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手軽に楽しむ浅場の根魚 東京湾のカサゴ上昇気配

隔週刊つり情報編集部

水深10~30m前後で狙える手軽な根魚釣りの代表選手といえばカサゴ。

カサゴを専門に狙う乗合船は広い地域から出船しているが、中でも軒数が多いのは東京湾。

4月中旬ごろからの模様は上昇傾向にあり、サイズは大小交じりながらいい日はトップ30~40尾と申し分ない釣れっぷり。

三浦半島久比里から出船した取材日のポイントは竹岡沖の水深25~30m前後。

前半は北風が強く波もあり釣りづらかったが、魚の活性は高いようでアタリは頻繁に訪れ好調ぶりを見せつけた。

ズンズンと重量感のあるカサゴの引きを味わいたいビギナーにもおすすめだ。

釣行の写真

(左)風が弱まり潮が緩んだ後半は良型が目立った(右)20cm前後がアベレージ

サクラの盛りが過ぎると、三浦半島久比里出船のカサゴ乗合の季節が始まる。

ゴツゴツと派手なアタリが竿先を絞り込むカサゴ釣りは私の好きな釣りの一つだ。

4月23日の日曜日、久比里の山下丸にはカサゴファン10人が集まった。

カサゴは私にとって思い入れの強い魚で、子どものころはとくにこの魚が好きだった。

怪獣のような風体にカッコよさを感じていたのかもしれない。

釣り入門書に書かれていたとおりに仕掛けを作り、投げ竿を抱えて磯や堤防に通い、サバの切り身をエサにしたブッ込み釣りで狙ったが、根掛かりばかりでまったく釣れなかった思い出がある。

それが、船に乗ると簡単に、面白いように釣れてくる。

短い竿を小気味よくたたいてくれるアタリが楽しくて、船釣りを始めたころはカサゴ乗合によく通ったものだ。

今でもこの釣りをしたくなるときが定期的にやってくる。

釣行の写真

(上)カサゴは淡泊な白身でどんな料理にしてもおいしい(下)一荷釣りもある

知っ得! 切り身エサの付け方のコツ

サバの切り身は、端っこから1~2mmほど離して真ん中に刺す。

これは、エサが回転するのをなるべく抑えるためだ。

サバの切り身は意外に丈夫で、端のスレスレを刺してもエサ持ちは悪くない。

ハリを刺す方向は、皮側から刺して身側に抜く。

こうするとエサの中心線に正確に刺しやすい。

エサが回転すると枝スが絡んで食いが落ちるので、エサ付けはていねいにと心がけよう。

根掛かり軽減のコツ

7時半の出船時間となり、船はゆっくりと平作川を下って海へと出る。

山下丸のカサゴポイントは多数あるが、大別すると久里浜沖を中心に鴨居~下浦沖にかけての神奈川県側、航路を渡り竹岡~大貫方面までの千葉県側の2系統になる。

この日、山下克範船長が船を向けたのは千葉県側のポイントだった。

まだ水温が低めでカサゴが浅場に上がってきていないので、竹岡沖の深場(25~30m)を狙うとのことだ。

海上は北風が予報よりも吹いていて肌寒い。

30分ほどかけて竹岡沖に着くと投入合図が出た。

オモリを底に着ける、このときにテンションをかけず緩めずの状態でアタリを待ち、潮で船が流されるのに応じて竿先を送り、仕掛けが引っ張られたら、オモリが引きずられて動く前にゆっくりと竿先を上げオモリを持ち上げてから、また底へ落とす。

