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南房のコマセダイ大型獲得の秘訣を伝授!次の新記録を出すのはあなただ!(竜一丸/南房・西川名港)

隔週刊つり情報編集部

南房洲ノ崎沖は記録的な大ダイラッシュで賑わっている。

すでにこの壮観さを体験した人たちもいることでしょう。大半の釣れるサイズは3~4kgクラスで、6~7kgの超大型も多く出現するという状況が続いています。

ここでは、その大型魚を目指して専念するベテラン釣師の技巧をお見せしましょう。

釣行の写真

目下の洲ノ崎沖は食えば大ダイの期待大。

「そろそろ洲ノ崎沖は終盤戦です。その後は西川名沖の浅場で大型を狙います」と、南房西川名港・竜一丸の安西竜一船長は言う。

本来、竜一丸をはじめこのエリアのコマセマダイは7月に解禁していたが、洲ノ崎沖の乗っ込みマダイの好調さを受けて、昨年より自主禁漁期間を解除。

今年は早い時期から南房エリアの船が狙うようになった。

4月下旬から本格化してすでに2カ月あまり経過しているが、なかなか衰える気配はないという。

「午前船は船数が多くて魚もスレがちだけど、午後船は船数が一気に少なくなるのでチャンスが増えます」午前は船数が30~40隻になることもあるが、午後は2~3隻ということも多いそうで、午後船を出船する地元船のアドバンテージといえる。

