台風一過の後カンネコ根でアカムツの模様が急上昇したと聞き、9月8日に茨城県波崎港の庄栄丸を訪れた。
当日集まった釣り人は11名。
私は右舷胴の間に席を構えた。
4時15分過ぎに出船し、1時間ほどでカンネコ根に到着。
持参したサバの切り身と支給されたホタルイカをツボ抜きして抱き合わせでハリに付ける。
「始めてください。水深は115mです」との船長からの合図で120号のオモリを前方へ投げ入れる。
開始早々左舷から電動リールの巻き上げ音が聞こえてくる。
ほどなくして「アカムツ釣れましたよ~」とアナウンスがあり、二人の釣り人が本命ゲット。
好調を裏付けるスタートに気合が入る。
隣の右舷トモでも良型のアカムツが釣れ上がる。
ここで私にもアタリがきたが釣れたのはサメでガッカリ。
アドバイスが奏功
次の流しで隣の方が竿を曲げた。
着底直後にアタリがあったようだ。
そして遅れて投入した私にも女神は微笑んでくれた。
25cmとやや小ぶりながら本命を釣り上げることができてホッと一息。
しばらくアタリが途絶える。
好調な左舷に比べ右舷の釣果が今一つのびないため、「潮が左からきているから右舷の人は中オモリを付けてたるませてもいいかもよ」と船長からのアドバイス。
さっそく15号の中オモリを付けて仕掛けを投入。
効果があったのか2尾目のアカムツが食い付いてくれた。
やっと両目を開けることができたが周囲の釣れっぷりと比べると物足りない。
仕掛けをチェックすると、どうも上バリのハリスが短い気がする。
自製仕掛けなので寸法を間違えたのかもしれない。
長めのハリスに交換して釣りを再開するとオモリが着底すると同時に竿先をグイグイと引き込むアタリ。
一呼吸置いて合わせ、巻き上げるといつの間にか後ろに立っていた若船長が、「着底一発でしたね!」と声をかけてくれた。
ほどなく海面に浮かび上がってきたのはアカムツ。
替えた上バリに掛かっていたので喜びもひとしおだ。
「今日は外道が少ないので捨て糸の長い人は70cmくらいにしてもいいと思うよ」と再び船長からアドバイス。
私の捨て糸は1.3mなので短くしようか迷ったが、3尾目が上バリに掛かったのでそのまま釣り続ける。
左舷トモの方が「新しいエサに替えたらすぐに釣れた」と言うので、私も仕掛けを回収し新しいエサと交換した。
するとまたしてもオモリ着底と同時にグイグイと竿先に力強いアタリがきた。
巻き上げ途中も手応えのある引きが続き、34cmのアカムツをゲット。
やはり船長や常連氏のアドバイスを参考にするのは大切だと感じた。
釣果は20~37cmのアカムツが3~8尾。ホウボウ、ムシガレイ、ドンコ、アジ、サバなどが交じった。
私は23~34cmのアカムツが7尾と楽しい一日となった。
カンネコ根のアカムツ釣りは年末まで続き、水深150m付近を狙うようになれば40cm級も上がるとのことなので、今後も楽しみである。
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隔週刊つり情報(2024年10月15号)※無断複製・転載禁止