いわゆる「オモリを歩かせる」という操作だ。

オモリを引きずりっぱなしだと根掛かりが増えるので、オモリを歩かせる操作はぜひ覚えておきたい。

アタリは、オモリを底に着けた直後か、竿先を上げたときにくることが多い。すぐには合わせず、竿先に重みが十分に乗ったところで竿を立てればハリ掛かりする。

竿を入れると同時に何人かにアタリがあり、20cm前後のカサゴが取り込まれた。

しかし、下げ潮による流れがけっこう速いようで、ポイントをすぐに通り過ぎてしまう。

何人かがリールを巻いているときと、だれにもアタリがないときが交互に訪れ、その差が極端だ。

ポイントを外れると船長はまめに潮回りをして、次つぎに新しい場所を探っていった。

カサゴ釣りは根周りを攻めるので、根掛かりは避けられない。

とはいえ、このあたりのポイントはゴロタ石が多いので、引っ掛かったときにオモリを揺さぶるようにしてやると外れることも多い。

根掛かりしたときは、すぐに強く引っ張らずに、糸を張ったり緩めたりしてみよう。

オモリや仕掛けのロストを軽減できるはずだ。

カサゴは根や石の周りに潜みエサを待っているが、住み心地のよいポイントには固まっている。

魚を掛けてリールを巻いている人の脇で、根掛かりを外そうとしている人がいるシーンも多く、アタリのチャンスと根掛かりのリスクは表裏一体ということが、カメラを構えて船全体を眺めているとよく分かった。

釣行の写真

(上)最盛期の夏場は水深10mを切る(下)当日最大 27 cm

Tackle Guide

カサゴ釣りは専用竿が市販されていない数少ない釣りの一つだ。

これまでキス竿、カワハギ竿、マゴチ竿など色いろ使ってみたが、一番しっくりきたのがライトアジ専用竿だった。

穂先の軟らかさ、操作性のよさ、軽さが気に入っている。

ほかには6:4調子か7:3調子のライトゲームロッドもカサゴ釣りにぴったりフィットする。

後半戦は良型ぞろい

船宿で用意されるサバの切り身はきれいにカットされている。

切り身の端をチョン掛けにしてハリに付けるが、仕掛けの枝スが幹糸に絡まって上がってくる場合には、エサを付け替えてやるとよい。

真っすぐに付けたつもりでも、微妙にエサが傾いていて、水中でクルクルと回転することがあるからだ。

エサが回転すると仕掛けが絡まり、その結果エサの動きも悪くなるので、カサゴの食いは落ちてしまう。

まめな仕掛けの絡みチェック、エサのチェックが釣果をのばすコツになる。

昼近くになり潮が緩んでくるとアタリが増えてきた。

私のバケツにも20cm前後のカサゴがたまっている。

周りでは時折25cmオーバーのカサゴが顔を見せて歓声が上がる。

この日最大級の27cmにもなるといかつい顔に大きな口で立派な貫禄を備えている。

あの良型が釣りたい、と願っているとコツンというアタリ、竿を立てると竿先が激しく引き込まれた。

巻いている途中もガンガン!と竿をたたく。

上がってきたのは25cmのカサゴだった。

このサイズを軽量のライトアジ専用竿で釣ると実に面白い。

朝方は北風が強く海も悪かったが、午後になるとすっかりないでカサゴ日和となった。

沖揚がりの時間を迎え、船中釣果は7~26尾、外道にホウボウやワニゴチが交じった。

久里浜沖のカサゴは5月後半から6月にかけてが最盛期となる。

水深10~15mの浅場で釣れ始めると、ポイントは久里浜沖を中心に鴨居沖、下浦沖と広がり、数型ともに期待できる時期を迎える。

カサゴは煮つけ、空揚げが定番料理だが、良型のカサゴが釣れたときには寿司ネタにするのをおすすめしたい。

弾力のある白身はほのかなうま味があり、酢飯との相性は抜群だ。

お好みでソフトルアーも面白い

エサは船宿で用意されるサバの切り身で十分だが、遊び心を持ってソフトルアーを付けてみるのも面白い。

潮の濁っているときなど、夜光などのアピールカラーが効果を発揮することもあるという。

切り身エサと併用しながらでも、当たりカラーを発見すればカサゴ釣りがより面白くなるかも。

船宿information

三浦半島久比里 山下丸

046・842・8856

備考=7時半出船。ほかカワハギ、アジへも出船

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隔週刊つり情報(2023年6月1号)※無断複製・転載禁止

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