サバやイワシ、アジなど食べて美味しい魚を手軽に狙えて、ファミリーフィッシングにも人気のサビキ釣り。
日中におこなうイメージが強いサビキ釣りですが、実は夜でも楽しめることをご存知でしたか?
大型を狙えたり数釣りができたりと、夜釣りにはメリットがたくさんあります。
今回はそんな夜のサビキ釣りにフォーカスし、おすすめの釣り場や仕掛け、夜だからこそ気をつけたい注意点をご紹介します。
サビキ釣りとは?
サビキ釣りとは、寄せエサとなるコマセを海中に撒いて魚を集め、それをサビキと呼ばれる擬餌バリで釣り上げる釣法です。
ハリにエサを付ける手間や遠投する必要がなく、仕掛けを足元に落とすだけで魚がハリに掛かってくれる手軽さが人気です。
釣れるのはアジやイワシ、サバなどの小型の魚が中心で、群れに当たれば数釣りも楽しめます。
堤防から手軽に実践でき仕掛けもシンプルなので、初心者の入門釣りやファミリーフィッシングにもおすすめです。
サビキ釣りについて詳しくは動画でチェック!
大手釣具メーカー・ダイワの公式YouTubeチャンネル『DAIWA JAPAN』では、サビキ釣りに関する基礎知識を解説した動画が配信されています。
サビキ釣りで使用するタックルやセッティング法、釣り方のポイントなど、一から丁寧にレクチャーしています。
サビキ釣り初挑戦の方にも分かりやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてくださいね!
サビキ釣りのコツはこちらの記事で解説しています!
サビキ釣りのコツを知りたい!仕掛けの操作方法やタナの見つけ方など詳しくチェック|FISHING JAPAN(フィッシングジャパン)
海釣り公園などの足元が比較的深い釣り場なら、サビキ釣りでアジやサバ・イワシを狙うと面白いでしょう。ただし、釣り方にはコツがあって、それを習得しておくと好釣果に恵まれますよ。ここでは、サビキ釣りの特徴や釣り方のコツについて、詳しくご紹介しましょう。「確かに隣りの人はめっちゃ釣れてるのに、自分はさっぱり釣れないことがあるんだよね!」その通り!ちょっとした違いで釣果が変わるので、隣りの人の真似をするのも、コツを覚えることに直結しているのです。
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夜のサビキ釣りのメリット
日中におこなう印象が強いサビキ釣りですが、実は夜でも楽しむことができます。
夜にサビキ釣りをする最大のメリットは、釣れるポイントを絞り込みやすい点です。
ターゲットとなるアジやサバ、イワシなどの魚がエサにするプランクトンは、光に集まる習性があります。
そのため、周囲が暗い夜に光が灯る場所にはプランクトンが集まりやすく、同時に魚が釣れるポイントになります。
また、暗くなって周りから見えにくい状況になると魚の警戒心は薄れる傾向にあるため、より釣れやすくなるのです。
ポイントが絞り込めれば数釣りも期待でき、日中より釣果を上げやすいというのも夜のサビキ釣りの魅力と言えます。
夜のサビキ釣りで釣れる魚
夜のサビキ釣りでは、アジやメバルがメインターゲットになります。
日中より大きいサイズが釣れることも多く、さらにこれらのベイトフィッシュを狙ってシーバスやロックフィッシュなどのフィッシュイーターも集まってくるため、大物を釣りやすいのが特徴です。
また、深い層やボトムではアナゴやカサゴも狙うことができます。
その他にもセイゴやチヌ、マゴチなどが釣れることもあり、多くの魚種を狙えるのも夜のサビキ釣りの魅力です。
夜のサビキ釣りにおすすめの釣り場
夜も昼と同様、堤防からサビキ釣りを実践できます。
先述のとおり夜は魚が光に寄ってくるため、常夜灯の周りは特に釣れやすいポイントになります。
また、漁港近辺もサビキ釣りをおこなうのにおすすめの釣り場です。
これは、サビキ釣りのターゲットが好むプランクトンが、船道の駆け上がりや船の下に群れで潜んでいることが多いためです。
ちなみに日中によく釣れるポイントは夜もよく釣れる可能性が高いです。
よく釣れるのは潮の流れが良い証拠で、時間帯関係なく好ポイントになるからです。
夜のサビキ釣りで釣れやすい時間帯
サビキ釣りのメインターゲットであるアジは、基本的に昼間に活動する魚です。
そのため最もアジが釣れやすいのは、捕食行動を開始するマズメの時間帯です。
夜にサビキ釣りをおこなうのであれば、日の出前後の朝マズメを重点的に狙うとよいでしょう。
この時間帯は特にアジの動きが活発になってコマセに集まりやすいため、爆釣も期待できます。
夜のサビキ釣りにおすすめの仕掛け
常夜灯の近くで釣りをするにしても、昼間に比べればやはり手元が見づらくなります。
仕掛けが絡まってしまうと大変なので、夜のサビキ釣りにはなるべくシンプルな仕掛けを選ぶようにしましょう。
ウキに関しては、蛍光色のものや電気で光るタイプがおすすめです。
また、仕掛けの途中に集魚ライトをセットするのも効果的です。
各メーカーから様々なタイプの集魚ライトがリリースされているため、いくつか試してみて魚が釣れやすい光の色や明るさを見つけましょう。
編集部おすすめのアイテムはこちら!
