東京湾奥金沢漁港から出船する久保弘丸は、看板のライトアジを始めシロギスやイシモチ、タチウオなど東京湾の人気ターゲットを心ゆくまで楽しませてくれる仕立専門の船宿。
常時仲乗りさんが同船し、釣り人をサポートしてくれるのでビギナーが多くても安心。
平日は7名からと少人数で仕立てられるのもうれしい。
おいしそうなマサバも釣れた
出典:
一番人気は金沢八景周辺のライトアジ
久保弘丸の久保寺弘船長が舵を握るようになったのは高校を卒業してすぐのこと。
仕立船を始めたのは船長のお父さんの代からで、その歴史は50年以上になる。
同船の一番人気は、金沢八景沖や富岡沖など港からも近い釣り場で楽しめるライトアジ。
今年は年明けから好釣果が続いており、25~30㎝級主体にトップ50~60尾ほど釣れている。
日によっては35㎝前後の良型も顔を見せ、マサバやイシモチなども交じる。
ちなみにライトアジはシロギスやカサゴなどとのリレー釣りも可能だ。
また観音崎沖の水深40~80mを探るノーマルのビシアジも受け付けていて、こちらは型狙い。
30~40㎝級の良型がそろう。
これからの時期のおすすめを船長にたずねると、ライトアジはもちろんシロギスやイシモチ、マゴチ、状況によってはタチウオも狙い目とのこと。
春はシロギスとイシモチの人気も高く、リレー釣りで出船する機会も多いという。
シロギスは中ノ瀬などの水深20m前後で20㎝前後の数釣りが楽しめる。
イシモチの釣り場は横須賀沖などの水深30m前後。
ここ数年絶好調のイシモチは25~30㎝級中心に30㎝オーバーの良型も顔を見せ、派手なアタリと強い引きに女性や子供も大喜び。
クーラーが満タンになる日も度たびあるそうだ。
3月からはマゴチも期待度◎。
釣り場は金沢八景沖の水深10m前後で、50㎝級主体に楽しめる。
エサはサイマキが用意されるが、ルアーで狙うことも可能だ。
もはや周年の釣り物?となったタチウオも観音崎沖周辺で釣れているときはいつでも受け付ける。
今年の1~2月にかけては絶好調で、指幅4~5本級のタチウオが面白いように上がったという。
3月以降も続いてくれることを願うばかりだ。
そのほか春はメバルやカサゴ、初夏からは久里浜沖のマダイなどへも出船する。
久保寺船長は実に優しくて親切。
仲乗りとして同船する福井正臣さんも面倒見がよく、メンバーにビギナーが多いグループにはありがたいかぎり。
料金にはエサ、氷のほか仕掛けが含まれている点も幹事さんにとってはうれしいところ。
ぜひ家族や仲間を誘って出かけてみてほしい。
手軽に楽しめるライトアジは女性にも大人気
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アジは25~30㎝級が中心
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釣り方などは仲乗りの福井さんが教えてくれるのでビギナーや子供も安心
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船長さんに聞きました!ライトアジのコツ
「コツはなんといっても、まめなタナの取り直しです。 基本は底から2mで、タナに合わせてコマセを振って、1分待ちます。アタリがないようならタナを取り直して、これを2~3回やったら仕掛けを回収してコマセを入れ直します。釣り方が分からないようなら仲乗りの福井に遠慮せずどんどん言ってください。釣れるまでていねいに教えます」
今回の釣り仲間
取材でお邪魔させていただいたのは、東京都羽村市の山崎佳奈子さんが幹事を務めるグループが仕立てた船。
釣り物はライトアジです。
ライトアジ仕掛け例
(左)手巻きリールのレンタルタックルは無料(右)付けエサはアオイソメ。テンビンとオモリ40号のアンドンビシは無料貸し出し
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春一番もなんのその・アジの食いは絶好調!
久保弘丸を訪れたのは2月22日のこと。
東京都羽村市の山崎佳奈子さんが幹事を務めるグループのライトアジ仕立にお邪魔させていただいた。
当日は子供を含む12名が乗船し7時20分に出船。
久保寺船長に釣り場を聞くと航程20分ほどの富岡沖を狙うとのこと。
数日前は20~30㎝級のアジが釣れ盛り35㎝級の良型も交じったという。
ポイントに到着し、水深30m前後で開始となる。
数日前に絶好調なら、すぐに型を見られるだろうと高をくくっていたが、なかなかアタリが出ない。
「魚探に反応はしっかり出ているけど食い渋っちゃってるねぇ」とは仲乗りの福井さん。
それでも1時間ほどたつとポツポツながら25㎝前後のアジが上がり始め、良型のイシモチも登場。
時間がたつにつれアジの食いは上向いたが、10時を過ぎたころから南西風が強まり、釣りづ
らい状況に・・・(後に春一番だったことを知る)。
しかしだれも釣りをやめることはなく、子供たちもアジをゲットして抜群の笑顔を見せてくれた。
11時を過ぎるとさらに風が強まり、船は風を避けるため陸寄りの水深20mへ移動。
だいぶ釣りやすくなり、コマセが効き始めると次つぎに25~30㎝級のアジが上がった。
いずれも金色に輝き体高があって実においしそう。
しばらくすると食いはさらに上向き幹事の山崎さんはほぼ入れ食い状態。
ほかの皆さんもペースよくアジを釣り上げなんとも楽しげである。
ここではイシモチのほか、しめサバにしたらおいしそうな40㎝オーバーのマサバも上がり、船上は大盛り上がり。
結局アジは沖揚がりの時間まで釣れ続きトップは60尾ほどの釣果。
全員が笑顔で大満足の一日となった。
優しい船長とサービス精神旺盛な仲乗りさんが釣り人を心から楽しませてくれる久保弘丸のライトアジ、おすすめだ。
全員お土産をキープしてニッコニコ!
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お刺身サイズの30㎝級
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釣れるアジは脂が乗っていて抜群の食味
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幹事さん教えて!久保弘丸の魅力とは?
初心者連れでも、優しい船長と面倒見のよい仲乗りさんがたっぷり楽しませてくれます!
「久保弘丸は3年ほど前から利用していますが、最近は月イチペースで楽しませてもらってます。とにかく船長が優しくて仲乗りの福井さんが初心者の面倒をよく見てくれるので、釣りをしたことがない初心者も連れて行きやすいです。来月はシロギスで予約を入れました」とは幹事の山崎佳奈子さん。
ご協力ありがとうございました。
船宿information
東京湾奥金沢漁港 久保弘丸
電話045・781・8757
船は15tの大型船で釣り座は広びろ。「20名までが釣りやすいですね」と久保寺船長
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(左)久保寺弘船長(右)仲乗りの福井正臣さん
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(左)宿は船着き場の目の前(右)ホカホカの味噌汁のサービスがありがたい
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(上)首都高速湾岸線・幸浦ICから向かう場合は金沢漁港の交差点を左折(中)金沢漁港に入ったら左折し直進(下)左奥が久保弘丸の船宿。その手前が駐車スペース
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隔週刊つり情報(2020年4月1日号)※無断複製・転載禁止