3年目に突入したBグル隊+G 今回は鹿島沖のショウサイフグにトライ
Bグル隊+Gも3年目に突入。
いつもグダグダな連載ではありやすがお付き合いくだされ。
今回の選んだ釣り物は茨城県鹿島沖のショウサイフグ。
鹿島沖といえば40cm級の大型も期待できるフグファンに人気の釣り場。
そんなに大きいフグを釣ったことがないわが隊としては、ぜひとも釣って味わってみたいもの。
ワクワクしながら外道担当の近田と行ってまいりやした。
お世話になったのは茨城県鹿島港の利喜丸。
当日は4時に集合し4時半に出船。
5時過ぎに鹿島沖の水深25m前後に到着。
付けエサのアルゼンチンアカエビが配られて開始となった。
とりえず常連さんたちの釣り方を見ていると仕掛けを底に着けてゼロテンションで待ち、時折軽い誘いを入れている。
湾フグみたいな感じでありますな。
早々に25cm級の本命がキャッチされ同サイズを立て続けに上げる人もいたが、長くは続かない。
「このところずっとシケだったからね。今日は厳しいかも」と大川紘嗣船長。
シケなどで底荒れしちゃうと、途端にフグの機嫌が悪くなっちゃうのよね。
しかし物乞い隊になるのだけは避けたい。
撮影用の食材を確保するべくオレも竿を出す。
開始1投目でフグが釣れ上がり期待が高まる
出典:
プロフィール
(右)竹田信彦隊長(左)近田憲男隊員
出典:
隊長:竹田信彦
釣り歴は40年以上だが腕は相変わらずビギナー程度のビンボーライター。
釣った魚で飲むことが生きがいだが、最近はγGTP がうなぎ登りでいつも医者の怒られている53歳のオッサン。
隊員:近田憲男
沖釣りも料理もかじった程度の知識しか持たない外道料理担当。
食欲が旺盛で腹を満たすためなら皆さんが持ち帰らないような外道も食らう。
白飯に合うゲドゥーのレシピが大好きなアラフィフ。
いきなり隊長に40cm級の本命 外道も多彩で楽しい鹿島沖
常連さんたちの釣り方をまねてゼロテンションと軽い誘いを繰り返していると、モゾモゾッというアタリ。
間髪を入れずに合わせるとドスン!という衝撃とともに竿が絞り込まれた。
なんだかメチャクチャ重いしよく引く。
慎重巻き上げて取り込んだのはなんと40cm級の本命でビックリ。
フグも大型になるとあんなに引くんだということを知りやした。
これで料理が作れると一安心して釣り続けるとココンとアタリ。
バシッと合わせると重いけど今度は引かない。
上がってきたのは塩焼きや干物すると抜群においしいムシガレイ。
次の投入ではズン!ときてやたら重い。
ややあって近田がタモ取りしてくれたのは超うれしい1kgオーバーのマダコ。
「隊長、僕の仕事取らないでくださいよ~」と近田はほざいていたが、タコは絶対にオレが持って帰るから。
「おお~、いいタコ釣ったね。鹿島沖のタコはうまいよ」と常連さん。
フグとタコでキューッとやれると思うと心からうれしい。
大川船長に感謝、感謝でありやす。
近田も竿を出すと20cm級に続き40cm級の本命もキャッチして破顔一笑。
なんだかわが隊にとっては上出来すぎる展開。
2人とも気分が高揚し笑いがこぼれる。
そんな中、またまたオレにヒット。
今度のは強烈に重くリールのドラグが滑る。
ややあって上がってきたのは1.5kg級のヒラメでビックリ。
このヒラメと先ほど釣ったムシガレイは近田のクーラーへ。
いやはや楽しいのなんのって。
外道も多彩でビッグサイズが釣れる鹿島沖のショウサイフグ。
すっかりファンになっちゃいましたね。
40cm級のフグを釣り上げて大はしゃぎ。「大好物の空揚げにしやす」
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1㎏オーバーのマダコを釣り上げ大喜び。素早く絞めて自分のクーラーに入れる。外道ですよね、それ……
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マダコに続いてヒラメもキャッチ、もう笑いが止まらない
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船長に教わったフグ釣りのコツ
着底したら糸フケを取り、ゼロテンションを保持しアタリを待つ。
5~10秒に1回約20cm幅(ハリス分)でシャクり、竿をゆっくり下ろす。
これを繰り返す。
