［竹田ノブヒコのイチ押しルアーターゲット（第139回）］東京湾のタチウオジギング

今回のイチ押しルアーは昨年末から釣れ続いている東京湾のタチウオジギング。

今後も数、型ともに期待大なのでタチジギ入門にもピッタリでありやす。

東京湾奥長浦・こなや丸の進藤通孝船長に色いろとお話をうかがってみやしたよ！

ノブ「東京湾のタチジギが絶好調ッスね」

船長「ありがたいことにメータークラスが一人40本以上なんて日もあります。例年より明らかにいい感じですよ」

ノブ「釣り場はどのあたりでしょう？」

船長「走水～猿島沖の水深60～75mです」

ノブ「タックルについて教えてください」

船長「いわゆるベイジギングタックルでいいんですがロッドはジグのフォール中のアタリを取りやすい（掛けやすい）軟らかめがおすすめです。ラインはPE1号で統一してください」

ノブ「レンタルタックルはありますか？」

船長「ハイ、1セット1000円でお貸ししています」

ノブ「ジグは何gくらいを用意すればいいですか？」

船長「120g前後をメインに潮が速いとき用に150g前後です。食い渋り用にシルエットが小さいタングステン製の100g前後もあるといいですね。それとタチウオの活性が高いときはリーダーやラインが切られることも多くなるのでジグは多めに用意してください」

ノブ「おすすめカラーなんてあります？」

船長「最近はピンクがいいですね。あとは赤金かな」

ノブ「ジグのフックのセッティングはどんな感じにするといいですか？」

船長「リアにトリプルフック、フロント部分にアシストフックを付けてください。アシストフックはタチウオ専用を船宿で販売しています。とても使いやすいのでぜひ使ってみてください」

ノブ「釣り方について教えてください」

船長「底から20～30mのタナをワンピッチジャークで広く探ってください」

ノブ「ジャークのコツは？」

船長「ジャークの幅は小さくていいです。大きくシャクるとラインがたるんだときにタチウオの歯が当たってリーダーやラインが切れてしまいます。それとリーリングの速度はスローからハイまで色いろ試してその日の当たりパターンを見つけるようにしてください」

ノブ「数をのばすコツを教えてください」

船長「フォール中のアタリを見逃さないようにすることです。竿先に違和感を感じたり、着底したワケでもないのに突然ラインの出が止まったりしたら即巻き合わせてください。フォール中のアタリが取れるか否かで数は大きく変わります」

ノブ「ヤリトリのコツは？」

船長「タチウオが掛かったら焦らずに一定の速度で巻き上げるようにしてください。ポンピングはバレるのでダメです」

ノブ「ちなみに冬タチのお味のほうはどうでしょう？」

船長「脂が乗りまくっていて大好評です。炙り刺しなんか最高ですね」

ノブ「炙り刺しをあてに熱燗をキューッと。あぁ、ヨダレが……」

船長「ハハハ、竹田さんは相変わらずだね。メータークラスがそろうし、どう食べてもおいしいので原稿をさっさと終わらして来ちゃいなよ。待ってるよ！」

ノブ「ハ～イ！」

東京湾奥・長浦　こなや丸

0438・62・2707

▼備考＝5時半までに受付、6時出船。駐車場代500円。アクアライン袖ケ浦ICより約15分。JR内房線・長浦駅より徒歩10分