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マダイ~遊動テンヤ&メタルジグ必釣法~

隔週刊つり情報編集部

エサ釣り&ルアーと多彩な仕掛けでマダイを狙う一つテンヤ乗合。

今回は一つテンヤの名手・宮本英彦さんが最近ハマっているという、遊動テンヤとメタルジグの必釣法を紹介しよう。

エサ釣りよりもメタルジグが釣れる?

「エビを付けたテンヤでマダイのアタリどころかエサ取りの気配もないときに、不思議とジグだけアタるんですよ。その日は3.2㎏の大ダイを頭にジグで5枚釣れました」
 
令和3年3月上旬、茨城県鹿島港の乗合船で、宮本英彦さんはメタルジグの威力を実感する。

さらにその後も釣行を重ね、ジグで好釣果を上げていると言う。
 
宮本さんが一つテンヤ船でジグを使ったのは今年が初めてではない。

数年前にジグを試した時期があったが、エサ釣りと比べるとアタリが少ないため次第に使わなくなっていたと言う。
 
ではなぜ、改めてジグを使う気になったのか? 

「エサ(エビ)よりルアーが強いときってあるんですよ。今の鹿島がまさにそうです」
 
鹿島や日立などの一つテンヤ船にてジグでマダイが釣れることは珍しいことではない。

例年イワシやシラスなどベイトの群れが釣り場に回遊する冬~春ごろ、よく釣れることがある。
 
しかし、今年はジグでの釣果が目立っている。

宮本さんが3月に釣ったマダイも船上で大量のシラスを吐き出しており、小魚を模したメタルジグはまさにマッチ・ザ・ベイト。

今年の茨城エリアは広範囲にベイトが回遊するなどジグが威力を発揮する好条件がそろっていると思われる。

メタルジグのタックルも一つテンヤ用でOK

「ジグは釣り方が難しいイメージがあるのか敬遠する方もいますが、タイジギングは、ジグをキャストしてタダ巻きで斜め引きするのが基本なので比較的簡単です。タックルは一つテンヤ用でいいので、ジグが2~3個あればすぐに楽しめます」と宮本さん。
 
タックルは下図のとおり。

一つテンヤマダイ 遊動テンヤ&メタルジグ 仕掛け例

タックルの写真

リアフックを付ける場合は、フロントフックに干渉しないように短めにする

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まずは一つテンヤ用でトライして、ジグの釣りにハマった人にはSLJ用の竿がおすすめとのこと。
 
ジグのタイプは様ざまあるが、リールを巻くだけでアクションし、フリーフォールで小刻みにヒラを打ちながら沈んでアピールするマダイ用メタルジグを選べば安心。

サイズは40~60gがメインで、カラーは緑/金、赤/金、オレンジ/金の3色が定番だ。
 
通常、ジグのセットは、ジグ、フック、ベアリングサルカン、スプリットリングを用意し、先端の曲がったプライヤーを使って接続するのだが、「ジグ初挑戦なら、ビンビンメタルTGなどフック付きの製品があるので、ハリスの先に小型スナップ付きサルカンを付けてジグと接続するのもありです」とのこと。
 
釣り方は下図のとおり。

メタルジグの釣り方イメージ

(左)アンダースローでジグをキャスト(右)着底後、タダ巻きで5~7mくらい上まで探る

ジグをアンダースローでキャストし、着底後は無造作に5~7mくらいまで巻き上げて、フリーフォールさせるのが一つの方法です。

道糸が反発するようになったら取り込み、新しいキャストを投入し、積極的に変化をつける=新たなエリアでジグを動かす=ヒットの確率を上げる、ということです。

真鯛は落下するジグを観察しており、大型のものは最初の着底から3~4回巻くらいでアタッカーとなる場合が多いと言われています。

巻き上げのスピードは1秒あたり1mを基準に、巻き上げがライト=潮が弱いときは1.5m/秒、巻き上げがヘビー=潮が強いときは0.5m/秒を指標に変速させて探っていく。

アタリのパターンは、巻いている最中に竿先がギュッと押されたり、逆にフワリと竿先が戻ったりすることが多いそうです。

フリーフォール中はラインの出方が急激に加速したり、あるいは遅れたりすれば、それがアタリとなる。

こういった変化を感知したら、強く竿を上げてすぐにアワセを入れる。

掛け逃がしても手を休めずに巻き続ける、または再度着底させて巻き上げる。

攻撃モードになった真鯛は、じっとエサ(ジグ)を追い続けてくるとされているので、道糸が反発するまで探り続けることが効果的と言われています。

初心者が釣りやすい遊動テンヤの仕組み

続いて、遊動テンヤの仕組みと必釣法を紹介していこう。

「テンヤの大きな親バリをマダイの丈夫な口にハリ掛かりさせるには、アタリと同時の強い合わせが欠かせませんが、初心者がしっかり即合わせできるようになるには慣れも必要です。その点、遊動テンヤはマダイがエサを吸い込みやすいうえ、フックシステムは小バリの振り分け式で刺さりがいいので、アタリに合わせ遅れても高確率でハリ掛かりします。初心者が釣りやすいテンヤといえます」 

宮本さんによれば、ラインがオモリの中を通り抜ける仕組みの遊動テンヤは、イメージ図のようにオモリが先に着底し、エサが後から落ちるため、このときエサだけの重みでゆっくり落ちていくフカセ状態が絶妙な誘いになるという。

また魚が走るとオモリが離れるため、魚が暴れてもオモリの負荷が直接ハリにかからずバラシを軽減でき、10号以上の重いテンヤを多用する深場や速潮時に効果的とのこと。

「遊動テンヤはオモリが先に着底して、後からエサがゆっくり落ちる着底前後が一番のチャンスです。着底後、糸フケを取って50㎝ほど持ち上げて少し待ち、アタリがなければリフト&フォールで誘いますが、シャープにシャクるとエビがクルクル回るので、スローに竿一杯に誘い上げ、スッと下げるのがコツです。魚の活性が低いときは、誘った後にしっかり止めて、1分くらい長めに待ってエサを魚に見せ続けるロングステイも有効です。遊動テンヤは止めていても、エビエサが潮を受けてユラユラと揺れるので、これも絶妙な誘いになります」

遊動テンヤの釣り方イメージ

根掛かりしない場所では、船下でアタリがないとき、下図のように遊動テンヤをキャストして広範囲を探る方法も効果的とのこと。

アンダーハンドでテンヤをキャストして、着底したら糸フケを巻き取り、続いて1mほどシャクリ上げ、スッと水平に戻す。
 
着底したらテンヤを底に着けて数秒待ち(ボトムステイ)、アタリがなければ道糸を巻き取りつつ竿先を下げる。これをテンヤが船下に戻ってくるまで繰り返す。

「遊動テンヤで出るアタリは、竿先が震えるような微かな変化もあれば、コツン、ゴンと明確なこともあります。とくに着底前後は、エサがフカセ状態になって吸い込みやすいためか、グイッと竿先が引ったくられるような派手なアタリが出る場合が多いです。いずれにせよ、アタリがきたら即合わせしてください」

テンヤをキャストし広範囲を探るイメージ

大ダイの期待が高まる乗っ込みは今。

ジグ&遊動テンヤでチャレンジしていただきたい。

釣行の写真

ジグも遊動テンヤも基本はアタリに即合わせ

エサの写真

ビンビンテンヤ鯛夢遊動はエサキーパーを採用

エサの写真

小さいエビは2匹付け

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