大きなシャクリはエサに寄ってきたフグを驚かせ散らしてしまうので気を付けよう。
鹿島沖の夏フグでエンジョイ! 強烈なドスンが味わえます
当日は20~40cmのショウサイフグがトップ10尾。
ほかにアジ、ハナダイ、ガンゾウビラメ、ムシガレイなどが交じった。
「海が落ち着いてくれば釣果は数、型ともにもっとのびると思います。ぜひ夏フグを楽しんでください」と大川船長。
ちなみに釣ったショウサイフグは船宿でさばいてむき身にしてくれるので安心。
帰ってからも楽ちんでありやす。
40cm級のフグがドスン!と掛かったときの衝撃はまさに興奮モノ。
アドレナリンが出まくりで一度味わうとクセになりやす。
ぜひとも皆さんも出かけて強烈なドスン!を味わってくだされ。
大型のフグは引きが強い
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ゼロテンションで待ち、アタリをとらえてフグを掛けた
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30cm級のムシガレイが乱舞
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お客さんの部屋 浦田 崧さん
利喜丸にはかれこれ20年以上通っています。
とにかくアットホームな雰囲気がいいですね。
船長がとても親切で釣り方など色いろ教えてくれるし、いつも釣らせてくれるので、毎回釣行するのが楽しみなんです。
ショウサイフグの持ち帰り方
船宿でさばいてむき身にしてもらったフグはジッパー付きのビニール袋に入れ氷でキンキンに冷やして持ち帰ろう。
とくに夏場は氷が溶けやすいのでクーラーには氷を多め入れておくことが大切。
近田隊員の戯れ言
隊長が久しぶりのの活躍を見せ、私が竿を出す前にムシガレイ、マダコ、ヒラメと外道を釣り上げて食材を確保してくれました。
当連載では沖揚がり直前まで食材をゲットできないことがたびたびあり、ハラハラすることばかりでしたが、今回は余裕を持って釣りができました。
いつもこうありたいものです。
ショウサイフグはおまかせ
茨城県鹿島港 利喜丸
0299・82・5762
備考=4時集合。根魚五目、一つテンヤマダイへも出船
Bグルレシピ 竹田隊長のイチ押し!
ショウサイフグの空揚げ
ショウサイフグは大好きな空揚げにしてサルサソースでいただきやした。
カリッ、フワの食感にサルサソースの酸味と辛味。
ビールに合いまくりで辛いものが食べたくなる夏にピッタリでありやす。
サルサソースは市販品でO K。
さらにパンチを利かせたいときはタバスコを足してくだされ。
ピリ辛味の空揚げをつまみながらビールをグビグビやればみんな幸せ。
ひと口食べたら間違いなくヤミツキになる味わいなので、ぜひお試しあれ!
①ショウサイフグをひと口大に切り分け軽く塩、コショウを振る
②①に片栗粉をまぶす
③②を180度に熱した揚げ油で2~3分揚げる
④あしらいの野菜とレモンを皿に盛り、サルサソース、タバスコを用意する
◆材料/ショウサイフグ、塩、コショウ、片栗粉、サラダ油、サルサソース、タバスコ、あしらい(キャベツの千切り、レモンのくし切り、パセリ)
ゲドゥーのレシピ 近田隊員のおすすめ
ヒラメのカルパッチョ
夏なのでカルパッチョにしてみました。酸味の利いたカルパッチョソースとオーガニッククレイジーソルトの岩塩やハーブが、さっぱりとしたヒラメのうま味を引き立ててくれます。
冷蔵庫で十分冷やすとおいしいですよ。
①下処理をしたヒラメを五枚におろす
②皮を引き、そぎ切りにしてオーガニッククレイジーソルトを振りかける
③ベビーリーフを敷き、その上に②を乗せる
④半分に切ったミニトマトを並べ、ポン酢大サジ2、オリーブオイル大サジ1をよく混ぜて全体に回しかけて完成
◆材料/ヒラメ、オーガニッククレイジーソルト、ポン酢、オリーブオイル、あしらい(ベビーリーフ、ミニトマト)
ゲドゥーでもう一品 ムシガレイの煮つけ
隊長にもらったムシガレイは、これまで塩焼き、干物を紹介したので今回は煮つけに。
甘じょっぱい煮汁を絡めた身を炊きたてのご飯に乗せるとおかわり必至のうまさです。
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隔週刊つり情報(2022年7月15号)※無断複製・転載禁止