PR

会員登録(無料)

ログイン

きらめくシロギス 厳寒期でも絶好調続く!

隔週刊つり情報編集部

トップ100尾、二番手64尾、ほか平均に40尾前後。

今回乗船した東京湾奥横浜本牧・長崎屋のキス乗合の結果である。

いやはや驚くしかない。

釣り場は中ノ瀬の水深25m。

通常、水温が下がり切る2~3月は数より型狙いとなるはずが、どうやら昨夏から湾内全域でキスの湧きがよくなったおかげで「冬場、ここにたくさん集まってるのが数釣れる理由かも」と長崎昭船長は推察している。

とはいえ相手は越冬中の気難しい落ちギス。

時間帯によって派手な誘いは無視されることもあるから、緩急の誘い方を吟味してヒットパターンを探し出していく。

開眼すれば、陽光ゆらめく海面を割ってキラッと舞い上がるシロギスを何度も拝めるだろう。

釣行の写真

楽しく真剣に落ちギス釣りを満喫

冬期、東京湾のシロギスは水温低下に伴って深場に移動し越冬する。

これがいわゆる「落ちギス」で、数より型狙いの季節だ。

夏に数釣れる10cmほどのピンギスはほとんど交じらず、厳寒期に耐えるべく脂をたっぷり蓄えた個体が多い。

そんな落ちギス釣りは腕前がものを言い、攻略した者のみが味わえる力強い引きは恍惚ものである。

魚の写真

この時期の落ちギスは驚くほどおいしい

前半戦は小さな誘い

ところが今冬のシロギスはかなり様子が異なる。

東京湾のシロギスに造詣の深い老舗、横浜本牧・長崎屋の釣果情報を見ると連日100尾を超えるビックリ釣果が続いているのだ。

これは行かねばと2月23日に車を走らせた。

絶好調を裏づけるように午前8時の出船を前に16名の釣り客が集合。

長崎昭船長が舵を取る第十八長崎丸は、航程15分の落ちギスポイント、中ノ瀬を目指した。

船長に状況を聞くと、「昨夏のシロギスが例年以上によく釣れたので、全体的に数が多いんでしょう。水温が下がって深場の一定の場所に固まっているおかげで、冬でも本当に調子がいいですよ」

前日トップは124尾、前々日は116尾。

いやがうえにも期待が膨らむ中、水深25mでスタートを切った。

ほどなくして右舷ミヨシの木村さんがリールを巻き始め、「誘いを入れたらすぐ食いました。1投目で釣れちゃった」と景気のよいお言葉。

仕掛けは同宿推奨の胴つき式だ。

しかしその後はポツリポツリ。

しかもほんの2~3名にしかアタらない。

最初の1尾を上げた木村さんは孤軍奮闘、さすがの腕前で着々と数をのばしている。

開始から1時間、まだ本命の顔を見られない方が数名。

明らかに誘い方によって明暗が分かれているようだ。

「この時期は積極的に誘いを入れると食いません。ゼロテンションか少し張るくらいでエサを漂わせると食う感じ」

これは木村さんのアドバイス。

厳寒期らしいシロギス釣りのテクニックだ。

ここで私も竿を出してみる。

10mほど仕掛けをチョイ投げし、着底したオモリをトン、トン……と歩かせるイメージで竿先を動かして手前まで寄せる。

エサを動かし過ぎると食いが悪いとのことなので、わずかにゆっくり竿先を動かし、ときには糸を少し弛ませてみた。誘いの間もいつもより長めに取ってアタリを聞く。

ここでブルブルッときて、すかさず合わせを入れるとシロギス特有の小気味よい引き。

なるほどけっこうシビアな食い方だ。その後も同じやり方で幅広く誘うもなかなか数をのばせない。

なんとか5尾を上げたところで船中の様子を見に行くと、皆さん依然として苦戦中。

そんな中で木村さんは40尾を超えたそうだ。

かなり厳しい状況に間違いはないが、最近は総じて朝の食いが悪く昼に向けて上がっていく傾向にあるらしい。

ところが午前11時を過ぎても一向に上向く気配はなく、むしろ先ほどまでアタリが出ていた釣り方も通用しなくなってきた。

なんとかツ抜けはできたものの、まさかこのままで今日は終わり?

少しやり方を変えて、自分の目の前5mから船下までを集中的に探ってみる。

するとブルブルというアタリが少し増えたのだが、同時になぜかバラシも増えてきた。

エサを食い込まないのか?

