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日本海の剣先イカをイカメタルで楽しむ。大剣が好調な香住沖の剣先イカ。ボトムからの誘い上げで数、型ともに満足の釣果。

山口雅三

今年の日本海の剣先イカのシーズンは5月半から始まり、当初より大型の連発で好調果が続きました。

餘部鉄橋にほど近い釣りはカニの水揚げでも有名な兵庫県香住。

水深は約50Mのところで、潮流も結構早いところです。

香住でお世話になっている釣り船は「隆盛丸」。

14名乗りの乗合船。時期に応じた釣りを案内してくださる。

船長は気さくで親切。

山立ても確実。

17:00頃港を出て約20分で釣り場に到着する。

やはりベイトを探してアンカーを投入する。

アンカーでの釣りなので潮流の攻略が重要になる。

狙い方は大きく3パターンある。その中でもゲーム性の高いイカメタルでの実釣。

たくさんのメタルバリエーションの中からあたりの多くなるものを次々に試していく。

剣先イカの釣り方は、ボトムを集中して狙うオモリグ(中錘釣法)や複数のスッテを広い棚に合わせ量産につながりやすいサビキスッテ釣法、そして誘いとアクションでゲーム性を高めるイカメタル釣法があります。

スッテとイカの写真

スッテにはたくさんの種類があってどのスッテが当たるかはイカのみぞ知るところ。写真はスルメイカです。

スッテの写真

カラーバリエーションはかなり多く、水中でのアピール力の高いものもあります。

出典:PROGRE公式サイト

スッテの写真

イカメタルのシンカーがすでにスッテの形をしており、仕掛けを立てるための重さが10g~45gくらいまであります。

出典:PROGRE公式サイト

タックル、リール

イカをコントロールするためには、棚を取ることが重要な要素となります。

使用するリールにはカウンターが装備されているものを選びましょう。

PEが0.8号で200m巻きのリールが最適です。

しかし、流れが早い場所では0.6号のPEを使用することもあります。

そのため、バックアップの意味でも2種類のリールを準備しておくことをおすすめします。

イカメタルに使用するロッドには、各社からリリースされている専用のタイプがあります。

ティップが極めて微細で小さなあたりも感知できるものが良いとされています。

それにもかかわらず、反発力があって揺れや振動の余分な残りがないものが最良です。

ロッドの長さは1.8mから2.1m程度のものが取扱いやすく、ヒットも掴みやすいです。

各釣具製造メーカーが出しているメタルロッドを一度ネットで調べてみてください。

豊富な種類があることに気づくでしょう。

昂価なものほど、繊細で軽く、ヒットが掴みやすい傾向にあります。

誘いとアタリ

イカの種類によってあたりはいろいろです。

ドスンと来たり、ガツガツガツと来るのはたいていスルメイカです。あたりがはっきりしています。

穂先をやや引っ張る感じや、くいっとシャープに入るときはアオリイカなどが多いです。

剣先イカはアタリが小さくてさわさわっと来るやさしいアタリで穂先がもそもそするときもあります。

アワセは小さくともきっちり入れてください。

誘いは、小さくしゃくっったりストロークを大きくしゃくったりして、あたりを取る間の待ちの時間を作ることが大切です。

例えば1mくらい素早くしゃくってしゃくりの頂点でしばし止めます。

この時アタリが来ることもあります。

しゃくった後ゆっくり静かにおろします。おろしている途中でティップが上がることがあります。

潮下から1Mくらい斜めに誘い揚げて止め直前に竿が止まるときがあります。

掛かると重量が乗るためかなり重く感じます。

大剣ともなるとハマチを釣ったときのように波長の長い引きが来るときもあります。

高速巻き上げは禁物ですが竿のテンションを緩めることはもっと禁物です。

竿に常に重さを乗せて置き、丁寧なやり取りをしてください。

慌てたり、糸を緩めるとばれることがあります。

特に触腕だけで掛かっているときもあるのでばらしてしまうことになります。

掛かった後追わせ抱きをさせることができればガッツリ抱きしめます。

コンッと当たったら、糸を張るくらいの感じでゆっくり30センチくらいを5秒くらいで獲物が逃げようとする動きを演出します。

そうするとよりしっかり抱いてくることがあります。

スッテの写真

蓄光技術でスッテのエンドに水中で光るもので強烈にアピールする。

出典:PROGRE公式サイト

スッテの写真

ケンの先端部。イカから一番目に付く部分。反射蓄光樹脂が設けられている。

出典:PROGRE公式サイト

まとめ

釣って楽しい、食べておいしい剣先イカ。

和歌山ではアカイカといい日本海ではシロイカといいます。

釣れた時の興奮状態は薄皮表面のコレステロールが赤色に染まり、釣れてしばらく置くと白くきれいな状態になります。

イカの料理はいろいろありますが、剣先は刺身でいただくのが一番。

そして一夜干しもいいですね。

何をやってもおいしいのが剣先の魅力。

冷凍しても味はなかなか落ちません。

むしろやや柔らかくなります。

それが好きだといわれる方もいます。

アオリイカやモンゴウイカのようなもちもち感は少なくとても上品なもたっとした滑らかさもあります。

表現できません。

刺身は透明で美しいです。

そんな高級な剣先は今年はよく釣れた方だと思います。

9月いっぱいできます。

大変人気があって予約が取りにくい時があります。

翌日が休みの時でないと夜間の釣りなので疲れが残ります。

盛期に入ると土曜日はたいてい満船です。状況をよく確認して出かけてみてください。

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