毎年、初釣りは東京湾奥横浜本牧、長崎屋のシロギス釣りが恒例となっていて、今年は1月2日に釣行した。
船宿で受付をして、船着き場へ移動する。
乗船客は12名で私は空いていた左舷ミヨシ3番に入る。
8時に出船し、20分ほど走って中ノ瀬の水深19mに到着。
「仕掛けを投げられる人は投げて広く探ってみて。エサのアオイソメはとにかくていねいに付けてください。付け方は頭部にチョン掛けです」と船長からのアナウンスで開始。
アオイソメを半分に切ってチョン掛けにした胴つき2本バリ仕掛けを前方へ軽く投げ入れる。
釣り方は胴つき仕掛けのシャクリ釣り。
これは10秒に1回くらいのペースで空シャクリを繰り返す釣り方。
オモリが着底して次のシャクリに入るまでの間にユラユラと落下するエサをシロギスが吸い込んでいるので、アタリを取らなくても次のシャクリが合わせになり自動的にハリ掛かりしてしまう。
10秒待つ間にアタリがあれば即合わせする。
開始早々、隣の女性がシロギスを連発するが私にはアタリがない。
周りでもポツポツとシロギスが上がっていて出遅れてしまった。
おそらく軟らかい竿を使っているためシャクっても仕掛けがあまり動いていないようだ。
初物をゲット
2流し目は竿を大きくシャクることを意識する。
これが奏功しようやく初物を釣り上げた。
ここから調子が上向いてシャクリのタイミングもバッチリ決まり20cm前後のシロギスを連発。
続いて10秒待っている間に強いアタリがきた。
良型に期待しつつリールを巻いていると時折竿をたたいて抵抗するのでシロギスではなさそう。
慎重にヤリトリしていると船長がタモを持ってやってきて、「ホウボウかな」と言う。
海面に見えてきたのは船長の予想どおりホウボウで、スパッとタモ取りしてくれた。
正月に縁起がいい赤い魚を釣ることができ気分が上がる。
さらに竿先を引き込む明確な強いアタリ。
ゴンゴンと竿先が引き込まれる。
またホウボウかと思っていると、海面に浮かんできたのはずんぐりとした茶色い魚体のヒガンフグ。
もったいないが海へお帰りいただいた。
10時半に潮止まりとなると、ペースダウンしてしまう。
シャクったあとの待ち時間を長くしたり、シャクリの幅を変えたりして色いろ工夫してみても数がのびない。
沖揚がり直前で立て続けにアタリがくるがいずれもイシモチ。
本命を追加することなく14時10分に沖揚がり。
釣果は13~23cmを一人20~121尾。
隣の女性は41尾、私は20尾。
まさかスソになるとは思わなかった。
それにしてもいつものタックルや仕掛けを使っていても、潮の流れ、釣り座などで大きく影響を受けるものだと改めて認識した。
釣りはやっぱり奥が深く、今年も釣りの迷宮から抜け出せそうにない。
帰宅後、良型のシロギスとホウボウは刺身、中小型のシロギスは天ぷらとかき揚げに。
冬のシロギスは脂の乗りがよく大変美味だった。
今年の釣りの抱負は、「楽しんで釣っておいしく食べる」。
この一年はこれでいくつもりだ。
乗船MEMO
東京湾奥横浜本牧
長崎屋
045・622・8168
備考=予約乗合、8時ごろ出船。
ルアーシーバス、ライトアジへも出船
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隔週刊つり情報(2024年2月15号)※無断複製・転載禁止