何種もの魚を味わえる　相模湾のウイリー五目

梅雨の中休みとなった6月19日、相模湾腰越港・政美丸のウイリー五目に釣行した。

色いろな魚種が釣れる五目釣りは、一度に何種もの魚を味わいたいときにおすすめ。

中でも脂の乗ったアジや旬のゴマサバは垂涎の的、果たして何目の美味な魚に出会えるかワクワクである。

5時に到着し、受付を済ませてから駐車スペースに車を停め、用意された氷をクーラーに詰めて船に乗り込む。

当日の乗船者は9名。

私は右舷トモの釣り座に入った。

付けエサ用のオキアミが配られ、準備が整った6時に出船。

真沖に進み、15分で江ノ島裏のポイントに到着。

海面からの指示ダナ55mでスタートとなる。

釣り座に準備されたアミコマセをコマセカゴに8分目ほど詰めて投入。

底まで沈めると根掛かりするので、指示ダナで仕掛けを止め、1回コマセを振って待つ。

何度かこの動作を繰り返していると、クンクンと竿先がたたかれた。

小気味いい引きを楽しみながら25cm級のアジを釣り上げる。

次の投入も同サイズのアジ。

やっと活性が上がってきたと思ったら、今度はサバが回り出し、指示ダナに仕掛けが届く前に止められてしまう。

船は東へ15分ほど走り、水深85mで仕切り直しとなる。

このポイントはアマダイも狙えるとあって、空バリ2本にオキアミを付けて投入。

着底後すぐに1.5m巻き上げ、そのタナで竿をゆっくり上下して誘いを入れる。

誘い下げ後20秒ほど待ち、再び誘い上げると待望のアタリ。

今日一番の引きを味わいながら浮上したのは淡いピンク色が美しい30cm級のアマダイ。

狙い的中に頬が緩む。

次の投入は着底後、すぐにブルブルッと魚信、さして抵抗がないまま中層まで上がってきたところで急に引きが強くなった。

取り込んでみると、下バリに30cmのムシガレイ、上バリに大きなサバが掛かっていた。

その後は再び大サバのオンパレード。

船長はサバを避けようと何度も小移動してくれるが、すぐにサバが回ってきてしまう。

それでもなんとか35cmのアジ、30cmのアマダイを追釣し、特大ゴマサバも5尾釣り上げた。

11時半を過ぎたころ、20分ほど移動し葉山沖で再開。

指示ダナは海面から25m。

開始早々ウイリー仕掛けに20cm級のアジが一荷で食ってきて、その後も連続してアジをゲット。

同乗者も次つぎとアジを取り込んでいる様子。

時折、初夏を告げるタカベも交じり出した。

釣り上げた直後のタカベはコバルトブルーの魚体に黄色いラインが鮮やか。

私もタカベを釣って釣果に華を添えようと手返し重視で頑張るが、とうとうタカベは手にできず、中アジを12尾追釣したところで12時45分に沖揚がり。

釣果は17～36cmのアジが一人8～16尾、アマダイ、タカベ、カサゴ、ホウボウ、イサキ、大中サバ多数。

私はアジ15尾、アマダイ2尾、ムシガレイ、ゴマサバ5尾（リリース多数）とおいしい魚に恵まれて大満足。

帰宅後はアジを刺身、塩焼き、煮つけに、ゴマサバはしめサバ、味噌煮にして思う存分うまい魚を味わった。

さて次は、夏本番のタカベを釣って、背越し料理をいただくとしよう。

相模湾腰越港　政美丸

0467・32・5203

▼備考＝予約乗合、６時出船