読者アングラーをゲストに招いて釣り方や仕掛け、エサなどを一緒にあれこれ試しつつ、楽しく真剣に釣りをする宮澤幸則さんの連載「釣りは楽しく真剣に!」。
第9回は安定の釣果と食味が魅力の人気ターゲット、東京湾のライトアジ。
ゲストの白木恵子さんは、船釣り歴6年目ながら、カワハギやタチウオなどのテクニカル系からコマセ釣りのアジやマダイに青物、ヤリイカやスルメなど沖のイカ釣りまでこなす中級者。
中でも一番大好きなのがライトアジで、今回はマイブームの特エサ「ホタテの貝ヒモ」を使って竿頭を目指したいとのこと。
そんな白木さんとアジを楽しく真剣に狙うべく、宮澤さんが用意したのが下写真の4色のイカタン。
ウイリー仕掛けのウイリーバリの配色のように付けエサのカラーを替えて食いに違いが出るか試してみるという。
PROFILE
みやざわ ゆきのり
1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。
釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Web で最先端の情報を発信する。
グローブライド・ダイワ社員。
4色のイカタンで釣ってみます!
アジの付けエサは食紅で染めたアカタンやアオイソメが定番。
しかしキンメやアコウでは赤のほか緑や青に染めたイカの切り身が実績を上げています。
そこで今回はイカタンを赤、緑、青に染めた物と、イカの身の色を生かした白の合計4色を使って食いに違いが出るか試してみます!(by 宮澤)
Reader Angler
白木恵子(しろきけいこ)
●東京都在住
●船釣り歴=6年
● 大好きなライトアジで宮澤さんと楽しく真剣に釣りたいです!
ホタテの貝ヒモで釣ります!
ホタテの貝ヒモはエサ持ちがいいので手返しも楽ちん。
最近はこれで好釣果を上げているので、今回は竿頭を目指してがんばります!(by 白木 恵子)
東京湾奥金沢漁港の三春丸へ釣行したのは3月5日。
集合は7時。
8人の乗船者が乗り込み、支度が整ったところで長谷川健二船長の操船で出船。
20分ほどの航程で本牧沖の水深23mに到着、底から2mの指示ダナでスタートとなった。
宮澤さんは3本バリ仕掛けの上から赤、緑、青のイカタンを白木さんはすべてのハリにホタテの貝ヒモを付けて投入。
最初はアタリが遠かったが、しばらくすると宮澤さんが20cm級のアジをキャッチ。
コマセが効いて船下に群れが着いたのか、船内各所でアタリが続き同級のアジが釣れ上がる。
宮澤さんに再びアタリがきて20cm級が上がり、その後もポツポツ数をのばしていく。
宮澤さんの釣り方は、着底後、糸フケを取り、2~3回に分けて軽くコマセを振ってタナに合わせ、しばし待ってアタリがなければスーッと竿を上げて誘い、ゆっくり下げて落とし込む。
今のところ、落とし込んでいるときにプルプルッと食い付くパターンが続いているそうで、食いが浅いのか巻き上げ中にバレることも多いとのこと。
出遅れていた白木さんにも待望のアタリ。
20cm級のアジを抜き上げまずは一安心。
一方、宮澤さんはハリに付ける4色のイカタンの配置を変えたり、すべてのハリに緑や青のイカタンを付けるなど、あれこれ試して食いのいいカラーを模索している。
その後も船内ポツポツとアジが上がったが、お昼前の潮止まりでアタリが遠のき根岸湾の水深22mに移動。
しかしこの場所はパッとせず、八景沖の水深28mへ。
ここは魚礁周りのポイントで、底から3mと少し高めの指示ダナで再開。
上げ潮が流れ始めて魚の活性も上がってきたのか船内あちこちでアタリが続く。
釣れ上がるアジは本牧沖より一回り大きい25cm級。
ここではタナに合わせた途端にアタリがくる入れ食いモードとなり、二人も次つぎにアジを上げる。
まだまだ釣れそうな勢いだったが、沖揚がりの13時を回ってタイムアップ。
釣果は20~25cm級のアジが12~45尾。
当日は終始ミヨシからトモ側へと流れる潮向きで、二人が竿を出したミヨシ側はアタリが少なく不利な釣り座だったが宮澤さんは24尾と健闘。
白木さんは12尾で、残念ながらスソに甘んじる結果となった。
日に日に暖かくなる4月は絶好の行楽シーズン。
皆さんも家族や仲間と手軽なライトアジを楽しんでいただきたい。
![釣行の写真]()
右トモのベテランが45尾を釣りトップ
出典:
![釣行の写真]()
追い食いを狙ってダブル
出典:
読者アングラーの弁
大好きなライトアジで、宮澤プロにいいところを見てもらいたくて頑張りましたが、意気込みが空回りしてしまいました……。
でも、宮澤プロと楽しく真剣に釣りができたので大満足です!(by 白木 恵子)
![釣行の写真]()
ホタテの貝ヒモは、やっぱりエサ持ちは抜群です!
出典:
宮澤さんの釣行後記
潮向き的に不利な釣り座にもかかわらず、懸命に手返しをしてアジを釣る白木さんは立派でした。
私も次の機会でホタテの貝ヒモを試させてもらいます。
またライトアジでご一緒しましょう!
![釣行の写真]()
宮澤さんは落とし込みの誘いでアタリを出させていた
出典:
船宿INFORMATION
東京湾奥金沢漁港 三春丸
045・781・8881
備考=出船時間は問い合わせ。ほかイシモチ、シロギス、ウイリー五目など受付
釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!
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