6月から本格スタートした宮城県仙台湾のヒラメ。
7月に入り竿頭はツ抜けする釣れ具合で、6kgを超える大型も上がっている。
盛期へ向けて盛り上がっている中、ヒラメの重厚な引き込みを味わいに7月15日、宮城県亘理荒浜港の大海丸へ釣行した。
早朝から小雨が降っていたが荒浜港岸壁は釣り人で賑わっている。
7名がそろい、私は左胴の間に入る。
港内に設置した網からイワシを積み込んで5時半に出船。
1時間ほど走って亘理沖の水深45mに到着。
イケスから各自のオケに20cmのイワシが配られる。
親バリを口掛け、孫バリを背掛けにして合図を待つ。
山川大海船長がポイントを定めると、ホーンを鳴らして釣りスタート。
さっそく両舷ミヨシの竿が曲がり、左トモでも海面に竿先が突っ込む強力な引き込みがあった。
先に上がったのは左トモで1.5kg級のヒラメ、続くミヨシの2人も同サイズをキャッチ。
続いて私の竿に魚信。
竿を立てて聞き合わせるとグーッと竿先が引き込まれる。
途中でたたく引きで上がってきたのは40cm級のマトウダイだった。
大ビラメが乱舞
潮回りして投入。
着底して底から1mにタナを取ると、イワシが逃げ惑う感触で竿先が震えてググッと食い付くアタリ。
ゆっくり竿先を上げるとガツンと竿先が引き込まれてハリ掛かりする。
突っ込みを竿の弾力で耐え、底から魚を離して巻き上げる。
しかし残り20mあたりで抵抗し腹に水を抱く重厚な引き込み。
ドラグを滑らせながらリールを巻いて、後検量3.6kgのヒラメを釣り上げた。
この流しで船中全員ヒラメを釣り、右トモの柴野さんは3枚のヒラメを上げていた。
9時過ぎに雨も止んで雲の間から陽が差してきた。
潮色も澄み、高ダナで大ビラメが狙える好条件だ。
手早くイワシにハリを刺して投入し、着底して底から3mにタナを取る。
イワシが激しく暴れてヒラメから逃げ惑っているのが伝わってくるとググンッと強いアタリで竿先が引き込まれた。
少し送り込むとガツンと食い直すようなアタリ。
夏ヒラメは食い込みが早い。追い合わせるようにリールを巻きながら竿を立てると、グングンと強烈な引き込み。
残り15mまで巻いたところで突然青物のように走り出した。
この引きを耐えて海面まで巻き上げ、タモに収めたのは4.3kgのヒラメ。
左トモでも大きく竿が曲がり、慎重にヤリトリしている。
海面に浮上したヒラメはかなりデカい!
船長がタモを構えてスパッと取り込まれたのは6.4kgの大判だ。
これが8枚目で35lクーラーは満杯になっていた。
その後、右ミヨシで3kg級のヒラメが上がると、今度は右トモの柴野さんが4kg級のヒラメをキャッチ。
私は1kg前後のヒラメを2枚釣り上げてリリース。
そして5枚目となる3.2kgを追釣する。
さらに底を取り直し、ゆっくり誘い上げると強い引き込みがきて疾走する。
おそらく青物だろう。
強烈な引きを味わい、取り込んだのは5.6kgのワラサ。
これでクーラーは満杯になり私は11時前に竿を納める。
船中では右ミヨシで13枚目のヒラメを取り込んだところで12時に沖揚がり。
釣果は1~6.4kgのヒラメがトップ13枚。
5.6kgのワラサや50cmのアイナメ、1kg級のイシナギなどゲストも多彩。
今年も好調な釣れっぷりの仙台湾ヒラメ。
盛期へ向けて期待十分だ。
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