茨城県日立沖で夏フグシーズンが始まったので7月7日、日立久慈漁港の宮田丸を訪れた。
集合は4時40分。
指定された岸壁で船がくるのを待つ。
当日集まったお客さんは13人。
釣り座は船長指定で右舷ミヨシから3番目の胴の間に入る。
5時過ぎに出船し、日立会瀬方面へ向かい、30分ほど走ると船足が遅くなる。
ポイントをリサーチしたところで釣り開始。
水深9mとかなり浅い。
船長のアナウンスでは、根が点在していてたまに根掛かりするとのこと。
仕掛けはスタンダードなカットウでオモリは30号の夜光グリーン。
船宿支給のエサはアオヤギ。
ほかにアルゼンチンアカエビを持参した。
まずはアカエビで始めて、食いが立っているようなら手返しを重視してアオヤギに切り替えるつもりだ。
産卵期のフグは警戒心が高いので空合わせを減らし、ゼロテンションでアタリを取って掛ける釣りを意識する。
すぐにコンとアタリがきたのでキュッと合わせるがハリ掛かりしない。
仕掛けを回収して確認するとエサが半分ほど取られている。
どうやら明確なアタリはフグが逃げたときのものらしい。
根掛かりに注意
エサを付け替えて2投目。
今度はフワッと竿先が戻るアタリに合わせを入れて20cmのフグをまず1尾。
思ったより小さいが竿先が戻るアタリが取れるときの自分は調子がいい。
ところがエサを付け直して仕掛けを投入したら、着底した瞬間に根掛かりで仕掛けをロスト。
先糸を結び、仕掛けを付け直しているうち、食いのいい時間帯を少し無駄にしてしまう。
釣りを再開してからは根掛かりを恐れて仕掛けを底に着けて待てなくなり、アタリも減ってしまうような気がして釣りに集中できず、リズムを崩してしまった。
気を取り直してアタリの出るパターンを見つけるために色いろと試してみる。
着底したら30cmほど仕掛けを上げて、再着底させるとアタリが出やすいことが分かったが、このアタリの取り方は数は釣れるものの小型ばかりで、仕掛けを底に着けたままのほうがアタリは減るが型はいいようだ。
数か型のどちらにするか迷ったが、根掛かりを避けたいので数を狙うことにした。
船長はポイントの上に船を止める操船をするので、船の位置を調整するたびに道糸が斜めになったりする。
道糸がなるべく立つようこまめに仕掛けを入れ替えて対処するとアタリが増えて開始から4時間で33尾を数えた。
沖揚がりまでに50尾を超えるのではないかと妄想を抱き始めると、アタリがピタリと止まる。
これもフグ釣りあるあるだ。
9時半を過ぎたところで朝から狙っていたポイントに見切りをつけ、いくつものポイントを探っていく。
どのポイントでもフグは釣れるが、型が小さかったり、アタリが少なかったりといった状況が続き、11時の沖揚がりを迎えた。
釣果は12~42cmのフグを一人22~50尾で私は40尾。
日立沖のフグ釣りの釣期は短い。
宮田丸のフグ船は8月の中旬あたりまでになると思われるので、出船確認をしてから釣行してほしい。
乗船MEMO
茨城県日立久慈漁港
宮田丸
0294・25・5560
▼備考=予約乗合。
4時40分集合、集まり次第出船
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