ヒラメの締め方を動画でチェック!美味しく食べるための工夫をマスターしよう
サーフゲームや船釣りなどでヒラメを釣り上げたら、丁寧に持ち帰って美味しく食べたいものです。
特に刺身は絶品で、先におこなう下処理によって味そのものが変わってきます。
ここでは、ヒラメの締め方や血抜きの方法について、詳しくチェックしてみましょう。
脳締めや神経締めを動画で観ながら、実際におこなってみるのが習得への近道です。
血抜きも同時に実践できるようになると、より一層良い状態で持ち帰れるでしょう。
目次
ヒラメの締め方を順序よく覚えたい!
ヒラメの締め方の手順を、ひとつひとつ習得していきましょう。
まずは、脳締めをおこないます。
目の付いている側を表にして、白い体表を下にしてください。
ヒラメの口先を、自分から見て右に来るように置きます。
その際に手前の目玉の位置を確認し、その左側をピックなどの尖ったもので突いてください。
身体全体が反り上がって、ピクピクと痙攣したら、脳締めが完了したことになります。
ピックで穴を空ける位置、すなわちヒラメの脳の位置は、目玉から半個分左へずらした辺りでしょうか。
個体によって位置に違いがあるわけではないので、数匹分の脳締めをおこなえば、正確に突き通せるようになります。
前述のようにヒラメの身体がエビ反るので、上手く貫いたかどうかの判断はできるでしょう。
また脳締めが完了していると、ヒラメの体色が変わってくるので、そのことからも判断可能です。
次におこなうのが、ヒラメの神経締めです。
体長に合わせて、長さの異なる複数のワイヤーを用意しておきましょう。
先ほど空けた脳締めの穴から、ワイヤーを差し込んでいきます。
中骨に当たっている感触が伝わってくるので、それに沿うように通すのがセオリー。
確実に脊髄を突いていると、ヒラメが反りかえるような動きをしてくれます。
ワイヤーの先端は、尾ヒレの付け根まで貫通するようにしてください。
それが確認できたら、ワイヤーを抜いて氷水に浸けるようにします。
身が落ち着いて、刺身などに調理しやすくなるでしょう。
ヒラメの神経締めを丁寧に実践している動画はこちら
ヒラメの締め方から血抜き作業まで釣り場で実践できるようになろう!
ヒラメの締め方をマスターして作業を完了したら、次におこなうのは血抜きです。
尾ヒレの付け根をカットして、エラの付け根にも包丁を入れてください。
その状態でヒラメの頭を下に向けて、真水の中へ水没させます。
ヒラメのエラに指を入れて引っ掛け、何度も水の中で揺らしていると、どんどん血が抜けていくでしょう。
エラの色が、真っ赤な状態から白っぽく変色してきたら、しっかりと血が抜けている証しです。
釣り場には必要な道具やクーラーボックスを持参しよう!
血抜きの作業が完了したら、一連のヒラメの締め方は終わったことになります。
釣り場で血抜きまでおこなう際には、周辺に真水がないので、水汲みバケツで海水を汲み上げて作業をおこなうようにしましょう。
釣り場には、ピックやワイヤーといった脳締め・神経締めの道具を、きっちり持参しておきたいものです。
ヒラメは大きいもので、体長50cmを超えますから、それを収納できる大型クーラーボックスも用意しておきましょう。
ヒラメの血抜きを実践している動画はこちら
締めたヒラメを釣り場から持ち帰るのにおすすめのクーラーボックスを選んでみた!
