今回のイチ押しルアーは早くも開幕した相模湾のルアーシイラでありやす。
ヒット直後から猛烈な勢いで突っ走り、華麗なジャンプで釣り人を興奮させてくれるこの釣りは夏のお楽しみ。
相模湾平塚港・庄三郎丸の望月幸雄船長に色いろとお話をうかがってみやしたよ!
ノブ「ルアーシイラがスタートしたそうですね。状況はいかがでしょう?」
船長「ウチでは5月18日に始めたんですが、20日は12名で出船して64ヒット、39尾キャッチでした。まぁ出だしとしてはかなりいいほうですね」
ノブ「釣れているシイラのサイズはどのくらいッスか?」
船長「80~90cm主体に1mオーバーも上がっていますよ」
ノブ「ルアーはどんなものを用意すればいいですか?」
船長「9~14cmのペンシルベイト、ポッパー、ミノー、ジャークベイトあたりですね。それと今後は黒潮の分流が差し込んできてカツオのナブラも立つと思うので28~40gのシルエットが小さいジグも用意してください。タングステン製なんかもいいと思います」
ノブ「キャスト方法はオーバーヘッド? それともアンダーハンドですか?」
船長「釣り座やお客さんの込み具合などにもよりますが、オーバーヘッドで投げるときはルアーのタラシを短くして、必ず後方確認をしてから投げてください。釣り座が胴の間のときはアンダーハンドでお願いします。サイドハンドキャストは危険なので禁止です」
ノブ「シイラの基本的な釣り方を教えてください」
船長「潮目や漂流物などを狙っていくのですが、シイラが見えたら周りにも声をかけて連携プレーで釣るようにしてください。晴れて気温が上がった日はシイラの活性も上がるので、そんなときはトップゲームが一番ですね。シイラが海面を割ってルアーを襲うシーンはこの釣りならではのだいご味です。反対に曇天や雨の日はシイラの浮きが悪くなるので、シンキングミノーやジャークベイトで海面下を探るのがコツです」
ノブ「シイラ以外のゲストも釣れたりします?」
船長「さっき言ったカツオのほかワカシやサバ、運がよければマツダイなんかも食います。見た目は古代魚っぽいですがおいしい魚ですよ」
ノブ「そのほか注意点があったら教えてください」
船長「必ず滑りにくいシューズを履いてください。大型のシイラを掛けると船上を一周しながらファイトすることになるので、滑りやすいシューズだと危険です。あとは頭と目を守るためにキャップを被り、偏光グラスをかけてください。それとプライヤーも忘れずに。シイラの口からフックを外すときは必ずプライヤーを使ってください。手で外すとシイラが暴れたときに大変危険です。またこれからは暑くなるので熱中症対策として飲み物を多めに用意してください」
ノブ「今後の見通しはどうでしょう?」
船長「これから第2陣、第3陣とシイラの群れが沖の潮に乗って入ってくるので、今後が楽しみです」
ノブ「船長、今日はありがとうございました。1mオーバーの強烈な引きを味わってみたくなりました」
船長「今年は出だしがいいので十分に楽しめると思います。ぜひ竹田さんも遊びにきてください。お待ちしています」
ノブ「ハ~イ!」
シイラが浮いていたらポッパー、シンキングペ ンシル、沈んでいるときはミノー、ジャークベイ トの出番。ジグはカツオ用
出典:
引きが強くやみつきになる面白さ
出典:
I N F O R M A T I O N
相模湾・平塚港 庄三郎丸
0463・21・1012
▼備考=6時出船。土日祝日は予約制。氷は船宿にて販売。茅ケ崎海岸IC より約5分
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隔週刊つり情報(2022年6月15号)※無断複製・転載禁止