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相模湾のライトヒラメ五目 浅場にイワシ回遊し好期へ

隔週刊つり情報編集部

茨城県や銚子~九十九里のヒラメ釣り場が禁漁期に入り、注目を集めているのが三浦半島西部~相模湾エリア。

取材した三浦半島葉山あぶずりの秀吉丸ではライトヒラメ五目船で出船、葉山~鎌倉沖の水深15~20m前後でイワシの反応に着いたヒラメを狙っている。

釣れるサイズは1kg前後が主体でいい日はトップ5枚の釣れ具合。

日によってマゴチやホウボウ、カサゴ、マハタ、オオモンハタ、アカハタなども交じる。

ヒラメ釣り場は各地にあるが当地は比較的海が穏やか。

手軽なライトタックルで富士山や江ノ島を眺めながらのんびり楽しむことができる。

釣期は2~7月ごろまでで、沿岸の浅場にイワシが回遊する3~5月が盛期となるためまさに今がチャンス!

釣行の写真

相模湾のヒラメはこれからトップシーズンに突入する

釣り場の写真

鎌倉沖のポイントは目の前に江ノ島が見える

葉山沖の浅場にイワシが回遊し、ヒラメの模様が上向いてきた3月30日、ライトヒラメ五目で出船している秀吉丸へ向かった。

これまで茨城や銚子、飯岡、外房の各所でヒラメ釣りの経験はあるが、相模湾は初めてで楽しみである。

私を含め7人の釣り人が集まり、空いていた右舷胴の間に入る。

準備ができたところで6時半に出船、すぐに港前のポイントに到着。

「水深19m。1~2m上げて、まめに底ダチを取り直してください。ベイト反応があります。ここは根もあります」とのアナウンスで開始。

エンジン流しで探る。

ベイト反応に着くヒラメを釣るため、根周りだけでなく、根掛かりの少ない砂地なんかも狙うらしい。

ヒラメのほかに根周りではアカハタやオオモンハタなどハタ類、砂地ではマゴチやホウボウなども交じるとのこと。

釣行の写真

ベタ底を探るとホウボウが釣れた

1投目から本命ゲット

開始早々に左ミヨシ深見さんの置き竿に強いアタリ。

竿を手に持ち食い込むのを待つと、時折竿先をたたく。

強い引き込みがこないまま2分経過したところで聞き合わせると魚の重みが竿に乗り、1kg級のヒラメが取り込まれた。

「もしかしたら最初のアタリでエサを飲み込んでいたかもしれません。1枚目だったので慎重になりすぎたかな。タナは間を取って1.5mにしました」と深見さん。

1投目から釣れて幸先よいスタートとなった。

次のアタリは1時間後。

左トモの松澤さんが竿を曲げて0.6kg級のヒラメを上げた。

「直前に1回アタリがあって、仕掛けを回収するとエサが噛まれていました。すぐにエサを付け直して投入すると15秒くらいで強いアタリがきました」と松澤さん。

ヒラメの撮影をしていると隣の左胴の間の飯塚さんにもヒット。

同行の深見さんが1.5mにタナを取り、置き竿にして釣っていたのでまねしてみたとのこと。

さらにチャンスは続いて右舷ミヨシの吉田さんが0.8kgのヒラメをキャッチ。

こちらも置き竿にしていたそうだ。

「釣れてホッとしています。昨日、包丁を研いでおいたので帰ったら刺身ですね。これから奥さんにメールします」とうれしそうな吉田さん。

気がつくとほとんどの方が置き竿にしている。

気になったので目の前にいた深見さんに聞いてみると、「茨城や外房みたいにゲストが多く交じらないからアタリが少なめだし、エンジン流しなので置き竿にしています」。

船長によると、まめにタナを取り直してさえいれば置き竿でもいいとのこと。

船の周りでは海鳥がイワシの群れに突っ込んでいる。

海をのぞき込むとイワシが泳いでいるのが見える。

魚探にもベイト反応がビッチリでまだまだ釣れそうな雰囲気だが、アタリが遠のき移動する。

釣行の写真

葉山沖でスタートして1投目で釣り上げた

知っ得! 小さいエサは親バリのみで

エサのイワシが元気に泳いでヒラメにアピールすることが大切。

当日のエサは12~14cmと小さめのマイワシ。

エサが小さいときは泳力も弱く、孫バリを打つと泳ぎの妨げになるため親バリのみにするのも一手。

