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[宮沢幸則の令和も釣りは楽しく真剣に!(第12回)]自作仕掛け+2タックルを使い分け、浅場のカサゴを思いっきり楽しんだ。

隔週刊つり情報編集部

読者アングラーをゲストに招いて、宮澤幸則さんとともに釣り方や仕掛け、エサなどをあれこれ試して、楽しく真剣に釣りをする当連載。

第12回は相模湾の浅場のカサゴ五目釣りへ。

これから7月いっぱいまで楽しめるターゲットだ。

ゲストの佐々木美由貴さんは5年ほど前に船釣りを始め、カワハギと出会ってからはすっかりとその魅力に取り憑かれたという。

そして今シーズンはマルイカに挑戦し、初回、2回目は苦戦するも3度目の正直で30杯近く釣ったそう。

ゲーム性の高いテクニカル系の釣りが好きと言うが、これからは深場にも挑戦してみたい、という好奇心旺盛な女性アングラーだ。

PROFILE

みやざわ ゆきのり

1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。

釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Web で最先端の情報を発信する。

グローブライド・ダイワ社員。

Reader Angler

佐々木美由貴(ささきみゆき)

●千葉県在住

●船釣り歴=5年

●職業=会社員

●宮澤さんの釣りの引き出しをあれこれ聞きながら楽しみたいです!

釣行の写真

▲ポイントは航程10~20分の近場メインで、水深は10~30mほど

釣行日は6月10日。

梅雨に突入しぐずついた天候が続いていたが、この日は雲こそ低いものの雨はほとんど降らず、絶好の根魚釣り日和に。

腰越港飯岡丸でカサゴ船を担当する三浦公士船長によると、カサゴは台風後からやや食い渋っており、さらに今年はアカハタは少ないとのこと。

ちょっと不安の中での出船となったが、フタを開けてみればそれはまったくの杞憂に終わった。

スピニングで探ってみます!

今回はテンヤタックル(紅牙テンヤAIR M-240&セルテート3000XH)で広く探る釣りに挑戦します。

根掛かりの多いポイントなので、8号の中通し丸オモリで遊動式にしています。(by 宮澤)

釣行の写真

▲「ハリスは胴つき用と同じものを使用しています」

2つの特エサ?で狙ってみます

宮澤さんに提案していただいたキビナゴとホタルイカエサで大型を狙ってみたいと思います。(by 佐々木)

釣行の写真

▲いかにも大型が釣れそうなキビナゴだが果たして…

釣行の写真

▲何が原因か最初の1時間近くはアタリがなく、心が折れそうだったとか

開始早々のカサゴ、良型メバルに続き、バタバタとカサゴが食い続ける。

宮澤さんや釣友の斉藤さんは連チャンしているものの、なぜか佐々木さんは沈黙が続く。

オモリが着底したらホンのわずか上げてアタリを待ち、まめに底を取り直すという根魚釣りの基本を繰り返すがなかなかうまくいかない。

「アタリがあって合わせてもハリ掛かりしないんです」

一方で、 宮澤さんはさっそく「やってみよう企画」のスピニングタックルの準備に取りかかった。

キャストして誘ってくると今までと違うアタリが。

テンヤロッドをきれいに曲げたのはアカハタだった。

これを皮切りにアカハタが続々とアタってくる。

船長をして「カサゴもアカハタもこんなに食うとは思わなかった」と予想以上の好調ぶりだ。

佐々木さんはカワハギ釣りのクセが抜けないのか、アタリがあってから早めに合わせていたようで、それが原因かハリ掛かりしないことが多かった模様。

しかし、あるときに食わせるタイミングに気づき、ここからは怒涛のラッシュに突入する。

「ちょっと心が折れそうでした」というが、ひとたびコツをつかめば、連チャンからのサイズアップ、さらに良型アカハタまで、真剣に釣りをする佐々木さんの姿勢が釣りの神様に伝わったようだ。

余裕ができたところでキビナゴとホタルイカエサを試すことに。

こちらはアタリは頻繁にあるものの小型ゲストの餌食になることが多かった。

この日の釣果は小型はリリースしたので正確な数字は分からないが、一人20~30尾ほどキープして終了。

二人して「楽しい」を連呼しながらの釣行となった。

「手軽さもあるけどスリルもあってめちゃくちゃ楽しいね。あんまり知られていないみたいだけど、これは人気が出そうな釣りだね」と宮澤さん。

浅場のカサゴ釣りに、相模湾という選択も加えてみてはいかが?

7月いっぱいまで楽しめますよ!

釣行の写真

▲佐々木さんの釣友、斉藤千恵さんは良型メバルから始まり、いきなり連チャンに突入

釣行の写真

▲宇治海飛(かいと)くん(中3)は船長のアドバイスどおりに底スレスレを狙って良型ゲット

釣行の写真

▲準本命ともいえるアカハタ。船長の話だと最近は少なかったそうだがこの日は多くアタった

これはアリ!の面白さ!

ノーマルの釣りでは十分釣れるのが分かったので、広く探ってみる作戦を試しました。

以下は気づいた点です。

①オモリが軽いので小さいアタリも取れたのはいいけど、小型も掛けてしまう。

一時期、小型のフサカサゴばかりで参りました。

②根掛かりは多かったかな。

どうしても仕掛けを引っ張るような釣り方になるので、根掛かりは多めでしたね。

ただし、替えバリを多めに用意しておいたので対応できました。

③釣りとしてはとても面白かった!

これが一番ですね。

遊動式でアタリが多くて楽しかったですよ。(by 宮澤)

釣行の写真

(上)広範囲に探れるので予想どおりアタリは多かった(下)楽しい!を連発し笑顔が絶えない宮澤さんでした

読者アングラーの弁

カサゴ釣りは初めてで、どちらかと言うと釣りやすいお魚のイメージがありましたが、想像よりもはるかに奥深い釣りだと感じました。

カサゴがエサをツンツンした後にグググッと引くあの瞬間がとても楽しかったですし、カサゴがサイズアップしたときやアカハタが釣れたときもとてもうれしかったです。

やってみよう企画では2種類のエサを試しましたが、キビナゴはベラなどに先にかじられてエサ持ちが悪く、ホタルイカはトラギスやベラなどの小型の魚ばかり食ってきました。

この日は結局「サバしか勝たん!」状況のようでした。

『釣りは楽しく真剣に』。

本当にそのとおりで、どの釣りも心から楽しんで、そして真剣に向き合いたいと改めて思いました。

貴重な体験をさせていただきありがとうございます。(by 佐々木)

釣行の写真

▲宮澤プロから参加賞をいただきました!

宮澤さんの釣行後記

初めての釣りということで前半は苦戦していましたが、コツをつかんでからコンスタントに釣っていたのは立派でした。

これからも色んな釣りに挑戦してみてください!

船宿INFORMATION

相模湾腰越港

飯岡丸

0467・31・1560

▼備考=予約乗合、6時半出船。

ほかムギ・スルメイカへも

釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!

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隔週刊つり情報(2023年7月15号)※無断複製・転載禁止

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