7月8日、東京湾奥羽田のえさ政釣船店へショウサイフグを楽しみに釣行した。
乗船客は14名。
私は右舷胴の間に着座し、準備が整ったところで7時に出船。
「大貫沖まで1時間走ります」と船長からのアナウンス。
ポイントに着くと船長が釣り方の説明を始めた。
①エサのエビは繊維が縦に入っているので、外れにくいようにハリは横方向に刺す。
②オモリを着底させたらアタリを待つがその時間は人それぞれで短い人は5秒、長い人では20秒待つこともある。
③アタリがなければ空合わせするが仕掛けを持ち上げる程度でよく、そこで手応えがあれば追い合わせしてフグを掛ける。
④アタリがなくても潮の流れなどでエサがハリから抜け落ちることもあるので、こまめにチェックする。
説明が終わり、水深8mでスタート。
すぐに船中1尾目が釣れたがその後が続かない。
前日も午前は厳しく、午後からアタリが増えたとのことで、午前中は厳しい展開となりそう。
そんな中、竿先がモタレるアタリがきた。
合わせると手応えはあったが、PEとリーダーの結び目から切れてしまった。
掛かった魚を逃したことよりも自分の準備不足が恨めしい。
それを見ていた船長が、「リーダーを結びましょうか」と声をかけてくれた。
親切な船長のおかげで落ち込んでいた気持ちがパッと明るくなった。
これでいい気持ちで釣りができそうだ。
上げ潮に苦戦
釣りを再開してしばらくすると竿先に小さなアタリが出て、竿を上げると竿先が引き込まれた。
ところがその直後にテンションが抜ける。
また高切れしたのかと一瞬ドキッとしたものの、素早くリールを巻くと再びテンションが戻ってくる。
ハリ掛かりしたフグが上へ向かって泳いだようだ。
海面にフグの姿が見えたので竿を大きく持ち上げて船内に取り込むとチラシバリにしっかり掛かっていた。
船中で型を見ていない人がほとんどの中、ほどなく2尾目がヒット。
竿が引き込まれる強い引きに良型を確信してリールを巻く。
今度はチラシバリとカットウバリに掛かって上がってきた。
その後も午前は船中厳しい状況続くが、私はなんとか良型をもう1尾追釣できた。
午後になると上げ潮に変わり船中ポツポツとフグが上がり始める。
皆さん盛り上がっているが、私は波に乗れない。
潮がカッ飛んで道糸がトモ側へ大きく流されて仕掛けが吹き上げられてしまうため、こまめに入れ直してなんとか2尾を追加し、計5尾を数えたところで14時に沖揚がり。
釣果は22~36cmを一人2~13尾。
トラフグ、カワハギ、マダコが交じった。
午後から数をのばした人は仕掛けを浮かせないようオモリを重くして釣っていたとのこと。
私はこまめな入れ直しで対処しようとしたが、海中に仕掛けが入っている時間が短くなり数がのびなかったようだ。
次回、潮が速くなったときは工夫して釣りたい。
数的には悔しいが、幸い型には恵まれ十分な量のてっさを堪能。
最高気温37度と暑い一日だったが、強く吹いた風が汗を飛ばし、夏の釣行をすがすがしく楽しめた。
乗船MEMO
東京湾奥羽田
えさ政釣船店
03・3743・1585
▼備考=予約乗合、7時出船。
マダコ、カサゴ五目、タチウオへも出船
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隔週刊つり情報(2024年8月15号)※無断複製・転載禁止