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沖釣りデビューにもおすすめ 東京湾のライトアジ堅調!

隔週刊つり情報編集部

沖釣りに最高の季節がやってきた今、子供を連れて釣りに行きたいという人も多いことだろう。

そんな人におすすめなのがライトアジ釣りだ。

この時期からより釣りやすくなり、小さいお子さんでも楽しめる。

取材した東京湾奥横浜の渡辺釣船店では午前午後の半日船で出船し、20cm前後の小型メインながら連日トップ50尾以上の釣果が続いている。

そして楽しみはその味。

「脂はずっとありますがこれからもっとうまくなりますよ」と杉村裕二船長が言うように極上の味が楽しめる。

取材日には多くのお子さんが乗船。

最初に手ほどきを受けるとあっという間に上達し大人顔負けの釣果も。

手軽に楽しめる反面、奥が深くマニアも多いライトアジ。

ファミリーからベテランまで、連休のお出かけに迷ったらぜひ!

バチコンってなんだ?

渡辺釣船店はバチコンファンが多いことで有名な船だ。

そのバチコンとは、繊細なタックルでジグヘッド&ワームで狙う釣り方のこと。

竿先に出る微かなアタリを察知してシュッと合わせていくゲーム性にハマる人が続出中なのだとか。

予約時に伝えると前方の釣り座を用意してもらえる。

詳細はこのあとお伝えする。

ワームの写真

ワームは2~3inを使用

気温が上昇し穏やかな陽気が続くこれからの時期、「ファミリーで釣りをしたい」、「子供を連れて釣りに行きたい」という人も多いことだろう。

そんな人たちにおすすめなのが東京湾奥のライトアジだ。

とても奥が深い釣りだが、タナさえ合わせればだれにでも簡単に釣れて初めての船釣りにもピッタリ。

コマセ釣りの基本が詰まっていて、ここから始めてゆくゆくはイサキ、シマアジ、マダイ、ワラサにキハダまで多くの釣りにもチャレンジできる。

今回はそのライトアジの楽しみ方を紹介、後半は最近人気が上昇中の「バチコン」の釣り方も解説しよう。

まずライトアジ釣りの概要から。

東京湾奥出船のメインの釣り物の一つで多くの船宿が出船している。

出船形態は午前、午後の半日船、沖揚がりが13時ごろのショート船、沖揚がりが14時ごろの一日船がある。

今回、取材した東京湾奥横浜の渡辺釣船店は半日船で出船。

こちらのメリットは短時間で楽しめること。

7時に出船して沖揚がりは11時ごろ。

うまくいけば実釣3時間半ほどで50尾以上の釣果も。

船酔いが心配で、飽きやすい子供でもこれなら安心だ。

もし、午前で満足できないようなら午後船に乗り継ぐのもOK。

その場合は一日船の料金が適用されるのでお得感もある。

午前のみなら午後も時間を有効活用できるし、朝が弱い場合は午後船のみと、様ざまな楽しみ方がある。

ショート船や一日船は半日船ではちょっと物足りないな、という人におすすめ。

これくらい釣り時間があると潮変わり(満潮や干潮)があるので、前半に食いが悪くてもどこかで食いが上昇する可能性があり、安定した釣果を残すことができる。

それぞれのニーズに合わせて出船形態を選ぼう。

また、これから始まるゴールデンウイーク期間中はお得なイベントを開催している船宿も多く、うまく活用したい。

今回はライトアジ釣りの基本を解説する。

もし、お子さんが初めての体験になるようなら付きっきりで面倒を見るくらいのつもりでやろう。

そこで好きになってくれたらしめたもの!

