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読めばライトアジの基本から応用までを全てマスターできる!高槻彗のレクチャー特集!【後編】(蒲利丸/東京湾奥金沢漁港)
第17回の沖釣りカレッジは高槻慧さんのライトアジ教室。
ビギナーからベテラン、大人から子どもまで、だれでも楽しめるゴールデンウイークの一推しターゲット。
その基本から応用までをレクチャーしてもらった。
目次
【前編】はこちら!
【Lecture4:釣り方編・・・合わせから取り込み】巻き上げは一定速度取り込みは落ち着いて
アタリがあったらどうするか。
竿先がクンクン引き込まれたり、手にコンコン伝わってきたら、軽く竿先を立てて合わせを入れる。
リールを握っている側の腕の脇をキュッと締めるようなイメージで軽く持ち上げるだけでハリ掛かりするはず。
ビックリして竿先を大きく持ち上げたり、引っ掛けるような大合わせは、軟らかいアジの口周りに掛かったときに破れてバラシにつながってしまう。
うまくハリ掛かりすれば、断続的に竿先を引き込んでくる。それから一定速度でリールを巻き始めればいい。
ドラグは基本的にきっちり締めておいてよく、巻き上げ中は竿を水平に構えたままで、大きく上下させてあおらないこと。
取り込みは、テンビンが海面下に見えたら巻き上げをストップ。
そのまま竿を立てるとちょうどテンビンが手元にくるはずなので、キャッチ。
竿を風上側に置いたら、テンビンをコマセオケに入れる。
慌ててテンビンを竿先近くまで巻き上げてしまうとブラブラして危険。
コマセカゴが周りの人にぶつかったり、ハリスが自分に引っ掛かってしまう。
とにかく竿とテンビンを置いてから、落ち着いて風下側へハリスをたぐって魚をゆっくり船内へ取り込む。
エイヤッと勢いよく抜き上げるとバラシにつながるので注意したい。
魚を外すときは、1尾なら問題ないが、2尾3尾と掛かっていたら、上の魚から外していく。
先バリに魚が付いていれば重さで仕掛けが張るので、ハリス絡みのリスクが減る。
先バリから魚を外してしまうと、上バリの魚が暴れて絡まりやすくなる。
取り込みで仕掛けを絡ませないコツとしては、上バリの魚を外したら、その枝スを船の外へ出していくことだ。
取り込みの手順と注意点
【Lecture5:高槻慧流アップデートテクニック】一歩上をいくテクニック「攻め」の誘いとは !?
ここまではライトアジの基本中の基本を紹介してきたが、最後に一歩上をいく高槻流テクニックを教えてもらった。
それが「攻め」のライトアジ釣法。
具体的には、仕掛けが着底したらすぐにコマセを振り出しながら2mのタナを取る。
ここで一度ピタッと止めてから、ゆっくり、デッドスローで5~10秒くらいかけて50cm~1m聞き上げていく。
アタリがなければもう一度底まで下ろして繰り返す。
この釣り方は底からすぐにコマセをまき出すことで、縦長の帯状にコマセの層を作り、かつ仕掛けも張った状態になるので、タナを取ったときにはすでにコマセと仕掛けが同調している状態になる。
そこから聞き上げをスタートするので、アジがエサを吸い込んだ瞬間にモタレや震えのようなアタリが出るという。
そこでキュッと軽く10~20cmほど合わせて掛けていく。
これによりアタリが出るのを待つのではなく、アタリを出させて掛けていく釣りが可能になる。
そのほかのパターンとしては、2mのタナで「揺する」ような誘いを入れたり、底上1mからテンビン仕掛けのタチウオ釣りのようにリールのハンドルを1/8回転くらいさせながら竿先を小さく揺すり、コマセをポロポロまきつつ仕掛けをフワフワさせることでリアクションバイトを誘う。
そんな釣り方をするときもある。
もちろんどの誘い方がどんなときに絶対有効ということではなく、釣れてるときにはより早くアタリを出して数をのばす、釣れていないときには色んな誘いを試してアタリをひねり出す。
こうした「攻め」の釣りをしていくとライトアジがより面白くなり、それこそが高槻さん流のライトアジテクニックの真骨頂と言えるのだろう。
高槻 慧流攻めの誘い方のパターン例
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