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数、型両狙いで楽しめる東京湾のルアータチウオ

隔週刊つり情報編集部

東京湾のルアータチウオが盛況だ。

6月下旬現在は第二海堡周りの水深40m前後と猿島沖の水深60m前後を各船釣り分けている。

第二海堡周りでは70~80cm級主体ながら数が釣れ、猿島沖ではアタリは多少減るものの指幅4~5本級の100cmオーバーが多い傾向にある。

例年どおりなら、今後は富津沖などの浅場で中小型の数釣りを楽しんでから型狙いで走水沖へ転進するパターンになりそうだ。

釣行の写真

▲当日の釣り場は第二海堡周り~猿島沖の水深40~60m前後

梅雨の晴れ間の6月29日、東京湾奥木更津港の宮川丸にお邪魔した。

宮川丸はこれまでシロギス乗合で出船しており、この日から今シーズンのルアータチウオ船がスタート。

初日を楽しみにしていた常連さんを中心に乗船者12名が集合した。

三木武師船長にあいさつして模様をうかがうと、「釣り場は第二海堡周り。小さいけど数が釣れていました。ここ数日は模様が安定していないようなんで、少し様子を見て反応がなければ型の出ている猿島沖へ向かいます」とのこと。

釣行の写真

▲当日最大115cm。ヒットルアーはジャッカル・アンチョビメタ TYPE-Ⅲ

知っ得!指示ダナが2層にあるとき底付近を狙うなら重いジグで

タチウオの反応は上から10~15mと底付近に同時に出ることがある。

どちらを狙えばいいか迷ったときは底から海面まで探るのも一手。

ただ、浅ダナの反応は小型の傾向がある。

良型のいる底付近を狙いたいときは、150g以上の重いジグを使い、素早く沈めるのがおすすめだ。

釣行の写真

▼ジグは100~150gを各種そろえておく

第二海堡周りで数狙い

7時に出船し45分ほどで第二海堡周りのポイントに到着。

しばらく探索に時間を費やしたところで、「水深40mです。反応は底から2~3mです。どうぞ」と船長からのアナウンスで釣り開始となる。

最初に竿を曲げたのは右胴の間の石田さん。

慎重にヤリトリして上がってきたのは90cm級のタチウオ。

さらに立て続けに70~80cm級のタチウオを2本取り込んだ。

「反応が底付近だったのでゆっくりしたシャクリで誘ってみたらうまくパターンにハマったようです。ジグはブランカのピンクゼブラ」とうれしそうな石田さん。

船長からはたびたびアナウンスがあり、「海面から10~15mにも反応が出てきました」

「底にも反応があるから海面まで探ってみてください」

今度は左ミヨシ3番の東崎さんにヒット。

タイラバロッドを曲げて引きを楽しんでいる。

上がってきたのは80cm級のタチウオ。

「実はルアータチウオ船に乗るのは4年ぶりなんです。専用タックルを持っていないので諦めていたのですが、タイラバ用でも楽しめると聞いて来ました」と言う。

その後は70~80cm級のタチウオが船内でポツポツ上がり全員安打を達成。

やがてタチウオの活性も上がってきたようで、「水深40mです。底から5mくらいにいい反応がありますよ」とのアナウンス。

すると左ミヨシ、ミヨシ2番、ミヨシ3番でトリプルヒット。

なかでも右ミヨシ2番の三木さんは誘いのパターンがハマって怒とうの8連チャンだ。

「キュッ、キュッとメリハリのあるシャクリで誘うとジグが落ちた瞬間にタチウオが食ってきます。リアクションですね。ジグはダイワのTGベイトです」と三木さん。

ところが9時になるとアタリが遠くなり、船団もタチウオの反応を求めてバラけてしまう。

船長によると見つけた反応もすぐに消えてしまうらしく、潮回り直後に船中で70~80cm級のタチウオがポツポツ釣れても後が続かない。

釣行の写真

▲猿島沖へ移動すると1mオーバーが目立つようになった

Tackle Guide

リーダーの先端に太いリーダー(バイトリーダー)を結ぶシステムもあるが、オマツリしたときに道糸が結び目に絡まるとほどきにくく、道糸も傷む。

リーダーはシンプルなほうがトラブルも少なくおすすめ。

猿島沖で良型連発

9時過ぎになると第二海堡周りを狙っていたタチウオ船が次つぎと猿島沖へ向かい始め、宮川丸も移動する。

猿島沖のポイントに到着するとタチウオ船団が形成されていた。

週末とあってどの船も満員御礼。

そのほとんどがテンヤタチウオ船でテンビン船、ルアー船と続く。

「水深60m。反応は底から20m上まであります」と船長からのアナウンスで釣り開始。

下げ潮が動き出したところで最初に竿を曲げたのは左胴の間の方。

竿先を下げて右手と左手をリズミカルに動かし、ジグを跳ねさせないように誘って底から5mほど巻き上げたところでアタったという。

ゆっくり巻き上げて取り込んだのは112cmのタチウオ。

続いて左トモ2番の二上さんと左ミヨシの本橋さんがほぼ同時にフォールのアタリをとらえて二上さんが113cm、本橋さんが115cmを取り込んだ。

本橋さんは、「底からワンピッチジャークで30m巻き上げたところでリールのクラッチを切り、フォールさせた瞬間にアタりました」ジグを追わせてフォールでリアクションバイトを誘うイメージで、「フォールで釣れるタチウオは型がいいですね」と話してくれた。

右舷ではミヨシ2番の三木さんが1mオーバーのタチウオを連発している。

釣り方は本橋さんとほぼ同じで、違うのは巻き上げの速度。

早巻きしてからフォールで食わせている。このパターンが見事にハマったようだ。

第二海堡周りで9本釣っていた右胴の間の石田さんは、猿島沖に来てから失速。

船長から「早巻きしてみてください」とアドバイスを受けて、1m級をゲット。

「こっちに来てタチウオにリーダーを切られて当たりルアーを失ってからまったくアタリがなくなりました。釣り方がゆっくりのままだったのもよくなかったのかも。ジグや誘い方が合わないと食ってこないんですね、勉強になりました」と石田さん。

コツをつかんだのか同サイズのタチウオを追釣する。

右ミヨシの林さんも1mオーバーのタチウオを連発している。

「やる気のあるタチウオはジグを追いかけて食ってくる傾向がありますね。指示ダナの上限からさらに10m上まで探ったら、巻き上げで食ってきました」と話していた。

その後、船内のあちこちで1m級のタチウオが釣れ上がり、プチ盛り上がりがあったところで14時の沖揚がりを迎えた。

釣果は70~115cmを一人4~19本。

1mオーバーが船中22本と上々の初日となった。

船長によると富津沖の浅場で安定して釣れるようになれば、ここで数釣りをしてから走水沖へ移動して型狙いという展開になるというから、今後も期待できそうだ。

釣行の写真

▲良型タチウオはフォールでよく釣れた

釣行の写真

▲第二海堡周りでは70~80cm前後が多かった

船宿information

東京湾奥木更津港

宮川丸

0438・23・4891

▼備考=予約乗合、7時出船。

土日祝日のみ出船

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