東京湾奥の夏のお楽しみといえば涼しい時間帯に釣りが楽しめる夜釣り。
取材した横浜の広島屋では、土日祝日限定で夕刻に出船し、21時ごろ帰港する夜メバル・カサゴ乗合が人気を博している。
釣り場は船着き場から航程15分の横浜沖と近く、水深も10m前後と浅いから初心者でも釣りやすい。
取材日は初めての方を含め8名が乗船し、15~27cmを一人10~28尾と全員が根魚の引きを満喫。
釣れるのはカサゴが主体だがメバルが交じれば20~25cm級の良型ぞろい。
当宿は元町・中華街駅から徒歩5分とアクセス至便なうえ、貸し道具やライフジャケット完備で仕掛けも船宿で購入できる。
クーラー一つで身軽に釣行したい電車釣行派はもちろん、ファミリーやビギナー連れで楽しんでみてはいかが。
夜メバル&カサゴはだれでも手軽に楽しめる
出典:
夏の沖釣りは暑くてたまらないという人におすすめなのが涼しい時間帯に楽しめる夜釣り。
のんびり午後から家を出て、夜風に吹かれながら竿を出し、至福の時間が過ごせるとあって人気のメニューで、夏のレジャーフィッシングとしてもおすすめ。
東京湾の夜釣りは根魚狙いが主体。
夜メバル・カサゴ、夜カサゴなど看板は船宿によってまちまちだが、出船は宿によって土日祝としたり、土曜のみだったりと様ざま。
千葉市寒川の守山丸、江戸川放水路の高津遊船、深川の吉野屋、品川のひらい丸、南六郷のミナミ釣船、横浜の渡辺釣船店、広島屋、金沢漁港の忠彦丸、金沢八景の一之瀬丸と、多くの船宿で釣り物にしている。
そんな中で今回取材したのは東京湾奥横浜の広島屋。
土日祝限定で出船。
夕刻に出船し、21時ごろに帰港する夜メバル・カサゴ船を出している。
釣り場は航程15分ほどの横浜沖で岸壁際の水深10m前後を狙う。
東京湾では昔に比べてメバルの魚影が薄くなっているのか、15~25cm前後のカサゴがメインに釣れている。
メバルは釣れれば20~25cmの良型がそろう。
メバルのアベレージは20~25cm
出典:
明るいうちはカサゴが優勢
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アジやシロギス用タックルを流用
広島屋では使用オモリが10号なので、竿は全長1.8m前後で6:4~7:3調子のゲームロッドなどが使いやすい。
リールはPE1.5号前後の道糸を巻いた小型両軸を組み合わせたタックルが基本だが、同宿では日中にシロギス船やライトアジ船に乗船した方が夜釣りも楽しむケースも多く、そんなときはシロギスやアジ用タックルを流用しているとか。
仕掛けは胴つき2~3本バリで、扱いやすさと手返しのよさから船長のおすすめは2本バリ。
船宿仕掛けは全長1.5m、幹糸1.5号、枝ス1号30cm。
エサはアオイソメ。
頭の硬い部分へハリを刺し1匹のまま使う。
エサが長いときは5~7cmに切って使おう。
基本は底付近でアタリを待つ メバルは誘い上げも効果的
釣り方の基本は、オモリを船下へ下ろす、もしくは軽く前方へ投入する。
着底したら糸フケを巻き取り、底ダチを確認したら船の揺れでオモリが底をたたくのを目安にしてわずかにオモリを浮かせて待つ。
基本的にはそのまま待っていればいいのだが、海底形状の変化もあるからオモリが底に着いたら軽く持ち上げ、船が揺れてもオモリが底に着かないときは仕掛けが浮き過ぎているので底ダチを取り直す。
また、活性の高いメバルが浮いていることもあるので、状況によってはジワ~ッとゆっくり、竿で誘い上げると効果的なこともある。
根掛かりを恐れて仕掛けを動かし過ぎるとアタリが減るので気を付けよう。
また投入からしばらく待ってアタらないときは仕掛けが絡まっていることが多いので、いったん回収して確認したほうがいい。
いずれの場合も早合わせは禁物。
しっかり食い込ませて、竿先が絞り込まれてから竿を立てて合わせを入れ、巻き上げる。
海面に魚が浮上したら竿を立てて魚を寄せ、幹糸をつかんで船内に取り込もう。
このサイズの引き込みは強烈
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暗くなってからもカサゴがよく釣れた
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仕掛けを軽く投げて底付近をていねいに探ると30cm級のキジハタが上がった
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IN F O R M A T I O N
東京湾奥 横浜 広島屋
045・622・8615
▼備考=予約乗合、17時15分出船。ライトアジ、シロギスへも出船
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隔週刊つり情報(2023年8月1号)※無断複製・転載禁止