［なおちゃんねる（第29回）］釣れる魚はなんでも本命！外房勝浦のSLJが面白い

読者の皆さん、こんにちは。

なおちんこと井上直美です。

第29回なおちゃんねるは外房勝浦興津港の第五庄之助丸さんにお世話になってSLJ（スーパーライトジギング）を楽しんできました。

井上 直美（いのうえ なおみ）

アルファタックルフィールドスタッフ。

ドクモスカウト2014 グランプリ、第4代ツリタガ～ル。

“ なおちん”の愛称で親しまれる。

SLJはライトなタックルと小さなジグでたくさんの魚種が釣れる、初めての方でも挑戦しやすいとっても楽しい釣りです。

とくに今回お世話になった第五庄之助丸の秋葉庄之助船長は気さくですごく親切ですので、初心者さんも安心して乗船することができます。

船長に今釣れているターゲットを聞くとメインはアカハタ、マハタ、カサゴなどの根魚、そのほかマダイや青物など様ざまな魚が狙えるそうです。

そんなに魚種が豊富ならジグも色んなタイプやグラム数を用意しないといけないのかなと思ったのですが、事前に船宿さんに相談すれば今釣れているおすすめジグを数種類教えてくれるので、まずはそのジグさえ用意すれば全魚種に対応できますし、重さも基本的には40～60gだけあればOK！

カラーは私的には魚が食べているベイトの色や実績から、根魚とマダイはグリーンや赤金、青物はブルーピンクやイワシカラーなどを使うことが多いです。

午前6時に出船、初心者さんも乗船されていたのでまずは慣れていただくために港前の浅場、水深20mからスタートしました。

ここはアジやカマスが釣れる場所とのことでしたが、アタリはあるものの残念ながら姿は見られず。

少し場所を移動して水深30mのポイントへ。

岩礁帯の根周りで根魚が釣れるとのことで、まずは60gのグリーンのタングステンジグで海底付近をリフト＆フォールで誘ってみました。

海底から5m上くらいまで探ったほうがいいとのことでしたので、ハンドルを4分の1回転くらい回して少しずつ上へ上へと誘っていくとすぐにアタリがありました。

ファーストフィッシュは食べごろサイズのカサゴ。

直後にベラも釣れてくれたのですが、なかなかアタリが続きません。

専用タックルがあればベストだが、なければ一つテンヤ竿やタイラバ用などが流用できる。

リールはスピニング、ベイトどちらでもOK。

メタルジグは40～60gを用意しておこう。

シャクリのパターンは色いろあるが、根魚中心の場合はリフト＆フォールで底を狙ってから5mくらい上まで探っていく。

誘いはワンピッチジャークでもいいし、ただ巻くだけでもいい。

シケ後の濁りでいつもより魚の活性が低いとのことだったので、シルエットの小さい30gのタングステンジグに替えて、ひと口サイズでパクリと食べやすいようにしました。

ベイトの反応は底から10mくらい上まであるとのことでしたので、ゆっくりただ巻きで上のほうまで誘ってみるとカサゴ、アカハタなどが3連続でヒット、先ほどよりもアタリが頻繁に出るようになりました。

そんなとき、左舷ミヨシのお客さんのドラグがうなり何やらかなりの大物が掛かった様子。

残念ながら途中でバレてしまいましたが、それをきっかけに私も最後は大物狙いにシフト。

ジグをシルエットが大きく見えるアクションの派手な60gの鉛タイプに替え、誘いもゆっくりめのワンピッチジャークにして広範囲を探っていると中層辺りで今までとは違う引きの魚がヒットしました。

釣れたのはチカメキントキ！

これはうれしい！

その後も同じ誘いをしていると、今日一番の強いアタリがありました。

ドラグもすごい勢いで出るのでハラハラしたけど、SLJの専用竿を使っていたおかげで魚の引きを竿がいなしてくれてバラすことなくうまくヤリトリできました。

上がったのは予想外過ぎてビックリの特大も特大のアカヤガラ！

これにはみんなも大爆笑で最後は皆様の素敵な笑顔が見られてとってもハッピーな釣行となりました。

今回は残念ながら勝浦SLJではお馴染みのマハタを釣ることはできませんでしたが、3kg級も上がっていますし、なんといっても魚種が豊富！

皆さんも手軽で楽しいSLJを第五庄之助丸さんで楽しんでみてはいかがでしょう。

ヤガラのフルコースを作りました。

見た目がかなりワイルド系なので味も大味かな？と思っていたのですが、食べてビックリ！

かなり上品かつ繊細で料亭で出されるような高級感ある味。

今まで釣った魚でトップ5に入るおいしさでした。

外房勝浦興津港　第五庄之助丸

0470・76・0510

備考＝乗合は土日祝。

5時半集合、6時出船