今回は忍塾特別編として日刊スポーツ&サンケイスポーツとのコラボ企画をお届け。
ニッカン代表は大リーグ元シアトルマリナーズ、現・日刊スポーツプロ野球評論家の大魔神こと佐々木主浩さん、サンケイスポーツ代表は元ニッポン放送のフリーアナウンサー松本秀夫さん。
大魔神と松本アナは両紙面でたびたび釣り対決を行っているが、今回はそこへ三石忍が参戦。
釣り物はもちろんタチウオ!ということで東京湾奥川崎のつり幸より出船となった。
Profile
三石 忍(みついし しのぶ)
●タチウオ、カワハギ、マルイカ、一つテンヤなど、テクニカル系の釣り物を得意とするが、中でも東京湾のタチウオでは右に出る者なし、船長たちからも認められる腕前を持つ。
がまかつ、シマノフィールドテスター、マルキユー、シップスマストインストラクター、YGK・X BRAID アンバサダー。
釣り歴50年の大先輩に熱血指導
東京湾のタチウオは対決日の数日前から状況が変わってきており、下浦沖の深場をメインに狙う船が増えてきていた。
当日も下浦沖を狙う予定とのことで、今回はテンビン仕掛けでの釣り。
得意のテンヤを封印された忍は久しぶりのテンビン釣りに対応できるのか……なんて杞憂は余計なお世話とばかり、開始からバシバシとタチウオを掛けまくる。
それに追随するのが大魔神、見事なロッドワークで忍に負けず劣らずタチウオを釣り上げていく。
この日は下浦沖としては浅めの80m前後が指示ダナ。
釣れるタチウオは80cm前後の中小型が主体だが、投入のたびにアタリはあり、忍がその気になればいくらでも釣れてしまうような状況。
2本バリにダブルで掛けるのもお茶の子さいさいといった感じだ。
最初は1本バリで釣っていた大魔神も忍のアドバイスで2本バリにチェンジ、狙いどおりのダブルを決めてガッツポーズ。
そんな二人を外野で実況するのが自称釣り歴50年の松本アナ。
アタリがあっても掛けられないことたびたび。
それを見かねた忍は松本アナにリアル忍塾。
誘いや合わせ方はもちろん、道具や仕掛けの扱いまでていねいにスパルタ指導。
そのかいあってか松本アナは徐々にペースアップ、ついには2本バリでダブルを達成するなど、アナウンス口調もさらに滑らかになっていった。
終盤は観音崎沖で型狙いを試みるも、期待のビッグワンは上がらずに午後2時に沖揚がり。
最大魚は大魔神の92cm、数では忍の33本が最高だったが、この日の対決ルールは各人が釣った最大魚の全長ー最小魚の全長だから、松本アナにもまだチャンスはあるはず……だったが、結果はタチウオ女王の貫禄を見せて三石忍が優勝!
2位大魔神、3位松本アナと順当な結果に落ち着いたのであった。
東京湾のタチウオはその後、八景沖や木更津沖などの浅場に主戦場を移している。
果たして12月中旬以降は再び下浦沖の深場狙いになるのか、はたまた走水沖が復調するのか。
いずれにしろ季節ごとに様ざまなシチュエーションで周年楽しめるのが東京湾のいいところ。
皆さんもぜひ、冬タチシーズンを満喫していただきたい。
結果発表!2位大魔神・3位松本アナ
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自称「釣り歴50年、釣れない歴も50年」の松本アナも忍に教えてもらって開眼!?
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ダブルもズバズバ決めたのはさすが元大リーガー
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大魔神は忍も認める腕前で釣りまくった
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数勝負ではないから半分も本気を出していなかった!?
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サンスポの川目梢記者も取材の合間に本命ゲット
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下浦沖ではタナが100mを超えることも珍しくないが、この日は比較的浅めの80m前後に反応が出た
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下浦沖では狙えばダブルもたやすい
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しのチェック!
状況変化に対応できるタックル&仕掛けの準備を。
この時期は状況によって浅場から深場まで、釣り場が変動しやすい。
釣行する船宿の指定オモリ号数などを事前に確認しておくことはもちろん、急な状況変化にも対応できるよう準備をしておこう。
船宿I N F O R M A T I O N
東京湾奥川崎 つり幸
044・266・3189
▼料金=タチウオ乗合(テンビン)一人9500円(エサ、氷付き)
▼備考=予約乗合、6時50分出船。テンヤ希望の場合は要確認。別船は午前、午後のライトアジ、ルアー青物などへ
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隔週刊つり情報(2022年1月1号)※無断複製・転載禁止