ここ最近は多忙で釣行できず、疲れた体に乾ききったお肌、何より心の潤いを脂の乗ったクロムツ(ムツ)を釣って満たされたい。
そんな思いで3月13日、三浦半島三崎海外港の伊三郎丸へ2カ月ぶりに釣行した。
前日はトップ18尾、コンスタントに2ケタ釣果が上がっており好調とのことで、期待に胸を膨らませて港に到着。
集合時間の6時前に受付が始まる。
この日は4名が乗船し、私は右舷トモに釣り座を構えた。
全員の準備が整ったところで出船。
仕掛けは全長9m、5本バリの胴つき仕掛け。
エサには船宿支給の冷凍のカタクチイワシを使用する。
ポイントには20分ほどで到着。
普段はミヨシから順番に投入するのだが、座席の余裕もあったためか一斉投入するようだ。
反応を見つけた船長から投入の合図が出た期待の一投目。
「水深220m。徐々に浅くなっていきます」とアナウンスがある。
真っすぐに仕掛けは落ちていき、リールのカウンターが230mを表示したところで着底を確認。
糸フケを取って誘い始めようかなと思った矢先に早くもアタリ。
グングングンッといかにもクロムツっぽいアタリだが、様子を見ていると、サバが食ったような竿先がフワッフワッと水平に戻ってしまうアタリもある。
とりあえず追い食いを狙い、1mずつ巻き上げながらタナを探ると重量感も増してきたので巻き上げ開始。
本命なら断続的な引き込みがあるが、終始ガクガクブルブルとムツかサバかの判断が付かないので中速で巻き上げていく。
海面まできた仕掛けをたぐり海中を覗き込むと、「あれ?まさか全部ムツ?」この釣りで初めてのパーフェクト、しかも良型ぞろいでエキサイティングな幕開けとなった。
その後も好調継続
続く流しでも一荷。
果たして今日はどうなってしまうのかと今後の展開を想像して鼻息が荒くなる。
さすがに朝一だけのモーニングサービスだろうと自嘲気味に考えながら投入した3投目。
アタリは出たもののハリ掛かりが悪かったのか巻き上げ途中に外れてしまった。
やはりそんなに甘くないかなと思いながら流し変えのタイミングで仕掛けを交換する。
船長は水深250mのポイントへ小移動。
ここでは底から1.5~3mの間でアタリ。
仕掛けを上げてみると下バリに食ってきた。
3投連続で下バリにムツが付いていたので、その後はアタリがきたらすぐに巻き上げるようにして1尾ずつ追加していく。
9時を回ったころには15尾ほどのクロムツでクーラーが埋まってきた。
そして後半戦。底から1.5mで待っているとアタリ到来。
掛かった魚に仕掛けを動かしてもらい、食いを誘発するように待ってから巻き上げてくると4点掛けに成功。
12時45分に沖揚がり。
久しぶりの海はいい釣果に恵まれ最高の釣行となった。
乗船MEMO
三浦半島三崎海外港 伊三郎丸
046-882-1443
備考=予約乗合、6時集合
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隔週刊つり情報(2023年4月15号)※無断複製・転載禁止