4月24日、沖釣り艫会の飯田会長とマダイを狙って三浦半島剣崎松輪港の一義丸へ向かった。
右ミヨシ2番に私、3番に飯田会長と並んで座る。
5時45分に港を離れ、6時になって各船一斉にポイントへ向かう。
途中、船長のアナウンスがある。
「タナは上から指示します。ビシは底まで落とさないでください。指示ダナから5mほど仕掛けを落としてハリスをなじませて、コマセを振りながら指示ダナまで上げてください。アタリを待つときはタナが違うと船全体に迷惑がかかるので指示ダナより下に落とさないでください。リールのカウンターは信用せず道糸のマーカーで合わせてください。それと必ずテーパー仕掛けを使ってください。ハリのチモトにフロートビーズなどは不要です。仕掛けを沈めることを何よりも考えてください」
15分ほどで剣崎沖のポイントに到着。
水深45m、タナ20mで釣り開始。
しばらくして800gのマダイを釣り上げたが、その後はアタリが遠くなり、「沖のポイントに向かいます。長い仕掛け、重い仕掛けに結果が出ています」とアナウンスがあり移動となる。
水深77m、タナ55mのポイントで再開。
「今日はいいよ。絶対この反応は食うよ」と船長が魚探の反応を見て期待を寄せる。
ここで最初に竿を曲げたのは左ミヨシの方。
2kg級のマダイを釣り上げたかと思ったら、さらに1~1.5kg級のマダイを3連発。
9時15分、仕掛けをタナより5m下ろして2m刻みで3回に分けてコマセをまき、1m落とし込んで指示ダナに合わせた直後にアタリ。
大ダイに備えてズルズルにしていたドラグを少し締め直して巻き上げる。
取り込んだのは2.3kgのマダイ。
大ダイラッシュ
「ちょっとごめんなさい。みんな竿を上げて。デカいのきた」と船長のアナウンスに船内を見回すと、左ミヨシの方が慎重にヤリトリしている。
上がってきたのは今まで見たこともない8.8kgの大ダイだった。
「仕掛けが合っているんですよ。ハリスは15m、ガン玉を付けて重くしています」と教えていただいたので同じ仕掛けにする。
10時過ぎから右舷でもアタリが出始め、飯田会長が1kg級、続いて右ミヨシ4番の方が3kg級。
さらに再び右ミヨシ4番の方の竿先が突っ込むと、隣の飯田会長にもアタリ。
右ミヨシ4番の方が5.3kg、飯田会長が6.1kgを上げたのを確認したところで、ついに私の竿が海面に突っ込んだ。
ドラグを調節しながら引きを楽しんでいると左ミヨシの方がタモを構えてくれている。
「ハリス15mにしたらきましたよ。ありがとうございます」と私。
「なんでマネしちゃうんですか? 独り占めにする気だったのに」と左ミヨシの方は軽口をたたく。
そして上がってきたのは、自己記録更新となる67cm、5.1kgのマダイ。
その後は食いも落ち着き11時半に沖揚がりとなる。
釣果は8.8kgを頭にトップ7枚。
私も大ダイを上げ、心の底から楽しい一日となった。
乗船MEMO
三浦半島剣崎松輪港 一義丸
046・886・1453
備考=予約乗合、5時15分ごろ出船
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隔週刊つり情報(2023年6月1号)※無断複製・転載禁止