［竹田ノブヒコのイチ押しルアーターゲット（第100回）］今年も始まったよ！相模湾のルアーシイラ（庄三郎丸／相模湾・平塚港）

今回のイチ押しルアーは万力とも呼ばれ強烈なファイトが魅力の夏の使者シイラでありやす。

今年もいよいよ開幕。

古くからルアーシイラの看板を掲げる相模湾平塚港・庄三郎丸の望月幸雄船長に色いろとお話をうかがってみやしたよ！

ノブ「今年もルアーシイラが始まりましたね。出だしはどうッスか？」

船長「ここにきて黒潮の分流が入ってきて相模湾の各所にシイラの姿が見られるようになりました。これからが楽しみです」

ノブ「釣れているシイラのサイズはどのくらいでしょうか？」

船長「80cm前後が多いですが今日（6月7日）は70～117cmを船中31尾キャッチできました」

ノブ「ルアーはどんなものを用意すればいいですか？」

船長「9～14cmのペンシルベイトやミノー、シンキングペンシル、ジャークベイトなどですね。あとカツオのナブラが出たときのために28～40gのシルエットが小さいジグも用意してください。どのルアーもフックは事故防止のために必ずカエシを潰しておいてください」

ノブ「レンタルタックルはありますか？」

船長「ハイ、1セット500円でお貸ししています。ルアーも船宿で販売しています」

ノブ「キャスト方法はオーバーヘッド？それともアンダーハンドですか？」

船長「基本はアンダーハンドですが、釣り座やお客さんの込み具合などによってはオーバーヘッドも可能です。ただしオーバーヘッドで投げるときはルアーのタラシを短くして、必ず後方確認をしてから行うようにしてください。サイドハンドキャストは危険なので禁止しています」

ノブ「釣り方のコツを教えてください」

船長「潮目や漂流物などを狙っていくのですが、シイラが見えたら周りにも声をかけて連携プレーで釣るようにしてください。晴れて気温が上がった日はシイラの活性も上がるので、ぜひペンシルベイトやポッパーのトップゲームで楽しんでほしいですね。反対に曇天や雨の日はシイラの浮きが悪くなるので、シンキングミノーやジャークベイトで海面下を探るのがコツです」

ノブ「シイラ以外の魚もヒットしたりしますか？」

船長「カツオのナブラがあればもちろん狙います。うまいですからねぇ（笑）。そのほかにはワカシやサバ、運がよければマツダイなんかもヒットします」

ノブ「釣れたシイラをキープする場合は？」

船長「船に設置してある大型のクーラーに入れてください」

ノブ「そのほか注意点があったら教えてください」

船長「まず船上では滑りにくいシューズを履いてください。大型のシイラを掛けると船上を一周しながらファイトすることもあるので。あとはキャップを被り、偏光グラスをかけるようにしてくだい。それとプライヤーも忘れずに。シイラの口からフックを外すときは必ずプライヤーを使うようにしてください。指先でやるのはシイラが暴れたときに大変危険です」

ノブ「今後の見通しはどうでしょう？」

船長「これから第２陣、第３陣とシイラの群れが沖からの潮に乗って入ってくるので、いよいよ本番です。カツオの姿も見え始めたので、より一層おもしろくなると思います」

ノブ「船長、今日はありがとうございました。トップゲームでシイラがルアーに飛びつく姿を見たくなっちゃいました」

船長「あのシーンは何度見ても興奮しますからね。私も頑張ってシイラを探すので竹田さんもぜひ遊びにきてください」

ノブ「ハーイ！」