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[仲間や家族と沖釣りホリデー!貸し切り船ナビ(第22回)]東京湾奥金沢漁港 久保弘丸

隔週刊つり情報編集部

東京湾奥金沢漁港の久保弘丸は、看板のライトアジを始めカサゴやマゴチなど東京湾の人気ターゲットを心ゆくまで楽しませてくれる船宿。

常時仲乗りさんが同船して釣り人をサポートしてくれるので、子供やビギナーが多い釣行にもおすすめだ。

今回の釣り仲間

取材でお邪魔させていただいたのは、東京都羽村市の山崎佳奈子さんが代表を務めるタナドリ会の皆さん。

釣り物はライトアジです。

久保寺弘船長に聞きました! ライトアジのコツ

「アジのタナは底から2~3mです。タナを取ったら、仕掛けが潮になじむのを待ってコマセを振り出してください。それで3分ほど待ってアタリが出ないようなら、タナを取り直して再度コマセを振り出します。このコマセワークを1回の投入につき3回行ったら仕掛けを回収してコマセを入れ直してください。竿先にアタリが出たら、少し待って追い食いを狙ってみてください。うまくいけばアジを一荷で釣り上げられます。取り込むときは、腕を伸ばしてアジに近い部分のハリスをつかんで抜き上げるとバラシが少なくなりますよ。もし大型のアジやサバが掛かったときは声をかけてください。仲乗りの福井がタモ取りします」

釣り場の写真

当日の釣り場は金沢八景沖の水深30m前後

一番人気はライトアジ 初夏はカサゴやマゴチもおすすめ

久保弘丸の久保寺弘船長が舵を握るようになったのは高校を卒業してすぐのこと。

仕立船を始めたのは船長のお父さんの代からで、その歴史は50年以上になる。

4月中旬以降のおすすめをたずねると、まずは同船の看板メニューでもあるライトアジ。

釣り場は金沢八景沖や富岡沖の水深30m前後で水温の上昇とともに釣果ががぜん上向く。
 
20~25cm級主体に楽しめ、潮が濁り出すと水深15~20mの浅場で25~30cm級の良型が上がるようになる。

40cm級のマサバやイシモチなども交じってクーラーの中はにぎやかになるそうだ。

またアジに関しては観音崎沖や第三海堡跡周辺の水深40~80mを探るビシアジも受け付けている。

こちらは型狙いで30~40cm級の良型がそろう。

この時期はカサゴも面白く、横須賀沖や富岡沖の水深20m前後を狙う。

カサゴのサイズは20~25cm級が主体。

釣り方が簡単なのでビギナーや子供連れの釣行にもおすすめだ。

金沢八景沖や中ノ瀬のシロギスも上向くころで水深15m前後を探る。

20cm級の数釣りが楽しめ、中ノ瀬では25cm前後の良型も顔を見せるそうだ。

カサゴとシロギスはライトアジとのリレーも可能なので、欲張り派は予約時に船長に相談してみるといいだろう。

そのほかこの時期はマゴチも人気を集める。

釣り場は金沢八景沖の水深15~20mで、40~50cm級主体に60cmオーバーが上がることも珍しくない。

またゲストで1~2kg級のヒラメが交じることもあるとのこと。

もはや周年の釣り物となったタチウオも受け付けていて、主に走水~観音崎沖を狙う。

釣り方はエサはもちろんルアーやテンヤもOK。

タチウオのサイズは指幅4~6本クラスの良型が多く、初夏の盛り上がりを期待したいところだ。

久保寺船長は優しい人柄で実に親切。

仲乗りの福井正臣さんも面倒見がよく、ビギナーが多い釣行にはありがたいかぎり。

料金にエサ、氷のほか仕掛けが含まれている点も幹事にとってはうれしいところだ。

ぜひ家族や仲間を誘ってお出かけいただきたい。

釣行の写真

初心者もお土産たっぷり

釣行の写真

ライトアジはビギナーや子供も十分に楽しめる

看板のライトアジ トップは50尾以上の釣果 後半にサプライズも!

