11月15日、南房白間津港の海正丸へシマアジ狙いで訪れた。
5時に集まった乗船者は平日にもかかわらず10名と盛況。
私は左舷胴の間に入る。
5時半過ぎに出船し、南に約20分走ったところでポイントに到着。
「水深19m。12mから探ってください」と船長からのアナウンスで投入。
指示ダナまでビシを下ろしてハリスが潮になじむのを待つ。
コマセを振り出しながら付けエサのオキアミやウイリーバリを魚に追わせるイメージでシャクリ上げていく。
シマアジが連発
1投目。
2m探ったあとの次のシャクリで竿がガンという衝撃とともに止められて竿先を揺さぶるようなシマアジ特有の引き込み。
魚に主導権を与えるとハリ穴が広がりバラシの原因になることが多いので、2回目の鋭い走りを竿の弾性でしのぐ。
船長の差し出すタモに収まったのは1.3kg。
その後、流し変えをしながら1時間半が経過。
私は同サイズを2尾追釣、同船者にも次つぎにアタリが訪れ、船長はタモ取りに大忙しだ。
3流し目。
指示ダナの19mまでビシを落とし、シャクリ上げようとした次の瞬間、竿先が海面へ引き込まれ、道糸が10mほど引き出された。
水深は23m。
これ以上道糸を出すと根に入られるかもしれない。
ドラグを締めて強引に巻き上げるが、3回目の引き込みでハリス切れによる無念のバラシ。
それを見ていた船長から、「今のはデカかったね」と声がかかる。
後半戦になり、コンスタントにシマアジを上げていた常連さんのアドバイスでハリスを8号から6号にチェンジ。
潮が動き出し、時合に合わせて船長は最初に狙ったポイントへ向かう。
指示ダナの12mでビシを止め、2mほどシャクリ上げると明らかにシマアジと分かる強烈なアタリ。
取り込んだのは1kgクラスのシマアジ。
「さあ、ラストスパート。頑張ってください」とのアナウンスに背中を押され、イサキやメジナ、イナダなどのゲストを交えて1kg前後のシマアジを3尾追釣し、11時の沖揚がりを迎えた。
釣果は0.9~1.3kgのシマアジが一人1~9尾と乗船者の笑顔が眩しい一日となった。
「この時期でも水温は22度と高いので、まだまだ数釣りは期待できます」と船長。
私もバラしてしまった大きな忘れ物を取り返しに再チャレンジしたい。
乗船MEMO
南房白間津港 海正丸
0470・43・1382
▼備考=予約乗合、5時半集合
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