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相模湾の平塚沖のタチウオ深場の群れ濃く絶好調!

隔週刊つり情報編集部

相模湾のタチウオ釣りが盛り上がっている。取材した相模湾平塚港の庄治郎丸では深場のタチウオを狙って出船。

釣り場は港から航程5分ほどの相模川河口前で、水深100~140m前後を探っている。

タチウオの群れは朝のうち水深100m付近にいて日が高くなると徐々に沈んでいく。

釣れるタチウオは指幅3~4本級を主体に5~6本級の大型も交じる。

同船ではテンビン仕掛けのエサ釣りやテンヤタチウオ、ジギングなど自由に楽しむことができる。

取材日のトップはテンビンで57本、ジギングで49本、最大はテンヤで134cmと数、型ともに文句なしの釣れっぷりだった。

タチウオの群れは濃く反応もバッチリなのでまだまだ楽しめそうだ。

釣行の写真

▲なんとテンヤにタチウオが2本掛かって上がってきた

釣行の写真

▲テンヤで釣り上げた当日最大134cm

相模湾のタチウオが盛り上がりを見せているのがとても気になり2月24日、平塚港の庄治郎丸へ向かった。

当日は3連休の中日でタチウオ船は2隻出し。

いずれも満船の盛況。

私はまるお船長こと大堀耕史船長が舵を握る6号船に乗船する。

同宿のタチウオ船には、昨年10月下旬に吉岡進さんの連載取材で訪れていたこともあり、釣り場や狙う水深など気になることをまるお船長にうかがってみた。

秋の釣り場は港から5分ほどの相模川河口前で水深75~100m前後だったが、今もほぼ同じ場所ながら水深は100~140m前後を狙っているという。

釣れるタチウオは目下のところ指幅3~4本級を主体にトップ20~30本前後、新しい群れが入ってくると指幅5~6本級の大型も交じるとか。

「これまでタチウオ船は水深100mより深くなる12月末で終了してました。深場の群れを探ったのは今年からですが、こんなに釣れるとは思ってませんでした」と船長も想定外だったようだ。

朝のうちはタチウオが水深100m付近にいて日が高くなると徐々に沈んでいくが、活性の高い群れがいるときは逆に浮いてくることもあるそうだ。

「うちではテンビン仕掛けのエサ釣り、テンヤ、ジギングと、どの釣り方でも楽しめます。途中でテンビンからテンヤなど釣り方を変更してもいいですよ」と船長。

当日のお客さんはミヨシの突き出しにルアーマンが4名、テンビンが7名、テンヤが8名、中にはテンビンとテンヤの2タックルを用意して状況に応じて使い分けるという人もいた。

釣行の写真

▲ほぼ毎週、タチウオを釣りに庄治郎丸へ通っている常連さんもテンビン仕掛けで50本を超えた

釣行の写真

▲レンタルタックルでタチウオ釣りにチャレンジした2人もバリバリ釣れて笑顔が弾けた

知っ得!タチウオをエサにする

テンヤで釣っていて思いのほかタチウオの活性が高く、エサの消費量が増えると用意していたエサが足りなくなるケースも。

そんなときはタチウオの尾をカットしてイワシエサの代わりにするもの一手。

常連さんの中には前回釣ったタチウオの尾を冷凍しておき、当日持参している方もいた。

〇Tackle Guide

テンビン、テンヤ、ジギングの各タックルを持ち込めば状況に応じて使い分けができる。

テンビンとテンヤで釣る場合はオマツリ対策としてPE2号以下、オモリ60号で統一。

ジグは150g以上で潮が速いときは200gも使う。

高切れすることもあるので道糸は300m以上巻いておく。

予備のリールを用意すれば万全だ。

仕掛けが落ちない !?

準備ができたところで6時半に出船。

5分ほどで相模川河口前のポイントに到着すると数隻のタチウオ船が集まっていた。

周りの船では早くも銀色の魚体が乱舞している。

これは期待できそうだ。

「最近はタチウオがよく釣れているからタチウオ船が増えたよね。先月はまるお船長だけだったからね」と庄治郎丸に毎週通っている常連さんが教えてくれた。

「テンビンはオモリ60号、テンヤも60号、ジグは150g以上を使ってください。水深117m。反応が濃く出ている範囲は95~115mです。それでは始めましょう」と船長からのアナウンスでスタート。

最初に竿を曲げたのはジギングの方でフォールで食ってきたという。

4名全員がタチウオの顔を見たところでテンビンやテンヤの方も続く。

「80mで止まったから巻いたら掛かっていた」とテンビンの人。

「活性が高いみたい、テンヤが落ちていかないよ。ラインが切られてテンヤをロストだよ」とテンヤの人。

「フォールで食ってくるので、巻き上げで誘っていません。こんなに釣れちゃっていいのかな」とジギングの人。

開始からしばらくは指幅3本級を主体に船上はフィーバー状態で釣れまくっている。

タチウオの活性が高く、指示ダナに仕掛け(ジグ)が到達する前にアタるというから手返しよく釣れて数ものびる。

7時を過ぎるとモーニングサービスは終了。

しかし指示ダナの下限まで仕掛けを沈めて誘い上げていくと再び活発にアタってきて指幅3~4本級を主体にテンビン、テンヤ、ジギングとどの釣り方でも釣れ始める。

その後もタチウオの食いは落ちることなく皆さん数釣りに大満足の様子。

船上はドラゴン級のタチウオがほしいといった雰囲気に包まれていく。

釣行の写真

▲ジギングのトップは49本

ドラゴン級が連発

日が高くなるとタチウオの群れは少し沈み指示ダナ110~130mで再開。

ここからがすごかった。

まずジギングで121cm、続いて右トモのテンビンの方が121cm、その隣のテンヤの方が122cm、さらに隣の方がテンヤで124cmと連発。

右舷では掛かればドラゴン確定!?

次は自分の番と思いながら釣っていたに違いない。

そんな独特の緊張感の中、右ミヨシ3番の松元さんに大物らしきがヒット。

慎重にヤリトリして上がってきたのはテンヤのハリに2本のタチウオ。

「違和感があって合わせたら空振りしたけど、そのまま誘い続けたらまたアタリがきました。今度はハリ掛かりしたので巻き上げると2本掛かっているじゃありませんか。こんなこと初めてです」と興奮気味に話す松元さん。

私もこんなの初めて見たので驚いたのなんの。

持っている人は釣るもので、そのあと松元さんは当日最大134cmのドラゴンを見事釣り上げた。

数のほうはテンビン仕掛けで手返しよく釣っていた左右のトモの常連さん二人が50本を超える爆釣劇を繰り広げた。

釣果はテンビン&テンヤが80~134cmのタチウオを一人8~57本でテンヤのトップは43本。

ジギングは80~121cmを一人25~49本。

終わってみれば数、型ともに文句なしの釣れっぷりだった。

今後の見通しを船長にうかがうと、「今年から深場のタチウオを狙い始めたのでどうなるか分かりませんが、今は群れがとても濃くタチウオの反応もバッチリなのでまだまだ楽しめるでしょう」とのこと。

3月に入ってからも順調に釣れている相模湾のタチウオ。

富士山の絶景を見ながら楽しんでみてはいかがでしょう。

釣行の写真

▲ジギングはフォールと巻き上げの両方でよく釣れた

船宿INFORMATION

相模湾平塚港

庄治郎丸

0463・21・1312

▼備考=土日のみ予約乗合、6時半出船。

テンヤ用のイワシエサは電話確認。

ライト五目、アマダイ、マルイカへも出船

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