することが可能です。
ドラグにはダイワ定評のATDが装備されているので、安心して大型魚とのやり取りを楽しめるでしょう。
実売価格は6万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。
手巻きの際には巻き上げが滑らかなので、スムーズに実践できる印象です。
タチウオテンヤ釣りを習得して大型タチウオを釣り上げよう!
タチウオテンヤの釣り方や、おすすめのロッド&リールを取り上げてみましたが、いかがでしたか?
船釣りでは、ルールやマナーを守って、同船者に迷惑のかからないよう配慮することが求められます。
釣れたタチウオを水面から揚げる際も、どちらの方向へ持ってくるのか事前に船長さんと確認しておきましょう。
テンヤ仕掛けのフックは鋭いので、取り扱いにはじゅうぶん注意してください。
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