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船酔いする人必見!沖釣りのベテランに聞いた「これを守れば船に酔わなくなる5ヶ条」を大公開!

船釣りマガジン 編集部

船酔いは子供から大人まで、男女を問わずどんなに頑健な人でも酔うことがあります。

沖釣りで船に乗ったのに、船酔いしてしまうとせっかくの釣行が台無しなんでことも。

そこで、こんなことにならないために、誰でも実践できる船に酔わないための5ヶ条をまとめてご紹介します。

沖釣りでの船酔いは要注意

沖釣りで一番の大敵は船酔いですね。

もし、船に酔ってしまったら釣る楽しみはどこへやら、反対に酷くなると嘔吐の繰り返しで船が港に帰り着くまで苦しむことになります。

その日の釣りが気のあった仲間と仕立船で釣りに出ているときは、仲間に無理をいって早めに帰港することもできますが、乗合船の釣りだと自分一人の都合で早めに帰港してくださいというわがままは通りません。

乗合船の場合は、海が荒れてきたとか、入れ食いになってクーラーが満タンになったので、船長の判断で早めに帰港することはありますが、それ以外は決められた時間まで釣りをして帰港するのが原則なのです。

もし何人かが船に酔っても、残りの全員が釣りを続けたければ、釣りを終えるまで苦しみながら待つことになってしまいます。

船酔いの原因とは

どうして船酔いは起きるのでしょうか。

体の平衡感覚は内耳にある三半規管によってコントロールされています。

ところが船に乗って大きく揺れたり、ローリングやピッチングなど不規則な揺れが続くと、実際に見える景色と平衡感覚をつかさどる三半規管にズレが生じ体がうまく対応できなくなって船酔いが起きるのです。

また、酔いは視覚的なものだけでなく嗅覚も関係してきますね。

オキアミやアミエビの強いにおい、釣り船のエンジンの排気など、不快だなと思うにおいを長い間かいでいると船酔い起きるのです。

加えて自分の身体的なことからも酔うことがありますよ。

釣りに行けると嬉しくなって、前夜に早く寝付けず睡眠不足のまま出かけてきたり、体が疲労困憊している状態で船に乗ると、自律神経が乱れやすくなり、これも酔いの原因になるのです。

それと乗り物に弱い人の中で、車を自分で運転すると酔わないのに、人の車に乗せてもらうと酔うという人がいますね。

これは自分でハンドルを握っていると視覚的な情報と三半規管に入って来る情報とが一致しているから酔わないのです。

ですから車に弱い人は、視覚的な情報が得にくい後部座席に乗るのはやめて、助手席に座らせてもらうと視覚的な情報と三半規管の情報が一致して酔いにくくなります。

船酔いは夜釣りで起こりやすい?

沖釣りを始めてまだ3年、やってみたい釣りは沢山あるのですが、いままでに三度も挑戦したのに満足な釣果が得られなかったのがイカの夜釣りでした。

そこで、今度こそはと体調を万全に整え、イカの入れ乗りを楽しみに出かけたのですが、またしても自分のちょっとした不注意で乗り物酔いの薬を飲み忘れ、一人キャビンで船酔いに苦しみながら沖上がりの時間まで過ごしたのでした。

今まで海が穏やかな日は、酔い止めの薬を飲まなくても釣りが出来たので、今日は凪だし大丈夫だろうと高をくくって出船したのが間違いでした。

あとで先輩に聞くと、真っ暗で周りの景色が見えないイカの夜釣りは、昼の釣りより酔いやすいと聞いて一人納得したのでした。

【船酔い対策①】細かい作業は避けて、酔ったら遠方の動かないものを見続けよう

揺れる船の中で道具や仕掛けの準備をしたり、下向きの作業はなるべく避けるようにしましょう。

下を向いて仕掛けをほどいたりハリを結んだりしていると、その内に気分が悪くなり、症状が進めば激しい嘔吐を繰り返すこともあります。

そういった細かい作業は、家で済ませておくか早めに船に乗り込み出船するまでに済ませておくと安心です。

また、ポイントに到着して釣り始めたとき、乗合船の釣りでは、隣の人とのお祭りはよくある出来事です。

もちろん自分で仕掛けをもつらせてしまうこともありますね。

こんな時、下を向いてもつれた仕掛けをほどいているうちに、だんだん気分が悪くなることが多いです。

簡単にほどける場合はそれでいいですが、複雑に絡み合ってなかなかほどけないときは、思いきって仕掛けを切り交換した方が時間のロスもなく、気分が悪くなることありません。

