久しぶりにマルイカを釣りたい気持ちに駆られ、最近コマセダイでお世話になっている三浦半島剣崎松輪港の一義丸へ6月17日の予約を入れた。
しばらくコマセ釣りに傾倒していたため、マルイカ釣りは9年ぶり。
ブランクを埋めるため釣行前に本誌を読み返し、動画を見ながら道具箱からタックルやスッテを探してみたけれど、どれも時代錯誤。
ゼロテン釣法が主流らしいのでゼロテン仕様の竿を新調、仕掛けは船宿で購入した。
目標は晩酌のツマミに最低3杯、家族分を加味すると7杯、あわよくばツ抜けしたい。
5時15分ごろに離岸し、5時半にポイントへ向かう。
ほどなくしてスローダウンしバックギアが入ると、体が覚えていたのかオモリを手に握り締めていた。
反応に乗せた船長から、「はいどうぞ、45mです」と合図があり一斉に投入。
まずは着乗りを狙う。
着底後に穂先を持ち上げる乗りを確認するが不発。
続いてタタキを5~10秒入れ、船の上下動に穂先を追従させて仕掛けが安定したら2~3秒アタリを見て空合わせを入れる。
数回タタキと止めを繰り返して、さらに巻き落としもやってみたがイカの反応が抜けてしまったようで潮回り。
移動が速いようだ。
よし乗った!
こまめな流し変えが続く中、ミヨシではマルイカを取り込んでいるが、私にはまだイカの触りが感じられなかった。
おそらく触っているのかもしれないがまだ勘が戻らない。
あきらめずにタタキと巻き落としで誘い続けるとイカパンチのようなアタリ。
すぐさま合わせるが掛からない。
もう一度たたいて空合わせをするとグッと竿先が重くなる。
緩めないように仕掛けをたぐると一番下のスッテに乗っていた。
釣ったというより釣れた感は否めないが、うれしい1杯だ。
その後はゼロテンで掛けたのか?掛かったのか?微妙な感じで合わせて1杯また1杯とマルイカを取り込み計7杯に。
もう少しでミッションクリアだが、あとが続かない。
だが船は流し続けているので釣る人は釣っているのだろう。
ただ私にはアタリが出せない。
これまでスッテを交換しなかったが、思い切って真ん中に蛍光イエローの40mmのスッテを入れて投入したところ初のダブル。
さらにもう1杯追加し、ミッションをクリアしたところで13時に沖揚がを迎えた。
反省点は多いが、久しぶりのマルイカ釣りは悩みながらも楽しめた。
帰宅後は、いざ晩酌。
マルイカの刺身は甘みが強く絶品。
ゲソはボイルでプリプリ。
「いや~うまい!」と舌鼓を打っていると長男から「早いけど父の日プレゼント」と高級ウイスキーの響。
イカ好きの彼とグラスを傾け、今回は心に響く釣行となった。
乗船MEMO
三浦半島剣崎松輪港 一義丸
046・886・1453
備考=予約乗合、5時15分出船。イサキ、マダイへも出船
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隔週刊つり情報(2023年8月1号)※無断複製・転載禁止