読者の皆さん、こんにちは。なおちんこと井上直美です。
第43回なおちゃんねるは相模湾小田原早川港の坂口丸さんにお世話になってアマダイ釣りを楽しんできました。
この時期になるとおいしいアマダイが食べたくて毎年シーズンには何回か釣行するのですが、いまだにアマダイの気持ちが読み取れず釣果も今イチ。
なので今回は少しでもアマダイの気持ちになってたくさん釣れるといいな。
プロフィール
井上 直美(いのうえ なおみ)
アルファタックルフィールドスタッフ。
ドクモスカウト2014グランプリ、第4代ツリタガ~ル。
“ なおちん”の愛称で親しまれる。
お世話になった坂口丸さんでは連日釣果もかなりよく、数日前はトップ20尾とすごい大漁!
久保田源太郎船長に出船前に状況を聞くと、「潮さえ動いてくれれば期待大ですよ」とのことでした。
ちなみにあまり仕掛けを動かしすぎないほうが釣れるそうです。
ポイントは航程10分ほどの水深60~90m。
タックルは少し硬めのライトゲームロッドを使いました。
オモリは道糸がPE1~2号なら60号、3~4号なら80号とのことで、私は電動リールにPE1.5号を巻いていたので60号を使用しました。
仕掛けはオーソドックスな全長2mの2本バリでスタート。
アマダイ釣りはエサ付けが最も重要なので、なるべく身がしっかりとしていて目がちゃんと2つ付いているオキアミを選び、ゆっくりていねいに真っすぐになるように付けていきます。
釣り方は仕掛けが底に着いたら基本的には底を何度か小づいてアマダイに気づいてもらうアクションを入れ、その後はオモリを1mほど上げて、そこからまた1mを上下して誘いを入れるのですが、出船前に船長さんからあまり動かさないほうがいいよと教えていただいたので、まずは小づきも入れず底から1m上げた所でひたすら待ってみることにしました。
少しするとコッコッと鋭いアタリがあったので合わせを入れるとハリ掛かり。
バラシ防止のために少し手で巻いてから電動リールのスイッチを入れます。
アマダイは巻き上げ途中で鋭く引くので、この感じはアマダイ確定っぽい気がします。
この独特な引きが本当に癖になるんですよね♪
![釣行の写真]()
▲アマダイは20~25cm前後が中心
出典:
難しくない!アマダイ釣り その一
アマダイのタックルや仕掛けは非常にシンプル。
竿は各種ゲームロッドで対応できるが、水深が深いので小型電動リールは必須。
道糸にはPE1~2号前後を巻いておこう。
難しくない!アマダイ釣り その二
エサ付けとタナ取りが大切
アマダイは付けエサのオキアミだけが頼りの釣り。
真っすぐハリに付けることはもちろん、オキアミが海底付近を漂うイメージでタナ取りすることが大切。
仕掛け全長が2mの場合、オモリを海底から1m持ち上げたところが基本のタナになる。
潮の流れやその日の魚の活性に応じて頻繁に誘いを入れるか、じっくり待つかを判断していこう。
![釣行の写真]()
▲底ダチを取ったらオモリを1m持ち上げるのが基本のタナ/オキアミは真っすぐていねいに付けよう/先バリを底から離すイメージで時どき竿一杯誘い上げる
出典:
Nao's Kitchen
初めて干物作りにチャレンジしました。
干物はネットを購入したりと色いろと大変そうで今まで断念していましたが、近所の100円ショップで購入できてサイズもかさばらなくてよかったです。
![干物]()
★干物★小さめのアマダイは干物にしました。身がより凝縮されてしょう油をかけないでそのままでおいしかったです。アマダイは水分が多いので一日半くらい干しました。
出典:
![松笠揚げ]()
★松笠揚げ★やっぱりアマダイはなんと言っても松笠揚げ!衣がサクサクで身は上品でいくらでも食べられますね。
出典:
![]()
★アマダイとアオハタのパエリア★SNSでおすすめの食べ方を聞いて気になっていたパエリアを作ってみました。魚介系はこのような食べ方は間違いないですね。魚を小さめに切るので小さなアマダイも使えるし何より映えますね。
出典:
タナのキープを心がける
ファーストフィッシュはまさかのアマダイとアオハタのダブルでした。
開始早々いい感じかなと思いきや、潮が全然動いていないようでその後はアタリもポツリポツリ。
それでもいいポイントに入れば船中数名が同じタイミングでヒットしたりと、状況がそれほどよくないなりにもアタリはあり、2尾目も同じような感じで釣れてくれました。
しかし、後が続かないので試しに少し誘いを入れてみることにしました。
基本的にアマダイは砂地から頭だけ出して上から落ちてくるエサを待っているそうなので、誘い下げが有効。
この日一番釣っていた常連さんも誘い下げたときにアタリがあると教えてくれました。
誘いを何度か入れると私にも久びさのアタリがあり3尾目が釣れました。
少し移動して大物が出るというポイントへ。
ここは起伏が激しい場所でしたので、カケ下がりの流しでは底を取ったらそのままにして自然と1mくらいオモリが浮いたらまた底まで落とすなど、なるべく仕掛けが底上1~2mにくるようキープしました。
逆にカケ上がりの流しでは初めから3mほど仕掛けを上げておき、オモリが底に着いたらまた3m上げるようなやり方をしました。
誘いは入れず、タナだけをしっかりキープすることを心がけて何尾か追加。
残念ながら大型のアマダイは釣れませんでしたが、それでも数はたくさん釣れて自身最多となる10尾を釣り上げることができました。
船中でも2番手の釣果だったので、少しはアマダイの気持ちが分かったのかもしれません。
本誌が発売されるころにはより大きなアマダイも釣れてくるそうなので、皆様もぜひ坂口丸さんにおいしいアマダイを釣りに行ってくださいね。
![釣行の写真]()
▲当日最大は38cm止まりだったが、前回は45cmを筆頭に30cm以上を3尾釣ったとか
出典:
![釣行の写真]()
▲1kg近いオニカサゴも釣れた
出典:
乗船MEMO
相模湾小田原早川港
坂口丸
0465・22・8266
備考=予約乗合、出船6時。
ほかヤリイカ、イナダ五目、オニカサゴなどへ
つり情報チャンネルで動画も公開中
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隔週刊つり情報(2024年1月15号)※無断複製・転載禁止