孫バリがないとちゃんとハリ掛かりするか不安になるが、エサを飲み込んで向こう合わせになるまでじっくり待てばいい。

当日は7人中、私を含めた4人が親バリのみの仕掛けを使い、皆さんヒラメを釣り上げていた。

エサの写真

親バリを上アゴの硬い所に刺す

潮止まり前に食いが立つ

9時に鎌倉沖の水深15mのポイントに到着、再開する。

ここは砂地で根掛かりはほとんどないらしい。

すぐに竿を曲げたのはこれまでアタリがなかった右トモの井野さんだ。

「初アタリだったのもあるし、親バリのみなのでエサを飲ませて向こう合わせ。

掛かるまでじっくり待ちました」とホッとしている様子。

ここからプチ時合に突入。

まずは置き竿にして朝食を取っていた飯塚さんが2枚目となる当日最大の1.2kgのヒラメを釣り上げた。

さらに30分後の10時過ぎ、井野さんも1kg級のヒラメを追加して2枚目。

いいポイントに差しかかったようで、今度は松澤さん、

飯塚さん、吉田さんの三人がほぼ同時にアタリ。

吉田さんは食わせて2枚目。

松澤さんと飯塚さんはエサを放されてしまったそうだ。

このあと吉田さんは0.8kgのヒラメを追加して3枚目で単独トップ。

午後になり私も竿を出すが、タイミング悪く潮止まりでアタらない。

ややあって左トモでホウボウが上がった。

聞けばアタリがないし、根掛かりもほとんどないので底ベッタリを狙ったとのこと。

ほかの方にもアタリがない中でどんなことを試したのか聞くと、タナを1mから50cmに下げたり、捨て糸を短くしているという。

船長に話をうかがうと、ベイト反応はあるのでこれまでどおり底から1~2mの範囲を探ればいいらしい。

誘いについても質問してみたが、エサが元気に泳いでいれば誘わなくても大丈夫。

誘いを入れることで弱ったエサが刺激されて、再び元気に泳ぎ出すこともあるそうなので、手詰まりなときは試してもいいそうだ。

ということなので、今日の自分は潮が動き出すまで待つことにした。

沖揚がりまで残り30分となり、これまで真っすぐ立っていた道糸が斜めになるようになった。

潮が動き出してチャンス到来だ。

そこでまずエサのイワシを付け替える。

エサが12cmと小さかったので孫バリは外した。

仕掛けを投入し、着底後オモリを1m上げるとすぐに反応が。

近くにフィッシュイーターがいるらしく穂先が小刻みに揺れてエサが暴れているのが分かる。

次の瞬間、グンと竿先が入った。

思わず合わせたくなるような強いアタリだ。

とはいえ、本日初めてのアタリでしかも親バリのみなので、井野さんにならい食い込むまでじっくり待つことにする。

居食いしているのか、ヒラメが小さいのか分からないがしばらく待っても食い込む気配がないため、ゆっくり聞き上げて食い気を誘う。

竿を立てると魚の重みが伝わる。

まだエサを放していない。

さらに上げるとグングンと強く引き込まれてハリ掛かり。

上がってきたのは0.8kgのヒラメ。

ここで14時となり沖揚がり。

釣果は0.6~1.2kgのヒラメが一人0~3枚、船中10枚。

ヒラメを手にした方は、皆大事にクーラーへ仕舞っていた。

ヒラメを狙うなら浅場にイワシが回遊している今こそおすすめ。

ゴールデンウイークへ向けてますます期待が高まる相模湾から目が離せない。

釣行の写真

0.8kgを頭に3枚を上げて竿頭

釣行の写真

鎌倉沖で食わせた1kg級のヒラメ。釣り上げた直後に5~8cmほどのイワシを吐き出した

Tackle Guide

タックルは全長2~2.4m前後のライトヒラメ用もしくはライトゲームロッド。

水深は深くないのでリールは小型両軸でOK。

秀吉丸では孫バリはエサが弱りにくいシングルフックを推奨している。

オモリは60号を使用。

船宿information

三浦半島葉山あぶずり秀吉丸

046・875・0859

▼備考=予約乗合、6時半出船。タイ五目&アマダイ、沖のコマセ五目へも出船

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