寒さが厳しくなってくるとカワハギの肝あえが無性に食べたくなる。
そこで肝パン2枚を目標にして12月20日、三浦半島長井港の儀兵衛丸へ向かった。
同宿は釣り場が港から近いこともあって半日船でカワハギが楽しめる。
7時出船で11時沖揚がりの短時間勝負だが、この日は平日にもかかわらず16名の釣り人が集まった。
私は陽当たりを考えて左舷ミヨシに釣り座を構える。
定刻の7時に出船し、10分ほどで港前のポイントに到着。
「始めてください。水深は11mです」と船長からの合図で仕掛けを投入する。
思っていたより水深が浅い。
すぐにでもアタリがくると思っていたが竿先はピクリとも動かない。
胴の間で中型のカワハギが上がったが、最初の流しはこの1枚だけで移動となった。
次のポイントも浅場で水深14m。
エサは取られるようになったがフグなどの外道のようだ。
そんな状況の中、オモリを着底させタタキを入れると、竿先にチクッと微かなアタリを感じた。
一呼吸待って合わせるとカンカンとカワハギ特有の引きが手元に伝わってきた。
上がってきたのは20cmカワハギでホッと一息。
すぐにハリを替えてエサを付けて連釣を狙うも、その後はキタマクラの猛攻が続きなかなかカワハギの姿を拝むことができない。
船長は水深17m、19mとポイントを探っていきポツリポツリながらも本命を手にする釣り人が増えていく。
大型が食った
釣り開始から2時間が経過し、朝イチに狙った水深11mのポイントに戻った。
広く探れるミヨシの特権を生かして左右に海底を小づくように探っていた私の竿に強烈なアタリがきた。
ガガガッという力強い引きに竿が持っていかれる!
青物でも掛かったのかと思ったが、海面近くなって横走りを見せたので、これは大型カワハギに違いないと確信した。
案の定、姿を見せたのは1枚目とは比較にならない大きさで、ゴボウ抜きする勇気がなくそっと道糸をつかんで船中に引き上げる。
すぐに船長が駆けつけメジャーを当てて測ってくれたが28・5cmのビッグサイズだった!
「いや~、大型が上がってよかった。深場は全然ダメなんですよ」と浅場狙いが当たったことを船長も喜んでいた。
その後は右舷でも大型カワハギが釣れて船中が活気づく。
私も18cmを追釣したが、これは肝も小さそうだったので海にお帰りいただいた。
もう1枚肝パンの良型を釣りたかったのだが、11時に沖揚がりの合図が出された。
釣果は18~28・5cmのカワハギが一人0~10枚、私は船中最大の28・5cmを含めて3枚。
目標は肝パン2枚だったが、帰宅後にさばいたカワハギにはメチャメチャ大きい肝が入っていたので十分満足のいく釣行となった。
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