ケガの治療のためしばらくお休みしていた釣りの再開に選んだターゲットは、手軽で手堅い釣果が期待できる東京湾のライトアジ。
4月16日、東京湾奥金沢漁港の忠彦丸に釣友の岡本さんと釣行した。
6時半に船宿に到着すると、当日は2隻出しとのこと。
都心から近い東京湾のライトアジの人気の高さがうかがえる。
空いていた左ミヨシから席札を2枚並んで取って受付を済ませ、付けエサのアオイソメと氷を受け取る。
乗船者は13名。
左ミヨシに岡本さんが入り、7時半出船。
10分ほどで八景沖のポイントに到着する。
「タナは海底から2mです。準備ができた方から始めてください」とのアナウンスで開始。
アオイソメの頭にハリを掛け1cmくらいに切り、船で借りたコマセカゴにイワシのミンチを8割くらい詰めて投入。
底ダチを取り、道糸のマーカーを目安に1mほど巻き上げてコマセを1回振り、タナに合わせてもう1回振ってアタリを待つ。
アジの活性が低いのか、まだコマセが効いていないのか、アタリが遠い。
船の周りにアジを寄せるため仕掛けの投入を繰り返していると、「アジが釣れました。コマセを振ってください」とアナウンスが入る。
そして指示ダナで30秒ほど待っているとクンッと竿先が引き込まれた。
巻き上げると、20cm級のアジ。
同じタイミングで岡本さんも23cmのアジを釣り上げ、幸先のよいスタートとなる。
鋭くシャクって、まめに投入を繰り返しているとアタリも増え、待ち時間もだんだん短くなる。
2投に1回はアジが釣れ上がり、ライトアジらしい数釣りになってきた。
コマセワークが奏功
しばらくすると、潮が止まる時間なのかアタリが遠くなる。
船長から、「しっかりコマセを振ってアジを寄せてください。待っていても釣れませんよ」とアドバイスのアナウンス。
気を取り直し、1m巻き上げてから小刻みに3回に分けてコマセを振り出しタナに合わせて待つ。
すると、コマセワークを変えたのが功を奏したのか、20cm級のアジが一荷で釣れ上がる。
途中、コマセカゴを見るとイワシの皮がカゴの網目に詰まっている。
これではコマセの出が悪くなるので、カゴを開けて竿先を上下に動かし海面でジャブジャブ洗い落とす。
船はカケ上がりのポイントを流していて、アタリを待っているうちに水深が変わりタナがズレてしまうことがある。
そんなときは一度仕掛けを着底させ、タナを取り直すと直後にアタリがくることも多かった。
船長のアドバイスどおり、仕掛けを入れっぱなしにしないのが釣果をのばすコツのようだ。
周りを見回すと、釣り座による釣果の差はない様子でだれかしらがアジを釣り上げている。
岡本さんも順調にアジを釣り上げ、投入や取り込みの忙しさを楽しんでいる。
その後もほぼアタリが途切れることなく船中でアジが釣れ上がる中、11時に沖揚がりを迎えた。
釣果は2隻の高低で、17~25cmのアジが10~42尾。
私は35尾、岡本さんは30尾でお土産をキープ。
帰宅後は、たたきとアジ寿司を肴にお酒が進んだ。
乗船MEMO
東京湾奥金沢漁港 忠彦丸
045・701・3086
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隔週刊つり情報(2023年5月15号)※無断複製・転載禁止