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初期は大型の回遊待ちも今後は大群の狙い撃ちだ!

隔週刊つり情報編集部

9月の声を聞くと、そろそろかな?とファンの注目度が一気に上がるのが東京湾のカワハギだ。

東京湾奥浦安の吉野屋では例年8月下旬からスタートしている。

「今は根の上で回ってくるカワハギを拾う釣りというイメージですね」と、カワハギ船を担当する石原一樹船長。

目下の主戦場となるのは竹岡沖の水深13~26mほどの浅場。

水温は27~28度台と高く、カワハギたちは1カ所にとどまるというよりは、アチコチを泳ぎ回っている。

根を狙うのはここにカワハギが着いているからではなく、回遊してきて寄りやすいためだ。

シーズン最初期の今はいわゆる拾い釣りで、待ちの釣りというイメージだ。だが、釣れるカワハギは25cm前後の良型が多く、浅場とも相まってかなりスリリングな引きを楽しめる。

しばらく沈黙が続いたと思えば、だれかに1枚掛かると周りでもバタバタと連続ヒットすることが多い。

取材した8月29日は開幕してから3回目の出船。

前の2回の釣果はトップ10枚前後だが、サイズは良型主体とのことだった。

船は7時に舫もやいを解き、6人の釣り人を乗せて竹岡沖へ。

釣行の写真

▲この日のトップは11枚。この後の数釣りシーズンに期待したい

エサは洗わない!

吉野屋で購入できるエサは洗わずにそのまま使用するのがおすすめと船長は言う。

添加剤などが加わりそのままの状態で使用できるようになっているからだ。

締め塩は好みで使用してもいいが、食いが渋いときは吸い込みがいい柔らかめ、高活性時はエサ持ちをよくするため硬めにするのが基本。

東京湾のカワハギタックル

竿は全長1.7m前後のカワハギ専用、リールは小型両軸を使用。

竿は目下の待ちの釣りなら軟らかめ、ワッペンが多くなったら硬めをチョイスしたい。

ハリは釣れるサイズがいいときはスピード系なら7.5号、フック(ハゲバリ)系なら4号前後をセレクトしたい。

カワハギタックル

(左上)ハリスは2号8cm前後が標準(右上)今後のワッペンサイズ爆釣時にはワッペン専用ハリも活躍する(下)オモリは25号使用

ちなみにこの日は台風10号の接近により各地で休船する船が多かったが、海上は心地いい南風が吹き、時折小さな雨雲が通過する程度で、この時期としては釣りやすい天候。

吉野屋では安全を確認のうえカワハギ、タチウオ、フグ、アジ、シロギスへも出船していた。

ポイントの竹岡沖までは1時間あまり。

到着後にすぐにスタートとなる。

「どうぞ、根の上です」水深は10mちょっと。

たまに根掛かりするも、引っ張れば外れる程度の根のようだ。

皆さんの釣り方を観察していると、根の上であることと回遊してくるカワハギによりエサを見付けてもらいやすくするため、チョイ宙から誘い上げ、誘い下げの繰り返しでアタリを待っていた。

最初に上げたのは左舷大ドモで23~24cmほどのまずまずのサイズ。

続いて左舷ミヨシとポツポツではあるが食い始める。

少し高い場所でユラユラやってアピール、そこから落としていくとアタリが出た模様。

エサのアサリは船宿で購入する人、持参する人と様ざま。

吉野屋では釣房商店の「カワハギ爆釣浅利」が購入できる。

根を探りながら移動を繰り返していくが、エサが全く取られないシーンも多く、やはり魚が動き回っているようだった。

ただ、いい場所に入ると2連続、3連続と上げる人もいて、中にはダブルもあった。

良型とワッペンサイズのダブルだったが、ワッペンサイズはまだ少ないようだ。

釣れるサイズは全体的に良型が多かったので、ハリはやや大きめのほうがよさそうだった。

「根の上じゃなくて根のヘリに入ってきてくれるともっとアタリが増えるんだけどね」と船長。

後半はやや深場の水深25m前後へ移動。

一時はカサゴばかりというシーンもあったが、細かく探っていくと本命がバタバタと続いた。

まさにシーズン最初期の釣れ方だったが、最終的にはトップ11枚とまずまず。

さて、本題はここから。

吉野屋では昨年9月以降の1カ月あまりで2回の爆釣を記録している。

ファンの皆さんにはこのXデーを予測していただき、なかなかない爆釣デーを体感していただきたいところ。

昨年は最初に第二海堡周りで1週間ほどワッペンサイズの爆釣があり、一日で船中何人もが束釣りを記録している。

その後は富津の堤防周辺でも同じような爆釣があり、こちらも1週間ほどチャンスが続いた。

「中ノ瀬あたりで湧いたカワハギが群れになって移動するんだと思います。これが第二海堡や堤防周りに寄っていきます」

取材日は第二海堡周辺の様子も見たが「まだいない」とのことだった。

この大群は年によっても着く場所が変わるようで、一昨年は木更津の堤防周りに集結したそうだ。

ファンはこのタイミングを待っている。

これが例年9月のことだというから、まめにチェックして釣れ出したら速攻で行きたいところ。

この爆釣はワッペンサイズも多いので、ハリやハリスの長さ、硬めの竿を使用するなどの対策をして挑みたい。

その後は再び竹岡沖で秋冬の最盛期を迎える。

「最近は水温が下がらなくなりましたが、それでも11月以降は難しくなります」

吉野屋では翌年2月まで出船するが、釣りやすいのはこれから2カ月少々。

数年前から比べると完全復活を遂げたと言っていいほどの東京湾カワハギ。

今年も最高のシーズンになることを願いたい。

釣行の写真

▲8月にしてすでに3回目のカワハギ釣りだという

釣行の写真

▲25cm前後の良型主体

釣行の写真

▲根のポイントだからカサゴがよく交じった

釣行の写真

▲後半のやや深場で良型を連発させた

船宿

東京湾奥浦安

吉野屋

047・351・2544

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