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初日から大型ラッシュに沸く 飯岡沖のヒラメ好スタート

隔週刊つり情報編集部

6月1日、千葉県北部の銚子~九十九里飯岡エリアでヒラメが解禁となった。

今年の解禁日は土曜日と重なったためか、飯岡港は未明から多くのヒラメファンで大賑わい。

取材した幸丸では6隻すべてヒラメでの出船。

解禁当初は飯岡沖の水深30mと水深50mの根周りでの大型狙いがメイン。

初日は5.8kgを筆頭に4.8kg、4.5kgが上がり、3kg級は度たびヒット。

残念ながら全員にヒラメは行き渡らなかったものの、小型はほとんど交じらず2kg級主体と良型ぞろいの幕開けとなった。

例年のパターンなら今後しばらくは大型狙いが続き、梅雨明けごろからは中小型の数釣りを楽しめるようになる。

釣行の写真

アベレージは2kg級

九十九里飯岡沖のヒラメ釣りが解禁する6月1日、飯岡港の幸丸へ向かった。

飯岡はヒラメのメッカ、しかも解禁とあればめちゃくちゃ釣れそうな気がして心が躍る。

港に着いたのは3時。

今年は解禁日が土曜日と重なったせいか駐車場は大勢のヒラメファンの車で埋まり、釣具を抱えた釣り人が盛んに往来し活気にあふれている。

幸丸では6隻すべてがヒラメ狙いという大盛況ぶり。

私が乗船するのは向後真太朗船長が舵を握る38号船だ。

船のエンジンが始動するとライトが点灯。

船内に道具を積み込みタックルの準備をするお客さんの表情はやる気に満ちていて、一人一人にあいさつをするうち私も気合が入ってきた。

ここ数年は解禁直後から良型がそろい、5kgオーバーの大型も釣れているので、今年はどんな釣れっぷりになるのか楽しみだ。

船の写真

初日、幸丸のヒラメ船は6隻で満員御礼。緊張と不安の初出船を待つ

アベレージは2kg級

4時15分に18名の釣り人を乗せて出船、約1時間で最初の釣り場となる飯岡沖のポイントに到着。

各座席に20cm前後のエサのマイワシが3匹ずつ配られる。

「水深30mです。オモリは80号を使ってください。根掛かりに気を付けてください。どうぞ!」のアナウンスで釣りがスタート。

船長によると起伏のある根周りを風の強さや潮の速さなどを見ながらエンジン流しで狙うそうだ。

タナ取りは根掛かりしない程度でオモリが底を少し切るくらいでいいとのこと。

仕掛けについては大型が掛かると6号ハリスでは切られることがあるため8号を推奨している。

最初の流しは青物が回遊していて左トモ4番でヒラマサ、右ミヨシでワラサが上がる。

筋を変えての2流し目はヒラメが集まるスポットを通過したようで、右ミヨシ2番、3番、トモ2番でいずれも2kg級のヒラメが上がった。

その後も船内でポツポツとヒラメが釣れる中、とくに好調なのが右ミヨシ2番、家族で乗船している西村小百合さん。

まだ1枚もヒラメを釣っていない方が半数以上いる中で、開始から2時間足らずで2kg級のヒラメを4枚手にした。

「飯岡の解禁日は初めてで、とても楽しみにしていました。大型が狙えるそうなので5kg級目指してがんばります」と小百合さん。

7時を過ぎると水深50mのポイントへ移動。

「二枚潮なのでオマツリを避けるため合図と同時に投入してください。間に合わないときは1回休みになります。準備はいいですか?始めてください」とのアナウンスで再開。

当日はビギナー連れのグループもいて2~3人が投入に間に合わないこともしばしば。

無事投入できた人には猛然とヒラメのアタリが出始めた。

まずは右ミヨシの西村勝さんの置き竿にヒット。

電動リールの中速で巻き上げて船長の差し出すタモに収まったのは3kgのヒラメ。

続いて右胴の間では村井さんの3.6mの長竿が大きな弧を描く。

慎重にヤリトリして上がってきたのは2.4kgのヒラメ。

この後すぐに同サイズを追釣した。

ほかにも右トモと左トモ3番の川上さんがそれぞれ3kg級のヒラメを取り込んだ。

「オモリが底に着いて糸フケを取ったときにはヒラメがイワシをくわえていて、すぐに竿先が引き込まれました」と川上さん。

事前に良型が釣れると聞いてはいたが、アベレージが2kg級とは驚くばかりだ。

当日はアタリから食い込みまで待つことなくすぐに竿先が引き込まれるケースがほとんど。

当地の解禁の取材は初めてなので、少し控えめに上々の釣れ具合ですねと船長に声をかけてみたが、「今のところ釣れるのは2~3kg級ばかりでしょ。ここに4~5kgクラスが交じらないと解禁日っぽくないんだよなあ……」と納得していない様子。

後半になるとサイズも徐々にアップして、手持ちで狙っている方はもちろん、置き竿の方にもアタリがきて、船内のそこかしこで竿が勢いよく大きな弧を描く。

釣行の写真

大型狙いのときはハリス8号を使用

釣行の写真

ワラサも交じった

イワシエサの付け方と注意点

真太朗船長は親バリを口掛け、孫バリは背掛けを推奨。

エサ付けのコツは、軽く握って親指と人差し指でイワシの目を隠すように握るとおとなしくなってハリを掛けやすい。

大型ラッシュでフィニッシュ

残り1時間。

右ミヨシの小百合さんにまたヒット。

この日6枚目となる4.5kg級のヒラメを釣り上げ、「記録を更新できました。うれしいけど、やはり5kgの壁は高いですね」と釣り上げたヒラメを重そうに持ち上げる。

小百合さんを撮影していると今度は左ミヨシ4番の牧野さんがファイト中。

上がってきたのは4.8kgのヒラメ。

「これを釣りにきたんですよ。アタリが少なかったですが、やっと釣ることができました!」と牧野さんは興奮気味に話す。

これで終わりと思ったら、左胴の間の松本さんにも大物らしきがヒット。

一進一退の攻防の末、大ビラメが浮上。

竿を立ててタモへ誘導し、取り込まれたのは初日最大の5.8kg。

船内は大いに盛り上がった。

「こんな大きなヒラメは初めて釣りました。解禁日はすごいですね」とうれしそうな松本さん。

幸丸ではこの日から「ヒラメ大板祭り」を開催。

5kg以上を釣り上げた松本さんには幸丸ヒラメ無料乗船券が贈呈された。

おめでとうございます!

その後小百合さんが7枚目のヒラメを上げたところで沖揚がりを迎えた。

釣果は0.5~5.8kgのヒラメを一人0~7枚。

ヒラマサ、ワラサ、イシナギ、マハタ、カサゴ、マトウダイ、マダコが交じった。

近年、当地の解禁直後は大型が多く釣れるとあって注目を集めていたが、今年の解禁日も昨年に引き続き大型が乱舞。

期待どおりに4~5kg級が出ただけでなく、別船では最大7.4kgも上がった。

最後に解禁日の感想を船長にうかがうと、「最後に4~5kgのヒラメが出たのでまあまあよかったね。まだ見ていないポイントもたくさんあるので今後しばらくは大型が期待できるんじゃないかな!」とうれしいコメントで締めくくってくれた。

釣行の写真

4.8kgのヒラメ。このサイズになると引きも強烈

釣行の写真

4.5kgを頭にトップ7枚を釣り上げた西村小百合さん

釣行の写真

3kg級のヒラメ。後半になるにしたがいサイズアップしていった

INFORMATION

九十九里・飯岡港  幸丸

0479・57・2258

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