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キス叩き釣りのコツ~食い渋るキスにはこう挑む!いかに濁りを出せるかがカギ!?~

船釣りマガジン 編集部

「キス釣りは八十八夜を過ぎてから」という言い伝えがあります。

八十八夜は立春から数えて88日目に当たるので、今年は5月2日がそうでした。

この頃から海水温も上昇し、キスが盛んにエサを漁る季節に入ることからこの言い伝えが広まったようです。

こうして活動期に入ったキスは、6月頃から産卵を始めます。

春は大型交じりで楽しめますが、夏キスのシーズンを迎えた7月頃には、型は少し小振りになります。

しかし、数が釣れるので初心者が入門するにはおすすめのシーズンと言えます。

キス(シロギス)ってどんな魚?

キスの習性を知って釣りに活かそう!

キスは活動期に入ると、綺麗な砂底のかけ上がりや海底のヨブなどに沿ってエサを探す習性があります。

そのような場所を群れになって泳ぎ回りながら、小型のエビやカニなどの甲殻類の他、ゴカイと呼ばれる環形動物をめざとく見つけ、補食しながら生きているのです。

特にゴカイなどは海底から頭を出しているところを素速くくわえ、穴から引きずり出して食べてしまいます。

また、波や潮の流れで海底がかき回され、濁りが出ているような場所にも好んでやってきます。

そこにはキスのエサになる生き物が洗い出されていることがあり、この習性を利用した釣り方がキスの叩き釣りです。

食い渋るキスは海底を濁らせて誘うと効果的!?

叩き釣りは、海底をオモリでトントンと叩きながら濁りを出させて釣る方法です。

そのため使用するオモリは六角型よりも、釣り鐘型か底が平らなカワハギ用の集魚オモリが良いでしょう。

なぜなら、底が平らなオモリの方がよく濁りが出るからです。

底を取ったら素速く10回ほど叩きを入れましょう。

叩き終わったらすぐに30cmほど底を切り、そのままポーズを取ってアタリを待ちます。

仕掛けのそばにキスがいれば、叩き終わってポーズを取った瞬間によくアタリが出ます。

当たらない場合は再び底へ下ろし、叩きを入れてアタリを待ちましょう。

叩き釣りはこの動作の繰り返しですが、この釣り方はキスが食い渋ったときほど効果が出ます。

アタリがあるにも関わらずハリに掛かりにくいときは、エサのタラシを1cm程度にして食いやすくしてあげることがポイントです。

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