暑さを押してでも出かけたくなってしまうのが東京湾奥のアジ釣り。
刺身、たたき、アジフライ、夏にピッタリな冷汁の水なますなど、どんな調理でも掛け値なしにうまい。
ショートライトアジという看板で金沢漁港の仁春丸が狙っているのも金色に光るスペシャルなアジ。
釣り場は23~24cmの中型が集まる八景沖の水深17~25m、タナは底から2~3m。
当日は一時入れ食いになってトップ51尾に到達。
ビシ仕掛けにカサゴやマダコまでもが掛かってきて、宵の食材がたっぷりそろった。
![釣行の写真]()
ラッキー! 特別ゲストのマダコ
出典:
一年を通してうまい東京湾奥のアジ。
夏のアジはまた格別なのだが、近年はとにかく暑くて身体にこたえる。
![釣行の写真]()
船上も暑い。帽子と冷たいドリンクを忘れずに
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食いが立てば誘いが有効
さすればショート船で乗り切ろうと、7月26日に金沢漁港の仁春丸へ釣行。
仁春丸さんはライトアジをメインに出船しているが、希望があればタイラバやタチウオもやるし、この時期はシロギスのお客さんも多いとのことだ。
7時過ぎに出船してあっという間に到着した釣り場は、八景沖の水深25m付近。
「春先は本牧方面を攻めることもありますが、夏場以降は八景沖がメイン。本牧よりも型がいいですから」
その船長の言葉どおり開始早々23~24cmの中アジが顔を出した。
その後も良型主体にアタリが続き、「いいアジですねー」と船長に話を振ると、「もう少し深い所をやるとさらにいいアジが釣れるんだけど、そっちはまだ食いがイマイチ」とのこと。
いやいやライトアジでこのサイズなら文句なしでは?
根周りなのだろう、タナが低かったりタナ取りが遅れたりするとカサゴが食ってくる。
なかなかの良型で時どき「刺身サイズ」も交じってくるからうれしい。
当日は大潮で下げ潮が速い。
底潮はそれほどでもないのでまだよいが、投入時は気を付けないと隣人の道糸にかぶってしまうので注意が必要だ。
それでも食いは良好。
途中から竿を出した私も、2投目からダブル、その次もダブル、そしてその次は1尾と、3投で5尾をキャッチ。
私の釣り方は着底後1m巻いて、約30cm刻みで底上3.5mまで誘い上げ。
2往復してアタらなかったら底上2mで残りのコマセを振り切って、1m巻いて待つ。
いわゆる「ライン引き」と「タナ決め打ち」のミックスだ。
ほぼ空振りのない状況だが、始めのうちはライン引きはアタらず、タナ決め打ちで釣れた。
その後、食いが立ってくるとライン引きでよくアタる。
ライン引きでのアタリはカウンターパンチのごとくいきなりギュギューンとくることもあれば、誘い上げた竿先がクッと押さえ込まれるモタレアタリもある。
後者は合わせが必要だが、どちらの場合もほぼアジの上アゴにハリ掛かりしているからバラシも少ない。
久びさにアジ釣りマシーンに変身して調子よく釣っていたが、好事魔多し。
連続で巻き上げ途中にバラしてしまった。
ハリ先をチェックするとすべてが鈍っていて、爪に立てても刺さらずに滑る。
仕掛けの替えどきだが、食いがいいので物は試しと自分で作ったサバ皮のバケバリ仕掛けをセット。
実は以前、ある船長から「バケバリは食わないよ」とダメ出しされた仕掛けだ。
渋い日だったせいもあるが、それなら良日に試してみようと思っていた。
一応アカタンも付けて投入すると、2往復目のライン引きでギューン。
これが当日最大の30cmを優に超える大アジ。
続いて中アジも一荷で掛かる。
バケバリでも釣れるじゃん!?
そりゃそうだ、サビキで釣れるのだから。
![釣行の写真]()
真夏は手早く血抜きし、急いでクーラーボックスに
出典:
知っ得! アンドンビシにも 違いあり
ライトアジに限らず、アジ釣り用のアンドンビシは「目の幅」に違いがあるのをご存知だろうか?
メーカーにもよるが細目と粗目のタイプがあって、その船のコマセ(イワシミンチ)の挽き方に合わせることで釣果に差が出ることもある。
ライトアジファンはできれば2種を用意して、コマセの粒の大きさで使い分けたい。
仁春丸のコマセは挽き方が細かめなので細目タイプがおすすめだ。
![アンドンビシの写真]()
左が細目、右が粗目。かなり網目の間隔が違う
出典:
食い渋り時はタナ決め打ち
ライン引きを開始した直後にグンと重み……根掛かり?
リールを巻くと、わずかに持ち上がる。
海藻かはたまた漁網にでも掛かったかとゆっくりポンピングすると上がってくる。
これは!とここで気づき慎重に巻いた。
残り数mになってからが問題。
潮が船下に入る流れだったので、船底にへばり付かれるかも。
目一杯竿を前に突き出すようにして巻き上げ、ビシを手に取ってお隣さんに無事タモ取りされたのは、予想どおりのマダコだった。
しかも帰宅後検量2.1kgの大物だ。
もうこれで大満足と思ったのがいけなかったのか、潮止まりの時間を迎えてアジの食いが落ちてくる。
食ってはくるが、アタリが出るまでに時間がかかるようになって、船中どこかでポツリポツリと上がる程度に。
ライン引きでアタることはほぼなくなり、タナ決め打ちでようやくアタる。
そこでライン引きは封印し、タナ決め打ちで50cm刻みで食いダナを探す。
底上1.5mで軽く二振り、2mで一振りし、もう50cm巻いて待つのが一番いい感じだ。
この釣り方でポツポツと追加したところで沖揚がり時刻を迎えた。
トップは右舷トモ2番氏で51尾。
私は39尾で自作のバケバリも活躍してくれたので大満足だ。
型がいいので25lクーラーは結構埋まり、ずっしりと重い。
そのどれもが間違いなくうまい八景沖のアジなのだから、帰宅後の楽しみも膨らむ。
仁春丸さんは今後もショートライトアジ乗合を出船しつつ、希望でこれまた好調のシロギス船を出すとのこと。
どちらも夏休みにピッタリの釣り物なので、ホームページの出船スケジュールを参考に出かけてみてほしい。
![釣行の写真]()
黄金色に染まる中アジの一荷
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![釣行の写真]()
低めのタナを探ると良型のカサゴがけっこう交じる
出典:
Tackle Guide
仁春丸はハリス2号を推奨している。
船長いわく「夏~秋口はマダイなどのゲストが食ってくることもありますからね。2号ならアジの食いもそう変わらないですよ」とのこと。
船宿information
東京湾奥金沢漁港仁春丸
045・781・8537
▼備考=予約乗合、7時20分出船、駐車場300円
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隔週刊つり情報(2025年9月1号)※無断複製・転載禁止