駆け引きがだいご味　東京湾のマゴチ上昇気配

2024年06月01日更新隔週刊つり情報編集部

中国にいる釣り仲間が一年ぶりに一時帰国するということで5月14日、東京湾奥金沢八景の弁天屋へマゴチ狙いで6人で訪れた。

出船前に船長からエサの付け方や釣り方などのレクチャーを受けて、片舷10名ずつ、乗船者20名で7時15分に出船。

「30分くらい走ります」と船長からのアナウンスがあり、大貫沖のポイントへ向かう。

ポイントが近付くとエサのサイマキ（小さいクルマエビ）が5匹ずつ配られる。

エサが弱らないようにハリ軸に対して真っすぐ刺し、開始の合図で仕掛けを投入。

水深18m前後、エサのサイマキが底上50cmをキープするイメージで釣るため、タナ取りは竿先を海面に向けた状態で底ダチを取り、竿先を1m持ち上げる。

軽くシャクるくらいの力加減でオモリを底から上げるとエビが動いて誘いになる。

早くも竿先に小さいアタリのような変化があり、引き込みを待つ。

しかししばらく待っても引き込まれないので、仕掛けを上げてエサの状態を確認すると元気なまま。

どうやら柔軟な穂先を持つタイラバ竿を使っていたせいでエビが跳ねた動きをアタリと勘違いしてしまったようだ。

しばらくすると船内のあちこちでアタリが出始め、40cm前後のマゴチが釣れ上がる。

仲間内でもビギナーの女性とベテランの男性の2人が本命をキャッチして喜んでいる。

一時帰国した釣り仲間はイネゴチを釣り上げた。

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アタリが遠くなったので移動となり、富津沖の水深4mに到着し大流しで広く探っていく。

3回目の流し変えで待望のアタリ。

食い込みを待たずに強い引き込みがきたので、しっかり合わせるとハリ掛かり。

数回リールを巻くとすぐ浮上し、取り込まれたのは48cmのマゴチ。

その後も2回アタリがあったが、どちらも取り込みでバラしてしまう。

そして先ほどマゴチを釣り上げたビギナーの女性が40cm級のヒラメ、さらにトラフグまで釣り上げる活躍を見せたところで14時の沖揚がり。

釣果は37～62・5cmのマゴチが一人1～8本。

タチウオ、ヒラメ、イネゴチが交じった。

夏に盛期を迎える東京湾のマゴチ釣り。

これからもアタリから掛けるまでの駆け引きを楽しみにチャレンジするつもりだ。