まずは釣りを好きになってもらえるようにサポートしてあげよう。

釣行の写真

子供はビックリするくらいに上達が早い

釣行の写真

お嬢さんが釣り好きになってくれて幸せそう

コマセの振れる竿を オモリは40号と手軽

ライトアジ釣りに使用する竿は全長1.7~1.9m前後、オモリ負荷表示30~80号程度、7:3調子のライトゲームロッドを使用する。

多くの竿が流用できるが、あまり軟らかい竿だとコマセを振り出せないので7:3~8:2調子の竿のほうが扱いやすい。

リールは小型両軸または超小型電動。

水深はこれからの時期は20m前後のことが多いので手巻きリールでも余裕で対応できる。

道糸はPE1~2号。

道糸のマーカーが見やすいものを選ぶ。

ライトアジ用の片テンビンに1.5mm径のクッションゴム20cmを装着、ビシはオモリ40号の金網製。

仕掛けは全長1.8m前後、ハリス1.5~2号の2~3本バリが標準。

慣れない人はハリス2号の2本バリ仕掛けが扱いやすい。

休日など込み合うときはオマツリも多くなるので仕掛けの予備は多めに用意しておきたい。

竿、リール、テンビン、ビシは船のレンタルを利用するのもいいだろう。

このほか、ハサミ、ハリ外し、フィッシュホルダー(魚つかみ)、手拭き用のタオルは必需品。

船ベリの穴に入れるタイプの簡単なチョイ置きホルダーがあると便利。

ロッドを固定するロッドキーパーがなくてもこのホルダーは用意しておきたい。

これからの時期は紫外線が強くなるので、日焼け止めも忘れずに。

また、釣ったアジをおいしく食べるために、ポイントに着いたら氷の入ったクーラーボックスの中に5~10cmほど海水を入れておくこと。

キンキンに冷やしておき、釣った魚はまめにクーラーにしまっていく。

コマセはイワシミンチを使用する。

コマセはビシに7~8分目程度詰める。

コマセを直接手で触った場合は、必ずオケの海水で手を洗い、タオルで拭き取っておくこと。

こうすればタックルを汚さず清潔に釣りができる。

付けエサは船宿によってアカタンかアオイソメ、または両方が用意される。

アカタンの場合はそのままハリに刺すじめ5mm程度にカットしておく。

頭の硬い部分はエサ持ちがいいので食いがよければこの部分を選んで付けよう。

正しいポジションが上達の早道

どんな釣り物でも同じだが、釣り座のポジションを正しく取ることが上達への早道となる。

釣り座が決まったら、ポジション決めをする。

竿は船首側、コマセを船尾側に置き、その間に釣り人が入るようなイメージ。

足元のオケが足に当たったり、邪魔になるようなら釣る場所を優先してオケを移動する。

足元を広く使うとストレスなく釣りができるようになる。

コマセを出してタナが合えばだれでも釣れる

この釣りで最も重要なのは、コマセの帯の中に付けエサを入れる、ということ。

この大前提さえ守れば難しい釣りではない。

船長からは「底から2~3m」などの指示が出る。

この場合は、ビシの位置を海底から2~3mに持っていくということ。

海底にビシが付いたら糸フケを素早く取り道糸のマーカーを見て1m上げる。

ここから2~3回細かく鋭いシャクリでコマセを振り出して2m、または3mのタナまで上げる。

この釣りは自分の船下に魚をしっかり集めることが重要で、最初に1尾釣れるまでは多めにまこう。

タナが低い場所でしか食わないときは海底から1m付近で重点的に、高めのタナでも食うようなら幅広くまく。

数が釣れるときはタナも浮くことが多くなる。

いずれの場合も、コマセをまいたら1mほど巻き上げて、コマセの帯の中に仕掛けを入れること。

食いがいいときはすぐに食ってくる。

30秒ほど待って食わないようなら底まで仕掛けを落として、もう一度コマセをまいてタナにセットする。

2回目のタナ取りで食うことが多いが、これは1回目よりもより正確にタナ取りできるため。

2回目で少し待って食わなければ回収して再投入する。

アジのアタリはキュンキュンとかクンクンといった感じで竿先に明確に出る。

アタリがあったらそのままゆっくりと竿を持ち上げてやるとしっかりとハリ掛かりしてバレにくくなる。

強い合わせは口切れして外れてしまうのであくまで持ち上げるくらいでOK。

釣行の写真

コマセは鋭く小さい幅でまく

誘いと追い食いで数をのばそう!