なんとも正解がよく分からない。

それでも少しずつ増えたアタリのおかげで再びポツポツと数を重ねていく。

釣行の写真

陽が高くなるにつれアタリが増えた

知っ得!落ちギス狙いのエサ付け

出船前に船長から必ず聞いておいたほうがいいのがエサのアオイソメの付け方。

ハリの刺し方とタラシの長さは直近の状況によって正解が異なる。

この日の船長からのアドバイスは「今は深場を攻めているので、チョン掛けをすすめます」とのこと。エサの回転が防げるので、仕掛けの上げ下げによる糸絡みが軽減するようだ。また、エサのタラシも「5cmほどの長さにしてアピールしてください」とのことだった。

エサの写真

付け方一つで食いが変わる

お昼過ぎからは大きな誘い

12時前後から前半苦しんでいた人たちも徐々に本命を掛け、全員がお土産になるくらいは釣っているようだ。

朝から好調に数をのばしている木村さんは、さらにペースアップ。

「アタリを出す方法がハマると1投1尾になりますよ」

言葉どおり次つぎに掛ける。

何を変えたのかを聞くと、「アタリがなくても一定間隔で大きく合わせを入れて落としています。魚の活性が上がってきたので、大きく動かすことでリアクションバイトのように魚がエサを追ってきているんじゃないですかね」

え?

朝は控えめに誘っていたのに、今は大きく誘ってるの?

私の釣りにはそこに大きな落とし穴があった。

同じようなやり方を続けているからペースを落としたのだ。

よくバラシていたのにも理由があった。

ブルブルというアタリは魚がエサを吐き出そうとしているときに出るらしく、合わせてもバレやすい理想はエサを飲み込んだ際にククッとくるアタリに合わせることだが、それが分かりにくいときは定期的な空合わせが有効なのだろう。

この時期のキスは一日の中でもアタリ方がコロコロ変わるのだ。

聞いたとおりに自分も実践してみると、不思議なくらい合わせが決まって5尾連発。

残り30分を切って90尾を超えた木村さんは怒涛とうのラストスパート、船長の「仕舞いましょう!」のブザーと同時にぴったり100尾に届いて束釣りを達成した。

2位は67尾。

そして終わってみれば半数以上が40尾以上を手にして、良型の落ちギスを持ち帰ることができた。

皆さんに話を聞くと前半好調だった人が急激にペースダウンし、前半苦しんだ方は後半に猛追した様子。

この逆転劇がシロギスの活性の変化を表し、釣り方を変える必要があることを示唆している。

決して簡単に釣れるわけではない厳寒期のシロギスだが、そのテクニカルな一面が釣り人を楽しませるのだ。

しかも例年以上に個体数が多いことは間違いなく、それなりにお土産確保も期待できる。

今なら奥深いシロギス釣りのステップアップにも最適だろう。

釣行の写真

ジャスト100尾を釣り上げた名手の木村さん

釣行の写真

群れが固まっている湾キス。今後も楽しみだ

Tackle Guide

長崎屋はキス専用の胴つき仕掛けにこだわりがあり特製仕掛けも販売中。

昔はゴロタ石などがある根周りを攻めることも多く、根掛かり対策で胴つきを使ったとか。

テンビンに比べてアタリが分かりやすく、しかも手前マツリしにくい。

とくに厳寒期のシロギスは居食いして動きが鈍いことも多いので、胴つきのメリットは大きい。

船宿information

東京湾奥横浜本牧 長崎屋

045・622・8168

▼備考=予約乗合、8時出船。アジ、ルアーシーバスへも出船

釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!

【東京湾奥(千葉県)・シロギス】人気ランキング

【東京湾奥(千葉県)・シロギス】価格ランキング

隔週刊つり情報(2025年4月1号)※無断複製・転載禁止

船での沖釣りを中心に季節の釣り情報が満載!

隔週刊誌 つり情報

つり情報は、毎月1日と15日に発売されている隔週刊誌です。
旬の沖釣りをメインにあらゆるシーンの情報が掲載されており、初心者から経験者まで楽しめる内容でお届けしています。
釣り場や釣り船からのレポートは臨場感たっぷり!沖釣りアングラーには欠かせない釣り情報誌です。

公式HP・SNSをチェックしよう

  • つり情報公式HPへ
  • つり情報公式Facebookへ
  • つり情報公式Youtubeへ
  • つり情報公式twitterへ

公式youtubeチャンネルでは、
誌面連動動画いつでも観れます!

最新号はこちら!

「つり情報 4月1日号 No.1142」
3月13日(金)発売

つり情報 最新号はこちら

定価690円

巻頭特集
そろそろ行っとく?春の沖釣り発進!

東京湾のテンビン・テンヤ・ルアー
沼津の夜タチウオ

  • コマセダイ
  • シロギス
  • クロムツ
  • オニカサゴ
第2特集
季節限定ヘダイが主役!相模湾のライト五目

日立沖のムラソイ五目
福島のメバル五目
相模湾のカサゴ五目

第3特集
大型急上昇!福島のヒラメ
カラー特集
①東京湾のトラフグ
②日立久慈沖の寒ビラメ

最新号はお近くの書店または釣具店でお買い求め下さい。

オトクな定期購読情報はこちら

オトクな定期購読情報はこちら

定期購読

電子書籍でも今すぐチェック

  • App Storeからつり情報公式アプリをダウンロード
  • amazon kindleでつり情報をチェック
  • dマガジンでつり情報をチェック
  • 楽天マガジンでつり情報をチェック

船釣り」カテゴリの人気記事

隔週刊つり情報」カテゴリの人気記事

人気記事