空合わせで釣りきった二度目のマルイカ釣り

5月22日、マルイカを楽しみに三浦半島葉山芝崎の五エム丸へ釣行した。

マルイカ釣りの経験は1度だけ。

そのときは1杯と残念な結果に終わっている。

今年はマルイカ好調で、五エム丸の釣果を確認すると前々日はトップ119杯、前日は同67杯で期待が高まる。

当日の乗船客は10名で私は右舷トモ2番、トモには仲乗りさんが入る。

隣に入ってくれたのは幸いで、マルイカの釣り方をていねいに教えてもらう。

船宿指定のオモリは20～25号だが、マルイカが小さいので20号のほうがイカが乗ったときの重みを感じやすいとのこと。

アタリを取って掛けるのは難しいらしく、基本は空合わせとなるらしい。

釣り方は仕掛けが着底したらすぐに空合わせ。

乗りがなければ再着底させて竿をたたいてからピタッと止めて2～3秒待ち、また空合わせ。

これを繰り返すとのこと。
7時出船。

葉山沖水深16mで釣り開始。

直ブラ仕掛けを投入し、仲乗りさんに教えてもらったとおりに釣っていると、空合わせで仕掛けが重く感じた。

リールを巻いて仕掛けを上げるとマルイカが乗っていた。

前回釣行時の苦戦を思うと驚くほど幸先のいいスタートだ。

だが次投から3連続で触腕のみ。仲乗りさんに聞いてみると合わせが少し早いので、もう少し待つようにとのアドバイス。

そこで仕掛けを止める時間を2秒から3秒にする。

2流し目は船中ポツポツとマルイカが上がる程度。

私は釣果なし。

それでも3流し目には2杯目、3杯目のマルイカを釣り上げることができた。

そこから少しずつ数をのばして10時過ぎにツ抜けを達成。

船内をひと回りしてきた仲乗りさんによるとトップは右舷ミヨシで40杯。

遠目に右舷ミヨシの様子をうかがうと、直結仕掛けでアタリを取ってどんどん掛けている。

手返しも早くマルイカが上がってくると船内に大きく仕掛けを引き込みバケツの上でスッテを返すとマルイカがそのままバケツの中に落ちる。

仕掛けを全部上げることはなく、マルイカが外れると仕掛けを再投入。

その間、ほんの数秒の早業だ。

私も少しずつ数を重ねていくが、幸いだったのはこの日の「当たり」と言えそうなスッテがあったこと。

上から2番目の赤頭に緑のボディのスッテが好調で7～8割ほどはこれに乗ってきた。

仲乗りさんも手持ちの中から似たスッテを探して使ってみるが、私のスッテのようには反応はない。

違いは頭の赤色が私のよりも少し薄いようだ。なんと微妙なのだろうか。

常連さんと見受けられるような人たちはアタリをとらえて合わせているように見えたが、結局、私はこの日はっきりとアタリをとらえることはできないまま13時の沖揚がりを迎えた。

釣果は9～24センチのマルイカを一人8～90杯。

トップは右舷ミヨシで、私は21杯。

帰宅後、仲乗りさんおすすめのにぎりにしてみた。

マルイカの柔らかい食感と甘みが酢飯に合って絶品。

ゲソは細切りにしたニンジンと合わせてかき揚げにした。

揚げたマルイカの味が濃くなったようでニンジンの甘さと相まって美味。

今年はマルイカが好調なようなのでまた釣行して、この味を楽しみたい。

三浦半島葉山芝崎

五エム丸

046・875・2349

▼備考＝予約乗合、7時出船。

ライトヒラメ、ライトアマダイへも出船