取材日は午前は35隻ほどの船が集結。

本船で上がったのは小型のマダイのみであとは数回のバラシで終わってしまったが、午後船は3隻ほどと船数が激減。

しばらく沈黙が続いたが、16時を過ぎてから大ダイラッシュに突入(カラー8ページ参照)。

これが午後船の最大の魅力だ。

洲ノ崎沖で釣れなくなったら近場へ移行する。

この近場のポイントは水深が30m前後と浅いが、大ダイが回遊するため、こちらも大型狙いを念頭に入れる必要がある。

近場のポイントにもすでに100枚単位で大ダイが回遊しているのを目撃したというダイバーの情報もあり期待できそう。

「洲ノ崎沖は水深があるから大型でも取れることが多いけど、近場で大型が食うと横っ走りします。難しいけどこれを取るのが面白いんです」とは、竜一丸常連の白井達也さん。

白井さんは今シーズン、洲ノ崎沖で7.8kgを筆頭に数かずの大ダイをキャッチしている。

今回はそんな白井さんの大ダイ釣りの秘訣と併せて洲ノ崎沖&近場の攻略法を紹介する。

ハリは大型、太軸ハリスは太めで挑む

竜一丸では竿は2m前後のショートマダイロッドを推奨している。

ワンピースのライトマダイ用を使用している人が多いが、ライトゲーム用ロッドを使用する人も。

ライトゲーム用を使用する場合は、80号のオモリを背負える余裕があり、胴にしっかりと張りがあるものを選ぶ。

リールは小型電動に道糸はPE4号。

洲ノ崎沖はタナが50mよりも深くなるので小型電動が必要だが、近場はタナが20m前後と浅いので両軸リールでもいいだろう。

テンビンはほとんどの人がチドリテンビンの305式を使用している。

クッションゴムは洲ノ崎沖が1.5~2mm径1m、近場では同径の50cmが標準。

近場で短めのクッションゴムを使うのは、水深が浅く2mのショートロッドと相まってよりダイレクトに、よりスリリングな釣り味を楽しむためだという。

コマセカゴはオモリ一体型ではなく、プラカゴLサイズ+オモリの組み合わせを使用するのが竜一丸流。

このほうがコマセを振り出したときにコマセカゴの位置が安定するため、魚に違和感や警戒心を与えないのだという。

オモリは洲ノ崎沖は80号、近場で60号を使用する。

ハリスは洲ノ崎沖が2段テーパー仕掛けで全長8~12m。

先ハリスは5号。

近場はハリス5号6.5mが標準。

「洲ノ崎沖は釣れるサイズが大きいので5号を使用しています。近場は大型がヒットすると30mくらい一気に走ることが多いので、やはり5号が安心です」と白井さん。

両ポイントともに重要となるのがハリ選びだ。

この選択を間違えるとせっかく大型を掛けてもハリ折れやハリがのばされてバラしてしまう。

そこで白井さんが行き着いたのが、「イセアマ」と「がま磯」だという。

「ハリは大体のものを試しましたが、とくに大ダイが釣れているときは、軸が太くて頑丈なこの2つが安心です」

サイズはどちらのポイントでも11~12号をメインに、ときに13号を使用することもあるという。

小型が多い場合も、小さくしても「真鯛王」の9~10号を使用するそうだ。

釣行の写真

(左)付けエサのオキアミは状況で1~3匹掛けを使い分ける。(右)竜一丸ではオモリ別のプラカゴLサイズを推奨。

釣行の写真

大型狙いには軸太で大きめのハリを使用する。

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早合わせは厳禁!竿先が何度も入ってから持ち上げて合わせる

コマセ、付けエサともにオキアミを使用する。

コマセはプラカゴ半分程度を目安に乗船人数が多いとき、船数が多いときは一つまみと少量にする。

付けエサは1匹掛け、2匹掛け、3匹掛けを使い分ける。

さらに「オキアミは付けられるだけ付けてもいいよ」なんていう船長のアナウンスも。

大型が多いときは目立つようにするほうが食いがいいそうだ。

洲ノ崎沖のポイントは広大で、水深75m前後のフラットな海底に小さい根が点在する。

いずれのポイントでも海面からのタナが指示される。

基本は指示ダナよりも5m下まで落とし、そこから2~3回軽くコマセを振って指示ダナまで上げる。

白井さんはこのコマセワークを基本に、ただ巻くだけでタナにセットするなど、使い分けている。

タナにセットしたら基本は置き竿で待つ。

このときドラグ調節を忘れずに行う。

大型が多いといってユルユルにするのではなく、1kg強くらいにしたほうがいいという。

エサ取りの多い少ないによるが、手返しタイムは3分を基準に、付けエサの取られ具合で長短を調節する。

これらは洲ノ崎沖、近場のポイント共通だ。

洲ノ崎沖では、できるだけ静かに釣ったほうが食う確率が上がるため、安西船長はマダイの好反応が出ていてもあえてアナウンスしないことも。

みんなで竿をガチャガチャ動かすことで反応が消えてしまうためだ。

「誘いは、ベタナギのときは竿を持ち上げることもあるけど、基本は道糸を引っ張り出す落とし込みの誘いです。2mくらいまでなら落としても大丈夫です」

そして大型を取るために一番重要なことはヒットしてから。

とにかく早合わせは厳禁である、ということだ。

船長からは口酸っぱく「早合わせしないで」とアナウンスが飛ぶ。

取材日はほとんどが常連さんで皆さん慣れているはずだが、竿が海中に突っ込んだ瞬間に竿を持ち上げてスッポ抜けるというシーンが散見された。

「いつも船長は、竿が入ったら6回は突っ込んでから竿を持てって言うけど、洲ノ崎沖ではとくにしっかり入ってから竿を持ち上げるようにするとスッポ抜けを防げますよ」と白井さん。

大型はここで疾走してラインを引き出していくが、このときにスプールに触れるのは厳禁だ。

ここでブレーキをかけてしまい、その瞬間にバレることも多いという。

まずは止まるまで走らせて、そこから巻き上げに入る。

「洲ノ崎沖も走るけど、浅場ではこんなもんじゃないですよ。浅場で走ったら走るだけ走らせないと取れません」ヤリトリは必ず竿を水平よりも立て気味に持ち上げて行う。

とくにショートロッドを使用する場合は立てて巻き上げ、マダイが走ったら竿を下げて衝撃を緩和してやる。

「取り込みはハリスをたぐるときに緩めないように。これでハリが外れることも多いですよ」

竜一丸では洲ノ崎沖、近場のマダイに加えて今後シマアジが回遊すればそちらも狙う可能性があるという。

南房のマダイ釣りイメージ

合わせとヤリトリ

釣行の写真

「最初に竿が突っ込んでから、6回くらい入ってから竿を手に取るくらいでいいですよ」と白井さん。

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