久保弘丸を訪れたのは3月20日のこと。

東京都羽村市の山崎佳奈子さんが代表を務めるタナドリ会の皆さんがライトアジで仕立てた船にお邪魔させていただいた。

7時20分に出船。

久保寺船長に近況をたずねると、釣り場は港からすぐの金沢八景沖30m前後。

15cm前後の小アジが多いものの、ときおり20~25cm級の中型も交えて数は十分に上がっているとのこと。
 
15分ほど走った所で開始となり、コマセが効き始めるとポツポツとアタリが出て15cm級のアジが取り込まれる。

その後はアジの活性が上がったようで、各所で投入のたびにアタリが出るように。

手慣れた人は次つぎにアジを釣り上げ、この日初めてライトアジに挑戦した加藤明子さんも初アジをゲットしてニッコリ。

仲乗りの福井さんに小アジの食味を聞いてみると、甘みが強くほんのりと脂が乗っていて刺身が最高とこと。

中盤戦に入ると20~25cm級の中アジも交じり、船上はなんとも楽しげな雰囲気。

いい人はこの時点で30尾以上の釣果を上げている。

「ライトアジはちょっとしたコツさえつかんでしまえば女性や子供も十分に楽しめるので最高です!」と山崎さん。

当日は女性の参加が多く、確かに皆さんとてもいい笑顔をしている。

後半戦もアジの食いは順調。

ほとんどの人が30尾以上釣っていて、50尾以上の人も。

イシモチも交じってお土産には十分といったところだ。

終了間際、左トモの尾崎一信さんにサプライズが起こった。

ハリ掛かりしたアジをウバ食いしたヒラメが上がったのだ。

最高のゲストを手にした本人は大喜び、いい記念になったようだ。

東京湾のライトアジはこれからがベストシーズン。

今度の大型連休に家族や仲間を連れて楽しんでみてはいかがだろう。

釣行の写真

埼玉県富士見市の尾崎さんがアジをウバ食いした1.5kg級のヒラメを見事キャッチ

釣行の写真

釣れるアジはどれも黄金色でおいしそう

初ライトアジでした!by 加藤明子さん

東京都世田谷区の加藤明子さんはライトアジ初体験とのこと。

当日の感想をうかがってみました。

「今までは船酔いが怖くて敬遠していたのですが、どうしてもアジを釣ってみたかったので酔い止めを飲んで参加しました。幹事の山崎さんや仲乗りの福井さんが釣り方をていねいに教えてくれたおかげで、うれしいことに20 尾以上のアジを釣ることができました。心配していた船酔いもなく本当に楽しかったです。エサのイソメはまだちょっと苦手ですが、すっかりアジ釣りにハマっちゃいました。次回もぜひ参加したいです」

中盤には、投入から取り込みまで自分でできるようになった加藤さん。

今後は様ざまな釣りにチャレンジしてみては!

久保弘丸のココが 好き!

幹事の山崎佳奈子さんに聞きました!

優しい船長と仲乗りさんがよく面倒をみてくれるので、ビギナーや女性を連れてきやすい船宿です!

「久保弘丸は私が代表を務めるタナドリ会で、月イチのペースで利用させてもらってます。優しい船長と仲乗りの福井さんが本当によく面倒をみてくれるのでビギナーや女性を連れて行きやすいです。釣りをしながら友達とおしゃべりしたり、お菓子を食べたりと私たちのペースで釣りを楽しめるのがいいですね。心からリフレッシュできます。アジのほかにマゴチやスミイカなどにも挑戦していて、今年も久保弘丸で色いろな釣りを楽しませてもらおうと思っています」

ご協力ありがとうございました。

東京湾奥金沢漁港 久保弘丸

船宿の写真

船宿は乗船場の目の前

船の写真

船は15tの大型船で釣り座は広びろ。「20名までが釣りやすい」と船長

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