食いがいいときはタナに合わせれば食ってくるが、さらに数をのばしたいなら誘いと追い食いが重要だ。

誘いは竿をゆっくり持ち上げてからゆっくりと下ろしていってみよう。

この上げていくとき、下ろしていくときのいずれでもアタリが出ることが多い。

この誘いを行うことで、どこかでコマセの帯の中に付けエサを入れることが可能になる。

このほか、竿先をチョンチョンと誘い上げてエサが跳ねるようなイメージの誘いが有効なことも。

誘いのあとに止めるとキュンキュンと食ってくる。

数をのばすには追い食いも重要だ。

そのまま何気なく釣っていてもダブル、トリプルと掛かってくることもあるが、狙ってやったほうが面白い。

まず最初の1尾が掛かったら「どこに掛かったかな?」と考える。

強い引きなら上バリ(ビシに近い)、曖昧な感じなら下バリに食ったと判断できる。

上バリに食ったときがチャンスで、この場合はそのままごくゆっくりと3mほど巻き上げていく。

最初に食った場所に次のハリを入れてやるイメージだ。

これで追い食いが成功すればさらに強い引きがやってくる。

下バリと判断したらその場で糸を張ったまま待つか、竿を小さい幅で上下してみる。

これで食うこともあるが、下バリのほうが追い食いは難しい。

いずれの場合もある程度待ったら巻き上げること。

待ちすぎると元もと食っていた魚もバレてしまう。

また、これから30cmを超えるような大型が食うこともあるが、大きいと思ったらそのまま巻き上げたほうが無難だ。

周りが食っているのに自分だけ食わないときは、コマセがキチンと出ているかビシをチェック。

コマセのカスが詰まっているようなら一度取り除いておこう。

そして食わないと思ったら、一度底を取り直してやり直してみる。

これでいきなり食うことも多い。

取り込みは海面にテンビンが見えたら必ずストップ(巻きすぎ注意!)し、竿を立ててテンビン(ビシ)をつかんでコマセオケの中に置き、それからハリスをたぐる。

ハリスは両手を大きく広げて、最後は魚のできるだけ近くのハリスをつかんで一気に船内へ入れる。

できるだけハリスをたぐる手の数を減らすとバラシが減る。

船内に入れたアジはハリ外しを使ってオケの中へ。

魚をつかむときはフィッシュグリップを使おう。

アジは尻ビレ周辺に鋭いトゲがあり、これが結構痛い。

前述したが、釣った魚はまめにクーラーボックスにしまっていくことで鮮度抜群に極上の味を楽しむことができる。

釣ったアジは刺身、なめろう、フライ、塩焼きなどで楽しもう。

釣行の写真

アタリを取って掛けていくのにハマるそう

釣行の写真

タナをつかんで一人だけ入れ食いのときもあった

ライトアジ船に同乗する形でバチコン(バーチカルコンタクト)を楽しむ人も増えている。

小型のジグヘッドとワームで1尾1尾のアタリを取って掛けていくゲーム性の高い釣り方だ。

今回は、渡辺釣船店の仲乗りさんに聞いた基本的な釣り方を紹介する。

竿は全長約2mのバチコン専用竿。

船上では多くの人がダイワ「月下美人MXアジングボート」を使用していた。

リールは1000~2000番の小型スピニングまたは小型両軸。

道糸はPE0.3~0.4号。

最近の流行りの仕掛けは「逆ダン」仕掛け。

「逆ダン」とは逆ダウンショットの略で、見た目は枝スを出した胴つき状だが、実際はジグヘッドまでが本線で、枝スにオモリを接続しているというもの。

ジグヘッドまでが一直線なのでより感度に優れるのだとか。

枝スはハーフヒッチで編み込んでおくと位置の調節が可能。

本線(リーダー部・ハリス)は1.5~2号、枝ス(捨て糸)は1.5号が標準。

接続部からジグヘッドまでの長さは15~30cm、捨て糸の長さは1~1.5m。

ジグヘッドは0.2~0.5g。

ワームは2~3in。

各メーカーから多く発売されているが、迷ったらエコギア「アジ職人アジマスト2.4」のクリアピンクグロウとスパークルオレンジの2つを用意しておけばいいそう。

ただし、カラーは色いろ食ってくるのであれこれ試したい人はグリーンやブルー系なども用意しておこう。

オモリはナス型の15号を使用する。

釣り方はカワハギに似ている !?

通常のライトアジのタナは海底から2~3mが基本。

付けエサは海底から1~2mくらいを漂うイメージだ。

バチコンはコマセ釣りで集めてもらったアジを狙うという側面もあるので基本のタナは同じ。

前述のバチコン仕掛けのオモリを海底に着けると、ちょうどジグヘッドはコマセ釣りの付けエサと同じくらいの位置になる。

オモリを着底させたままカワハギ釣りでやるようなタタキや小づきを5~10回程度入れたらステイして食わせる間を作る。

このステイ時間は10~30秒ほどで、食いがいいときほど短く、食いが悪いときほど長くするのがセオリーだという。

アタリは竿先にハッキリと出るものからモタレまで様ざま。

違和感を感じたらシュッと合わせてフッキングさせる。

底狙いを主体に、海底から2~3m探ってみる。

たたいてジグヘッドを踊らせる誘いと、竿を持ち上げてからゆっくり落としていくのも効果があるという。

落ちていくときにアタリが出ることが多く、竿先を集中して見ておくことが重要だ。

この時期は小型が多いが、夏場になって30cmオーバーが釣れるようになると青物ゲームのような興奮が味わえるというバチコン。

興味のある人はぜひ挑戦してみよう。

釣行の写真

バチコンは1尾1尾楽しみながら釣っていく

釣行の写真

アジを連チャンさせて最後はクロダイで締めた

INFORMATION

東京湾奥・横浜 渡辺釣船店

045・622・8381

▼備考=予約乗合、7時と12時半出船。ほかルアータチウオ、シーバスへも

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