「流し込みで、40kgクラスの良型が上がり出しましたよ」と船長からの朗報を受けて10月1日、釣友の丸山君とキハダを狙いに相模湾福浦港のよしひさ丸へ釣行した。
当日、5時に集まった乗船者は10名。
常連の尾崎さん夫婦とあいさつをかわし、右舷ミヨシ2番に入る。
5時半過ぎに港を離れ、まずは前日反応があった小田原沖から捜索スタート。
魚影を探しながら、東へ捜索範囲を広げていく。
40分ほど走ったところで、「まだ反応は深いけどやってみよう。タナ25mです。35mからコマセを振り出してください」とのアナウンス。
付けエサのオキアミを抱き合わせにして投入し、手持ち竿でアタリを待つ。
開始早々に「アタったよ」と第一声を上げたのは尾崎さんのご主人。
ほぼゴリ巻き状態でタモ取りされたのは2kgクラスのキメジ。
「左ミヨシに5本。右トモに2本。船下に入ってきた、チャンス、チャンス」と言う興奮気味のアナウンスが船内に流れたのとほぼ同じに、今度は尾崎夫人にヒット。
手慣れたウインチ釣法で20kgクラスのレギュラーサイズを取り込み「おめでとう」と言う乗船者の祝福に笑顔がこぼれる。
次の流しでもキハダに選ばれたのは彼女。
30kgクラスをギャフアップ。
2本をゲットしてうれしそうにはしゃぐ夫人にご主人は「これで家庭は円満です」と苦笑い。
デカいのが食った
その後は反応はあるもののなかなか浮上してこない魚にヤキモキする時間が過ぎていく。
そこでハリスのほぼ中間点に中オモリを装着し、付けエサを深く沈める工夫をしてみる。
船長の指示ダナ28mより10m仕掛けを下ろし、魚の上昇をうながすように多めにコマセを振り出し、タナで軽く一振りした次の瞬間、4kgとやや強めに設定しておいたドラグが唸りを上げ、道糸が一気に180m引き出された。
巻き上げては引き出され、また巻き上げる。
約40分の重量感のあるスタンディングファイトを楽しんだ末、後検量45・5kgのキハダがデッキで大暴れ。
良型を取り込んだ心地よい余韻に浸っていると、今度は同行の丸山君にヒット。
30m付近にサメの反応があったので、残り60mでリングを投入。
スタンディングからウインチ釣法に切り替え、30kgクラスを取り込んだところでタイムアップ。
帰港となった。
この日は28・8~45・5kgのキハダを船中4本、キメジ1本とバラシなしの好釣果。
「今年は魚影が濃いので反応があれば12月まで狙います。60kgオーバーのオダモンクラスを狙いにきてください」と船長。
さあ、これからが本番、気合を入れるぞ!
乗船MEMO
相模湾福浦港
よしひさ丸
0465・63・3884
備考=予約乗合、5時集合。
マダイ五目、カワハギへも出船。
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隔週刊つり情報(2024年11月1号)※無断複製・転載禁止