ヒラメの締め方をマスターしたら、そのヒラメをサーフや沖の船釣り場から無事に持ち帰らなければいけません。
そのためのおすすめクーラーボックスもご紹介しましょう。
ヒラメは大きければ50cmを超えますし、一緒に釣れるマゴチも60cmを超えるものが釣れることがあります。
用意するクーラーボックスのサイズは、内寸で長さ50cmを上回るタイプなら対応しやすいでしょう。
シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 25L スペーザ リミテッドHC-025M 釣り用 ピュアホワイト
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シマノからリリースされている、内寸の長さ50cmのクーラーボックスです。
設定されている容量は25Lで、かなりの数の魚を入れることができます。
重量は6.0kgですから、持ち運びで重過ぎるほどではないでしょう。
保冷時間の目安は55時間に設定されていて、これはクーラーボックス容量の20%分の氷を外気温31℃で持続可能な保冷時間を表しています。
内寸は、220×500×230mmですから、ヒラメを収納するには丁度いいサイズかもしれません。
外寸は、305×657×320mmです。
素材は、発泡ポリスチレンに真空一体3面パネルで構成されています。
実際に使ってみると、上フタの操作もカンタンで扱いやすく、左右どちらからでもヒラメを入れることができます。
真空パネルを断熱材に採用しているおかげで、入れておいた氷が解けにくく、魚の鮮度もしっかりと保てるでしょう。
全体的なウエイトが、やや重くなってしまう感がありますが、釣り場からクルマまでハンドルを握って運ぶ程度なら、難なくこなせました。
実売価格は3万円台と、ハイスペックモデルに見合った価格帯に設定されています。
保冷時間が長めなので、遠征釣行でヒラメを狙うアングラーにおすすめしたい1台です。
ワンアクションで溜まった水を抜くことができる水栓が付いていて、帰宅後のメンテナンスがやりやすいメリットを持っています。
クーラーボックス内部の底面には、スノコのように凹凸が設けられていて、溶け出した水とヒラメが接触しにくくなっています。
また底面には、滑り止めゴムが装備されているので、釣り場で安定して置いておけます。
シマノのクーラーボックスを長年使っていますが、上フタが脱落してしまうトラブルなどに遭遇したことがありません。
可動部分の補強対策は万全で、安心して釣り場に持ち込み、持ち帰ることができています。
水漏れの経験もしたことがありませんが、日頃の洗浄メンテナンスは欠かさず実施しておきたいものです。
ダイワ(DAIWA) クーラーボックス プロバイザートランクHD II SU 3500 IM 35リットル 釣り
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こちらは、ダイワのプロバイザーシリーズで、イカを載せるトレーが標準で付いているクーラーボックスです。
ヒラメを入れる際には、トレーを外して使うようにしましょう。
容量は35Lで、自重は7.1kgあります。
内寸は240×550×250mmなので、50cmクラスのヒラメを収納することが可能です。
外寸は、325×715×350mmです。
断熱材には、真空パネル底1面にウレタンが用いられています。
保冷力はKEEP102で、ロングハンドル・サイドハンドル・水栓・キャスター・ふんばるマンが装備されています。
実際に使ってみると、よく冷えて扱いやすい印象です。
左右どちらからも魚を入れられる上フタには、成人男子が座っても壊れない高い剛性が与えられています。
上部ハンドルが握りやすく、カンタンに移動させられるのが、釣り場では重宝します。
実売価格は3万円台と、真空パネル仕様らしい価格帯に収まっています。
長く使える安定感があるので、じゅうぶんにコスパは優秀といえるモデルではないでしょうか。
上フタを取り外して、洗浄メンテナンスをおこなえるのがありがたいです。
ヒラメの締め方をしっかりマスターして美味しく食べよう!
ヒラメの締め方や血抜きの方法、おすすめのクーラーボックスに関してご紹介しましたが、いかがでしたか?
さばき方もマスターして、美しい刺身に仕上げられるようになりたいものです。
ヒラメは寒い時期でもターゲットにしている釣り人が多く、釣り場は混み合っています。
サーフゲームでは、先行者の立ち位置をしっかり確認してから、自分の釣り座を構えるようにしましょう。
ルアーやメタルジグをキャストする際は、自分の後方や周囲を確認することを忘れないでください。
船釣りの場合も同様、釣り座を構えた両隣りの人とのコミュニケーションを大切にしましょう。
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