ですので、仕掛けの予備は十分用意して出かけることが大切です。

沖へ出て釣っている間に気分が悪くなったときは、竿を出したままでもいいので遠くの動かないものをしばらく見続けることです。

こうして三半規管を休めてやると気分もよくなり、また釣りの意欲が湧いてきます。

昼間はよほど沖合でない限り何か見るものがあると思うのですが、困るのは夜釣りですね。

上記でも紹介したとおり、昼より夜の方が酔いやすいのは、周りの景色が見えないからです。

もし、視認できる範囲に他の釣り船がいたら、それを見続けるのがいいかもしれません。

【船酔い対策②】気分が悪くなる前に爽やかな外気に当たろう

気分が悪くなったとき早めに外気に当たるといいですね。

この症状は夏場よりも冬場の釣りのときに多いです。

寒いときにキャビンをよく利用しますが、暖房が強くて中に入るとムッとするぐらい暑いときは要注意です。

こんな時、キャビンの奥へ入ってしまうと出入りしにくいので、なるべく入口近くに座り、暑くなってくると時々風に当たるといいですよ。

【船酔い対策③】腹は5、6分目がベスト

乗船する時は、空腹と満腹は避けることです。

早朝に起きて車を走らせると、船宿に着いたころにはお腹もすいてきますね。

だからといって乗船の直前に、苦しいほど食べ過ぎると、船に乗ってから気分が悪くなることがあります。

食事は乗船の1時間ぐらい前に、軽くすませておくといいですね。

このとき船に弱い人ほど脂っこくて消化の悪い食べ物はなるべく取らないようにしましょう。

スナックパンやおにぎりで軽く済ませ、足りなければリンゴやヨーグルト、ゼリーなどで補います。

食べない方がいいのは、ラーメンや天ぷら、ステーキなどで、アルコール類も控えた方がいいと思います。

また、酔うからといって食べ物を控え空腹で乗るのもよくありません。

胃を空っぽにしておくと、これも酔い易いのです。

ですから出船の一時間ぐらい前に消化の良いものを食べ、胃の中を5分ぐらいの状態にしておき、食事が終わったら酔い止めの薬を飲んでおくようにします。

酔い止めの薬は、気分が悪くなったり完全に酔ってしまってから飲んでもあまり効果が期待できないので早めの服用がお勧めです。

酔い止め薬についてはこの記事でチェック!

【船酔い対策④】揺れの少ない場所を選ぼう

酔いやすい人は揺れの少ない場所を選びましょう。

波が高いとき船の中で一番揺れが大きいのは、ミヨシと呼ばれている船首に近い場所です。

波が高いとまるでエレベーターに乗っているような気分で、大きく船首が上下します。船に弱い人は一番にこの場所は避けてください。

次に揺れが大きいのはトモと呼ばれる船尾です。

船首と船尾を避けたら、残るのは胴ノ間と呼ばれエンジンルームなどがある船の中央部分です。

船の前後が激しく揺れても胴ノ間は揺れがましなので、船に弱い人はここを釣り座にしてください。

【船酔い対策⑤】自己暗示

船酔いは体の状態も大いに影響しますが、実はメンタル面での影響も大きいです。

この前酔ったから、今日も酔うかも…。こういう弱気な考え方が一番悪いです。

「俺、今日は絶対酔わないぞ」と自己暗示を掛けて船に乗ると、不思議に酔わないことが多いです。

船に弱い方は、一度試してみてください。

三半規管を鍛えて船酔いを克服!

船酔いは三半規管が大きく関係しているので、三半規管を鍛えることによって船酔いを減らすことが可能です。

鍛える方法は実に簡単です。障害物がない場所を選び、壁や物につかまったりせずに後ろ歩きするのです。

最初は少しふらついたりしますが、慣れてくるとさっさと歩けるようになります。

後ろ歩きが上手くいくようになったら目をつぶって前進する歩き方も試してください。これも効果があります。

また、内関と呼ばれるツボは、乗り物酔いに効くといわれています。

内関は手のひら側の腕にあります。手首を手前に曲げるとシワが出来ますね、

そのシワの端からひじ側へ指3本分(約3cm)進んだ位置にあります。酔った時にそこを押さえると楽になるそうです。 

ここまで万全に船酔いに備えても、波が高ければやはり酔うときがありますね。

もし船酔いしてしまったときは、必ず頭を船の進行方向に向け、できるだけ楽な姿勢で横になります。

進行方向とは逆の方向に頭を向けるとかえって気分が悪くなりますよ。

暑ければ適当に服を脱ぎ、ズボンのベルトを緩めてお腹を締め付けないようにします。

また、船酔いの症状が軽くて気分が悪い程度なら、思い切って吐いてしまった方が楽になることが多いですよ。

釣り人の皆さんもぜひ参考にしてみてください。

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