ウキ
冨士灯器からリリースされているこちらの電気ウキは、トップの発光部分が幅広いので視認性に優れています。
昼夜兼用タイプなので汎用性が高く、サビキ釣り以外にタチウオ釣りやノマセ釣りでの青物狙いなどにも使用できます。
集魚ライト
アジホタルは仕掛けの途中にセットするタイプの集魚ライトで、常夜灯がないポイントでの使用にも最適です。
発行体に集魚ホルダー、スナップサルカンがセットになっており、釣り場ですぐに使えるのが魅力です。
ケミホタルはウキのトップに付けて使用します。
個別包装になっているので使いやすく、テープやチューブなどのアイテムも付属しています。
夜のサビキ釣りの注意点
夜のサビキ釣りには、昼間にはない危険が潜んでいる可能性があります。
ここでは夜釣りに出かける前に知っておきたい注意点を3つご紹介します。
①コマセの撒き方に注意!
夜は昼に比べて活動している魚の数が少ないため、コマセの撒き過ぎには注意が必要です。
コマセの量が多いとすぐに満腹になってしまい、なかなか食わなくなってしまいます。
夜のサビキ釣りではコマセの量は控えめにし、こまめに撒くことを意識しましょう。
サビキ釣り用のエサはまだまだたくさん!その他のおすすめアイテムはこちらの記事をチェック!
サビキ釣りに用いるエサはどれがいいの?保存可能なおすすめアイテム特集|FISHING JAPAN(フィッシングジャパン)
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②毒針を持つ魚に注意!
夜のサビキ釣りでは、ゴンズイという魚が釣れることがあります。
ゴンズイはナマズに似た外見をしており、長いひげと体側面の白いラインが特徴です。
体長は大きいもので20cm程度ですが、背ビレと胸ビレのトゲに毒針を持つため注意が必要です。
ゴンズイに刺されると患部が腫れ、痛みや吐き気を伴うこともあります。
堤防や砂場、岩場など場所を問わず生息する夜行性の魚なので、夜釣りではよく見かける外道です。
このような毒魚に対応するためにも、釣り場にはフィッシュグリップを持参しておくと安心です。
ゴンズイの他にも釣れた魚をリリースする際は、魚体には直接触れず、必ずフィッシュグリップを使ってハリから外すようにしましょう。
フィッシュグリップの詳しい選び方はこちらの記事をチェック!
【2024年12月】フィッシュグリップの選び方とおすすめ15選!人気のフィッシュホルダーもご紹介|FISHING JAPAN(フィッシングジャパン)
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③複数人で釣りに出かけよう!
海は天候や潮によって状況が激しく変化するため、常に危険と隣り合わせです。
その上夜は非常に暗くなるので、昼間以上に注意する必要があります。
海の近くを歩く際は必ず懐中電灯で足元を照らし、ライフジャケットを着用しましょう。
ちなみにサビキ釣りの最中はヘッドライトを装着しておくと、手元を照らしながら両手で作業ができるのでおすすめです。
また、夜釣りに出かける際は万が一のことを考えて複数人で行動すると安心です。
仲間と声掛けをしながら、安全に楽しく夜釣りを楽しみましょう。
ヘッドライトの選び方とその他のおすすめアイテムはこちらの記事をチェック!
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夜のサビキ釣りは魅力いっぱい!いつもとひと味違う体験をしよう
今回は夜のサビキ釣りについてご紹介しました。
夜は昼よりも釣れるポイントが分かりやすかったり、普段出会えない魚が釣れたりと、意外と楽しめることを知っていただけたかと思います。
サビキ釣りで狙えるターゲットは食べて美味しい魚ばかりなので、釣ったあとは調理してその味を堪能しましょう。
安全に配慮して、夜のサビキ釣りを思いっきり楽しんでくださいね!
夜のサビキ釣りについて詳しくはこちらの記事をチェック!
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この記事に関するよくある質問
夜のサビキ釣りで釣れるのはどんな魚?
夜のサビキ釣りでは、アジやメバルがメインターゲットになります。さらに深い層やボトムでは、アナゴやカサゴを狙うことができます。その他にもセイゴやチヌ、マゴチ、サバなどが釣れることもあり、多くの魚種を狙えるのも夜のサビキ釣りの魅力です。
夜のサビキ釣りの注意点は?
夜は昼に比べて活動している魚の数が少ないため、コマセの撒き過ぎには注意が必要です。コマセの量が多いとすぐに満腹になってしまい、なかなか食わなくなってしまいます。また、夜の海は非常に暗くなり危険なので、懐中電灯で足元を照らす、複数人で出かけるなどの対策も大切です。