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[宮沢幸則の令和も釣りは楽しく真剣に!(第3回)]三浦半島剣先崎松輪港出船のワラサ

隔週刊つり情報編集部

読者アングラーをゲストに招いて、釣り方や仕掛け、エサなどを一緒にあれこれ試しつつ、楽しく真剣に釣りをする宮澤幸則さんの連載「釣りは楽しく真剣に!」。

第3回は秋の好期を迎えた三浦半島方面のワラサ。

ゲストの母子泊保奈美さんはカワハギや湾フグ、テンヤタチウオなどテクニカル系の釣りを中心に船釣りを始めて3年目。

今年は釣り物のジャンルを広げてパワフルな青物にチャレンジしたいとのこと。

そこで今回は青物入門にピッタリのワラサに挑戦していただくことにした。

PROFILE

みやざわ ゆきのり

1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。

釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Web で最先端の情報を発信する。

グローブライド・ダイワ社員。

Reader Angler

母子泊 保奈美(ボシドマリ ホナミ)

●埼玉県在住

●職業=会社員

●沖釣り歴=3年

●宮澤プロと一緒に釣りがしたい!

できれば青物にチャレンジしたいです。

硬軟3種の竿で釣ってみます!

ワラサは気軽にパワフルファイトが楽しめる大物釣りエントリーに最適なターゲット。

この釣りに使える竿は意外と多いので、今回はスタンダードな青物専用竿、バットが強いテンヤタチウオ竿、細身の軟調ゲームロッドと、それぞれ硬さの違う竿を試してワラサの強烈な引きをトコトン楽しもうと思います。

相手は青物なので予断を許しませんが、順調に釣れたらワラサ初挑戦の母子泊さんにも試してもらいたいですね。(by 宮澤)

ワラサはどの色がお好き?

ルアーはカラーが豊富で状況に合わせてカラーチェンジするのが当たり前ですよね。

ということは、エサの色もあれこれ試したら食いのよしあしがあるかも……と考えて、オキアミをレッド、イエロー、ブルー、グリーンに染めてみました。

ワラサに効く色はあるのか?

それともノーマルが一番なのか?

それが分かるくらい一杯アタリがありますように!(母子泊保奈美)

そんな母子泊さんの声を受け、宮澤さんが用意したのが上写真の竿。

強烈な走りを見せるワラサを硬軟様ざまな竿で釣り、その引き味を母子泊さんにも楽しんでもらいたいとのこと。

剣崎松輪港のあまさけや丸へ釣行したのは9月12日。

鈴木航太船長が担当するリクエスト乗合のワラサ船に乗船者7名で6時に出船。

前日食いがよかったという下浦沖で船団と合流し、6時半に海面から20mの指示ダナでスタートとなった。

宮澤さんは、まずはスタンダードな青物専用竿で釣り始めると1投目からアタリ。

しかし上がってきたのは40cm級の大アジ。

続いて左胴の間で1kg級のマダイ、左ミヨシで3kg級のワラサが取り込まれる中、再び宮澤さんにアタリがきたが合わせが決まらず空振り。

1時間ほど粘ったが後が続かず、10分ほど移動して30mの指示ダナで再開。

このポイントで最初にアタリがきたのは右トモの方で4kg級のワラサを上げると、左ミヨシでは1kg級のマダイが取り込まれる。

ここが時合とばかりに2~3分間隔のハイペースで入れ替えを行い積極的にコマセをまいていた宮澤さんの竿が曲がった。

鋭い突っ込みを見せて上がってきたのは1kg級のマダイ。

「本命じゃないけどまずは1枚。次の竿に替えてみます」と言ってテンヤタチウオ竿にチェンジ。

船内ではカイワリやマダイが上がり、右トモの方は3kg級のワラサを追加。

しかし、どうしたものか母子泊さんはアタリが遠い。

「指示ダナよりハリス分下ろして、コマセの帯を縦に作るイメージで3~4回振ってコマセをまいて。食うときはタナに合わせて1分以内にアタリがくるから竿先に集中してください」

宮澤さんのアドバイスどおり一気にコマセをまいてタナに合わせた直後、母子泊さんの竿がグインと曲がった。

「きました~!」

鋭い引き込みに戸惑いながらも慎重に巻き上げ、船長が差し出したタモに無事収まったのは1kg級のマダイ。

「こっちもきたよ!」

続けて宮澤さんにヒット!

強い引き込みを竿のためでかわしながら浮かせたのは3kg級のワラサ。

食い気のある群れが回ってきたのか左胴の間と左トモでワラサが上がる。

しかし、その後は食いが一段落してアタリが遠のく。

宮澤さんは竿をゲームロッドにチェンジ。

まめに仕掛けの入れ替えを行い奮闘したが後続がない。

その後は転々と小移動を繰り返したが好転せず、13時に沖揚がりとなった。

釣果は3~4kg級のワラサが一人0~2本。

マダイ、カイワリ、アジなどが交じった。

宮澤さんはワラサ1本とマダイ1枚にアジ3尾、母子泊さんはマダイ1枚でワラサには見放されてしまった。

今日は反応のわりに食いが渋かったと船長は残念がったが、当地のワラサの本格シーズンはこれから。

10月はサイズも一回り大きくなり、さらなる釣果アップも望めるだろう。

釣行の写真

▲ワラサの当日最大は4kg

細身のロッドが楽しいかも!

想定外の食い渋りでワラサを釣った竿はタチウオ竿のみ……トホホ。

ともあれ、細身の竿で味わうワラサのパワフルな引きは格別。

軟調竿のゲームロッドで掛けたら、もっともっと楽しめるはず!

大物釣りにチャレンジしたいけどタックルがない……と二の足を踏んでいる方は、まずはオモリ80号に対応したゲームロッドでワラサにチャレンジしてみては!(by 宮澤)

読者アングラーの弁

4色に染めたオキアミを、単色1匹、単色抱き合わせ、そして2色の抱き合わせで色の組み合わせをあれこれ試してみましたが、ついにワラサは釣れませんでした。

再チャレンジ確定です!

宮澤プロ、色いろご指導ありがとうございました。(母子泊 保奈美)

宮澤さんの釣行後記

母子泊さんは、湾フグやテンヤタチウオが好きなだけあって、アタリが遠くても集中して釣りができるタフなハートの持ち主でした。

今回は結果的には空振りでしたが、手返しの所作はバッチリです!

またワラサ釣りでご一緒しましょう!

YouTubeにて動画も公開中!

船宿INFORMATION

三浦半島剣崎松輪港 あまさけや丸

046・886・1610

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隔週刊つり情報(2022年10月15号)※無断複製・転載禁止

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