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三浦半島の南西部。
三崎諸磯港から出船する光二丸は、諸磯沖を中心に様ざまな釣り物を2隻体制で楽しませてくれる仕立専門の船宿。
休日も5名から受け付けてくれるので少人数のグループにもおすすめだ。
目次
当日のキンメ・クロムツの釣り場は沖ノ瀬の水深360m前後。
三浦半島三崎諸磯港の光二丸は、漁師でもあった先代のノウハウを受け継いだ出口光一船長と三浦進船長が舵を握り、諸磯沖を中心に沖ノ瀬や城ケ島沖、洲ノ崎沖などの多彩な釣り物を楽しませる。
冬～春に人気を集めるのはキンメダイ、クロムツ（ムツ）、ヤリイカ、マルイカ、アマダイ、オニカサゴ、カワハギなど。
キンメやクロムツの釣り場は城ケ島沖や沖ノ瀬の水深250～400m。
キンメ、クロムツともに30～40cm級を主体に楽しめ、これから春の濁った潮が入ればより一層面白くなるそうだ。
ヤリイカは城ケ島沖や沖ノ瀬、洲ノ崎沖の水深150～200mを狙う。
今期は日によってムラはあるが、スルメイカ交じりで胴長20～40cm級が上がっている。
ヤリイカ＆ハモノ狙いも人気が高く、ヤリイカを釣りながら、釣ったヤリイカを泳がせてハモノを狙う。
ブリやワラサ、マダイ、メダイなどが上がり、過去には20kg級のイシナギが上がったこともあるという。
そろそろマルイカも面白くなる時期。
昨年この時期は、すでに亀城根周辺で乗っていたとのことなので今後が楽しみだ。
港から15分程度の近場で楽しめるアマダイもリピーターが多く、25～35cm級主体にこの冬は50cm級が何尾も上がったという。
1人で2ケタ釣果に恵まれる日も珍しくなく、2月も狙い目だ。
オニカサゴは城ケ島沖や沖ノ瀬などの水深100m前後を狙い、300～600g級主体に1kg級も顔を見せる。
カワハギは周年出船可能で、型狙い、数狙い、あるいは両方と希望によって釣り場を変えてくれるとのこと。
そのほかマダイやアジ五目も周年楽しめ、マダイは1～2kg級が主体。
アジ五目ではサバやイサキなどが交じりクーラーの中がにぎやかになるという。
春からはイサキへも出船し、夏はワラサやキハダ、カツオも受け付ける。
同船はリレーも大歓迎で、「春にかけてはキンメ・クロムツ＆ヤリイカや、オニカサゴ＆アマダイの組み合わせがおすすめです」と出口光一船長。
出口光一船長と三浦進船長はともに優しく実に親切。
釣り仲間はもちろん家族連れの釣行にもおすすめしたい船宿だ。
（左）アタリがきて、仕掛けが上がってくるまでのドキドキがたまらない。（右）当日はクロムツが好調。
当日のキンメのアベレージサイズは30～35cm級。
シマノ(SHIMANO) ジギングロッド オシアジガー ∞(インフィニティ) B63-6 スロー系 大型青物 キンメダイ 水深450mまで
シマノ(SHIMANO) 電動リール 17 プレイズ 4000 キハダ 青物 アコウ キンメダイ
（左）キンメ・クロムツ用のエサはサバやイカの切り身。オモリは250もしくは300号を使用。（真ん中）イカヅノ投入器も完備。（右）マグネット板にハリを並べて投入し、同じ仕掛けを繰り返し使うスタイル。
「うちはキンメ、クロムツ用のタックルも1000円でレンタルしているので、予約のときに言ってもらえれば用意しておきます。仕掛けの投入に便利なマグネット板も無料で貸し出していますし、別料金になりますが仕掛けやエサなどもありますから、深場釣りの初心者の方でも気軽に楽しんでもらえますよ」
キンメ・クロムツ用の貸し道具の電動リールはシマノ4000番をセット。
出口光一船長。
取材でお邪魔させていただいたのは、神奈川県鎌倉市の佐藤真哉人さんが幹事を務めるグループ。
釣り物はキンメ・クロムツ＆ヤリイカのリレー釣りです。
光二丸を訪れたのは1月20日のこと。
神奈川県鎌倉市の佐藤真哉人さんが幹事を務めるグループがキンメ・クロムツとヤリイカのリレー釣りで仕立てた船にお邪魔させていただいた。
当日は6時半に出船。
まずはキンメ・クロムツ狙いで船は沖ノ瀬へ向かう。
「キンメは日によってまちまちですが、クロムツは4人で30尾なんて日もありました」と舵を握りながら話してくれたのは出口光一船長。
沖ノ瀬の水深360mで開始。
ミヨシから仕掛けを入れていく。
トモ側で竿を出している幹事の佐藤さんに早々にアタリがきたが、残念ながら巻き上げ途中にバレてしまった。
続いてアタリがきたのはミヨシの堀出雅之さんで、ややあって取り込んだのは30cm級のクロムツ。
流しを変えるとまたまた堀出さんにアタリがきて今度は30cm級のキンメを一荷でキャッチした。
ほかにも同サイズのキンメが上がり40cm級のクロムツも登場。
その後もポツポツとアタリがあり佐藤さんもキンメとクロムツをゲット。
「これで刺身と煮つけが食べられます」と大喜びである。
11時を過ぎたところでヤリイカへ転進。
出口船長は洲ノ崎沖への移動も考えていたが、とりあえず沖ノ瀬で様子を見てみることに。
船を小移動させ水深200m前後で再開。
1投目から胴長20cm級のヤリイカが上がり、流しを変えると今度は右トモで胴長40cmオーバーのパラソル級が取り込まれた。
ほかにも胴長20～30cm級がポツポツ取り込まれ、船上はなんとも楽しげな雰囲気である。
最後の流しでは佐藤さんが胴長40cm級のヤリイカとスルメをダブルでキャッチ。
満面の笑みを見せてくれた。
沖ノ瀬のキンメ・クロムツ＆ヤリイカは2～3月にかけても期待度◎。
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてはいかがだろう。
（左）胴長40cmオーバーのパラソル級も上がった。（右）小ぶりのイカも肉厚で美味。
（左）クロムツ。（右）ヤリイカとスルメのダブル。
優くて親切な船長の人柄にほれ込んで通ってます！
「3～4年前から光二丸を利用するようになったんですが、魅力はなんといっても優しくて親切な船長の人柄ですね。どんな釣り物でもよく釣らせてくれるし、仲間からの信頼も厚いです。今日も十分に楽しめました。次回の予約を入れてから帰ります」とは幹事の佐藤真哉人さん。
当日は4名で乗船し、1人あたりの料金は1万250円。
ご協力ありがとうございました。
優くて親切な船長の人柄にほれ込んで通ってます！
船宿は乗船場から車で数分。
出口光一船長が舵を握る第7光二丸は7.9t「12名までが釣りやすいですね」と船長。
三浦進船長が操船する第5光二丸は5.75t、8名までが釣りやすいとのこと。
（左）三浦進船長。（右）出口光一船長。
【隔週刊つり情報（2020年3月1日号）※無断複製・転載禁止】
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旬の沖釣りをメインにあらゆるシーンの情報が掲載されており、初心者から経験者まで楽しめる内容でお届けしています。
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マダイ●内房のコマセダイ狙い目
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